財布の紐
きみちゃんはコザクラインコの中でもあまりメジャーなカラーではない為、グッズを探すとなると一苦労なのだが、一方で大変お財布に優しいと、言うことも出来る、…と、言うことも出来るのだが、その実、決して優しいものではない。
昨今、色々な素材を用いて自在に鳥グッズを生み出す個人作家さんも多く、中には気軽にオーダーを受け付けたり、オーダーでないながらも、軽く囁いてみると作って下さる作家さんもいたりして、むしろお財布の紐は緩みっぱなしなのだ。
きみちゃんはノーマルとタイガーチェリーの中間くらい、ややノーマル寄りと思われるが、年々、黄色の割合が多くなり、ノーマルらしさが薄れつつある。
言葉では説明しづらく、見る角度によって色味の具合も違って見えるものだから、作家さん泣かせではないかと一抹の申し訳なさを抱きつつ、オーダーする際は、あらゆる角度の写真を作家さんにお送りしている。
それでも2Dに過ぎない写真から得られる情報には限りがあり、そこから似顔絵や立体作品を生み出す作家さんの眼力は、本当に凄いと思う。
先日、ふと並べた作品と、きみちゃんご本鳥の後ろ姿が大変よく似ていることに気づき、改めて舌を巻いた。
激似やないか…!
もちろん、素材や作家さんの作風にもよるが、デフォルメなしで徹底的に「似せる」ことに心血を注がれる作家さんの作品は特に、感嘆を禁じ得ない。
そしてどの作家さんも、本当によく観察され、しっかりと特徴を捉えているからこそ、とんでもないところが驚くほど激似だったりして、かいぬしを驚かせるのだ。
そんな経験を何度もしているからこそ、作家さんは本当に凄いなと思うし、いつまでも活動を続けて欲しいと思う。
だからこそ、コザクラ…と呟いた(暗にリクエストした)以上、喜んで作品をお迎えするし、率直に作品を褒め称え、喜びを精一杯、表現していきたい。
ということで、もしこれをご覧になっていて、コザクラ、作ってやろう!という作家さまがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡下さい!
(デフォルメされた作品も大好きです!)
Twitter @malpighi