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2Dから3Dへ。土木の仕事を見える化するモデリング

橋梁の施工管理に従事した後、現在は株式会社Malme(以下 Malme)の技術部の設計チームで土木設計のDX化を担っているYさん。3Dモデルを通じて図面の可視化や業務の効率化に挑んでいます。
今回のインタビューでは、キャリアチェンジのきっかけや現在の仕事内容、業界が直面する課題にどう取り組んでいるのかを伺いました。


ー現在のお仕事を教えてください

Malmeの技術部の設計チームで、道路や橋梁の設計等に使用する3Dモデルの作成をメインに担当しています。
モデリングを行うことで、クライアント企業や発注者側でモデルの詳細説明や現況など、他のものとどう干渉するのかをわかりやすく可視化できるような業務を行っています。Malmeに入社した際は堤防を担当しました。その後さまざまな業務をサポートしつつ、現在は前職で経験した橋梁モデルに関する業務を担当しています。

ー作成するモデルはどういったものがあるのですか?

作成するモデルの種類は非常に幅広く、案件によっては今後道路を担当することもあります。また案件があれば橋梁を担当する予定です。他の分野に関しては専門的に取り組んでいるわけではありませんが、Malmeでは他のスタッフが忙しい際にお互いに協力し合う文化があるため、自分も関わる機会や勉強することがあると思います。

ーMalmeに入る前はどんなお仕事だったのですか?

設計から施工までを一貫して行う橋梁メーカーに勤めていました。そこで約1年半施工管理に従事していました。
橋梁の分野は、新設と保全の2つに分けられます。新設は新しい橋梁を建設する分野であり、保全は既存の橋梁に対して修正や補修を行う分野です。
新設の現場では、何もない場所から橋梁が次々と作り上げられていく過程に携わり、目に見える達成感を感じながら仕事に取り組むことができました。また、全長2kmに及ぶような長大な現場では、毎日その区間を往復しながら業務に従事していました。
一方、保全の現場では、経年劣化が進んだ箇所の補修を主に担当しました。構造物の種類ごとに補修の方法が異なるため、毎日が新しい発見と学びの連続で、非常にやりがいを感じながら取り組んでいました。

ーMalmeにジョブチェンジしたきっかけは何だったのですか?

学生時代に3Dモデリングを活用した卒業研究に携わったり、笹澤さんのもとで約2年半設計の補助や構造物の3Dモデル化などを行ったりしていました。
学生の頃から2Dから3Dへという動きは知っていて、その分野にも興味はあったんです。大手橋梁メーカーに入社すれば、施工管理側としてそういった技術面も勉強できるのではと思っていたのですが、案外そうでもありませんでした。そんな状況だったので、ジョブチェンジするなら早めの方がいいと思ってMalmeに入社しました。

一Malmeの業務でどんなことに苦労されましたか?

マネジメントの違いに苦労しました。
今はクライアントからお仕事をいただいて、自分でこなしつつ、中には協力会社に仕事を依頼することもあります。前職での施工管理とは異なる仕事形態のため、最初はどのようにマネジメントを進めていくべきか戸惑うこともありました。ですが現在は複数の案件を並行して請け負い、それぞれに定められた納期がある中、クライアントと密に連携を取りながら進めています。提供されたCADデータや図面の不明点を確認したり、納期についての調整を行ったりする中で、着実にマネジメントスキルの成長を実感しています。

ー仕事で成し遂げたいことありますか?

2次元の図面はいろんな図面がたくさん連なっていて、とてもわかりにくいんです。ですが3Dモデルを用いることで情報が簡単に可視化され、理解されやすくなると考えています。
3Dモデルは土木業界でのプロセスでは早いフェーズの仕事だと思います。その後施工などに業務を引き継いだ際に、2次元の図面ではなく3Dモデルであれば、引き継いだ側もスムーズになると思います。
そうやって、今土木業界が抱えている手間やムダを省いて、関わる人たちの役に立てればと考えています。

ー今後のキャリア形成について、どんなことを考えていますか?

現状、自身の技術や知識にはまだ不足を感じています。だからこそ、さらなるスキルアップを目指し、基礎力の強化に取り組むことが必要だと考えています。これからも学びの姿勢を忘れず、成長し続けることで、より高いレベルでの仕事に貢献していきたいと思います。
そのうえでクライアントへの提案を円滑にできるようになり、Malmeが業界内で幅広く繋がりを持てるような技術者になりたいと考えています。

ーMalmeにフィットするのはどんな人だと思いますか。

やる気があって活発的で明るくてコミュニケーションが取りやすい人だと思います。結局リモートワークが基本なので、Web上でも人柄やユーモア、明るさが伝わる人が良いと思います。
また、技術部に配属されて堤防を作成しましたが、それまではあまり縁のない生活でした。ですが日々勉強しながらなんとか死にものぐるいでやっていますので、誰でもそういう気持ちがあればできると思います。

ー今後Malmeに入社される方々にメッセージを!

土木業界の中で、Malmeは常に新しいことにチャレンジしています。
今までの土木業界は、設計や施工まで2次元の図面だけで行ってきました。ですが今の時代は3D化、可視化して行っていくように移り変わりつつあります。常に新しいことにチャレンジしているところにいるからこそ、最新の情報に触れる機会が多くあります。最新のテクノロジーに触れながら働きたい人にはピッタリではないでしょうか。

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