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「ブラッスリー・ノット」は日本の最東端ブルワリーか?

札幌の Beer+MaltWhisky バー「Maltheads」(モルトヘッズ)です。
…と、書き始めるのがnoteのお作法なんですね。お行儀が良くて好きですwので踏襲します。

noteはじめます」と書いてから、はじめての記事です。

まずはダブル宣伝

久しぶりにビアジャーナリスト活動で記事(当記事と区別するため「JBJA記事」とします)を書きました。
https://www.jbja.jp/archives/34154

そしてこのJBJA記事は、道東・鶴居村で起業しようとしている「ブラッスリー・ノット」クラウドファンディングのPR記事でもあります。ぜひ、さらなる応援をお願いします!

JBJA記事は「ブルワー不足問題」に焦点を当て、単調なPRにならないように気を付けてしっかりと書いています。ぜひご一読ください。なんなら当記事を読むのを中断しても!

それはともかく、以下はJBJA記事からのスピンオフです。

日本最東端?

さて、このJBJA記事を書く際に調べたことがありました。
それは、「ブラッスリー・ノットは日本最東端のブルワリーになるのではないか?」ということです。

現在の「日本最東端ブルワリー」は、網走の網走ビールです。

余談:網走ビールは長らく「日本最北端のブルワリー」でもありました(*)が、2019年に北海道・美深町に「美深白樺ブルワリー」が誕生して、現在は「最東端」のみのホルダーとなっています。
(* これも旭川の大雪地ビールと経度を比べると面白い結果になります)

しかし、この地図で「ブラッスリー・ノット」の位置を見ると、金色の線の先端が網走あたりですので、「もしかして、最東端更新?」にも見えます。

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そこで、Googleマップから東経データを取るとこのようになりました。

網走ビール:東経144°15' 58.397"
ブラッスリー・ノット(旧・茂雪裡小学校):東経144°15'39.9"

経度(そして緯度も)は、「度」以下が時計と同じく「分」「秒」で表現されます。60秒=1分です。

つまりは、わずか「18.5秒差」で網走ビールの方が東にあることになります。網走ビールの「日本最東端ブルワリー」ホルダーはキープされたのでした!

18.5秒だけ…

「でもね。18.5秒ってどのくらい?」とピンと来ない方も多いでしょう。

経度は、日本付近(*)では角度1秒=約25mです。(*地球は球体なので緯度により距離が変わります。南北の極点はもちろん経度ゼロmとなります)

経度18.5秒は、約462mです。たった500m!

さらに分かりやすくするために、ブラッスリー・ノットがそのまま北上したら網走付近ではどこになるか?という図を作ってみました。

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JR釧網本線上の緑色のマーク(わかりやすく線路上に配置)を通る縦の線が、ブラッスリー・ノットの経度となります。

本当にちょっと。惜しい!

…などということは、ブラッスリー・ノットの植竹さんはまったく気にしていませんでした(笑)。そりゃ、味には一切影響しませんからね。

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忽布古丹でのサービスショットです

日本の端っこのブルワリーは4つになった

この記事のネタは、地理好きの筆者がちょっと気になって調べた事柄にすぎません。しかし興味のある方は、ぜひ「最西端」「最南端」も調べてみてください。これも「ちょっとの差」です。

それを調べると分かることがあります。ほんのちょっと前までは「最東端・最北端」と「最西端・最南端」は一緒で2つだけだったのが、今はちゃんと4つに分かれてますよ、というお話です。こういうの、いかにも「びあけん」に出題されそうなトリビアですね。( ´艸`)

最後にもう一度宣伝

当記事内の画像は、ブラッスリー・ノットのクラウドファンディング記事から引用しました。こちらへの応援も、まだまだお願いします!

https://camp-fire.jp/projects/view/379882


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