読書記録1『チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン』変化を恐れないこと
新年早々読んだのは、全世界でベストセラーとなった『チーズはどこへ消えた?』である。
読んだきっかけはこのツイート。
子どもの頃、実家の押入れでこの本を見かけたことを思い出し、ちょうど実家に帰省していた私は母親にすぐにこの本を引っ張り出してきてもらった。
薄い本なのですぐに読むことが出来た。
1時間かかるかかからないかくらい。
2人の小人と2匹のネズミが、消えてしまったチーズにそれぞれどう対処するかという話で非常に取っ付きやすい。
しかしそのチーズというのはもちろん所謂「チーズ」ではなくて、読者が各々大事にしている仕事や恋人など、色々なものに普遍的に当てはめて読める。
取っ付きやすい外見をしていなから考えさせられることは中々深く、しかもあらゆる人が自分自身に当てはめて読めるのだから、これがベストセラーになるのは頷けた。
この本から受け取ったメッセージは、「変化を恐れるな」ということ。
この世で変化しないものは無い。
現状が非常に心地よかったとしても、それが永遠に続くことはない。
美味しくて気に入っていたチーズだって、大量にあっても食べていればいつか無くなってしまう。
その時に、新しいチーズをすぐに探しに行くのか、
無くなった現状を受け入れられず、チーズは絶対にまだあるんだとその場所に縋り付くのか。
物事は必ず変化していくということを受け入れ、
どう変化していっているのか、現状どのフェーズなのかよく観察し、
必要であれば変化を恐れず対処する行動を取る。
現状の幸せを失ってしまうとしても、
変化を受け入れ行動した先に必ず幸せはある。
物語の中でも、行動を起こした者から新しいチーズを見つけた。
変化を恐れない勇気を持つこと。
辛くても動いていればきっとどこかにたどり着くという希望を見せてくれる本だったと思う。