お掃除宣言
夜の放鳥タイムが終わると、お掃除タイムに突入する。月に一度の丸洗いとは別に、日々のお掃除は欠かせない。止まり木やハシゴ、オモチャ、フン切り網を洗い、敷いている新聞紙も交換し、ご飯とお水の量を量り、新しいものに交換する。
きみちゃんは日頃から少し水分の多いうんこさんをするので、実は一日でケージ内が結構汚れてしまう。その為、毎晩、新鮮なうんこさんはティッシュで、乾いてしまったうんこさんはウェットティッシュで拭き取る必要がある。
(※除菌・殺菌効果のない、ノンアルコールタイプを使用しています)
ところが、この作業をする時、ティッシュまたはウェットティッシュを持って手をケージの中に差し入れると、きみちゃん、手を追い出そうと迎撃することがある。
特に発情期に入っていると、ケージ自体が「巣」になる為、ただの(私の)手なら問題ないが、ティッシュを持った手は攻撃対象になるらしく、一瞬で指に穴が開き、とてもお掃除どころではなくなってしまう。
しかしそこは4年の付き合い。「お掃除」を理解しているきみちゃんの為の、魔法の言葉が存在する。
即ち、テンション高く、大きな声で
「お掃除しますよー!お掃除してますよー!うわぁー!お掃除したら綺麗になったー!ほーらきみちゃん、綺麗になったよー!お掃除ですよー!」
…などと、ちょっとしたイベントのように賑々しく宣言してから手を入れると、攻撃を免れることが出来るのだ!
宣言をじっくり聞いたきみちゃんは、「ああ、そうなの…」くらいの薄いリアクションで、羽のお手入れをしたり、ぼんやり見守ってくれたりして、無事にお掃除を終えることが出来る。
多少の気恥ずかしさは最初の数日のみ。慣れてしまえば何ということもないが、それでも噛まれないかどうかドキドキしながら、掃除中も常に宣言し続けている。
間違っても、徒らに我が家に盗聴器などを仕掛けないで欲しい。