池袋ジェイズ・バー96ネヴィス祭(07)
3月23日(木)
本日より第7回96ネヴィス祭が始まります。
これまでも何度か同じことを書いてきましたが、僕が96ネヴィスを追いかけ始めたその初期の頃、主にバーボン樽系の96ネヴィスが個人的な好みのようだ。という認識がありました。
シンプルな構成要素ながら伸びの良い96ネヴィスらしいフルーティを感じさせるものに引き寄せられていました。もちろん、それだけではないというのは明らかな事実ですが、軸に置いていたのはそのようなタイプ。
ゆっくりと様々なタイプの96ネヴィスを素直に評価できるようになりましたが、初恋の相手はなかなか忘れられませんね。
2014年から96ネヴィスを意識して追いかけてきた僕ですが、2020年頃になると「玉石混合」な様相を呈して来たなという感がありました。
2020年というと96ネヴィスも24年熟成を迎え始め、シンプルな伸びの良さだけではいられなくなったのかもしれません。そして、様々な構成要素の多彩さも愉しめるようになって来たのかもしれません。
今回ご紹介するのは、そんな頃に「やっぱり初恋の人のタイプが好き」と思わせてくれた2本です。
ベン・ネヴィス 1996 − 2019 22Yo
ARCHIVES / The Fish of Samoa
Hogshead , Cask N0.1862 , 53.5%
ベン・ネヴィス 1996 − 2020 23Yo
The Whisky Jury
Refill Hogshead , Cask N0.1372 , 50.4%
どちらも初恋のタイプの人ではありますが、この頃になると「少し大人っぽくなって来たな」と感じたことを思い出します。そのテクスチャーにグラマラスなボリューム感を愉しめてチャーミング。
お愉しみください。