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BIM/CIMとDynamoで土木業界に新風を:Malmeエンジニアが語る"ドボクアップデート"への挑戦

台湾から日本へ、そしてドボクの世界へ。
BIM/CIMとDynamoのプロフェッショナルとして、株式会社Malme(以下 Malme)で活躍するユーさん。
技術力と情熱を武器に、「ドボクのアップデート」を目指す若手エンジニアにお話を伺ってきました!


BIM/CIMとDynamoの専門家

まず最初に現在どういったお仕事を日々されてるのか伺って良いでしょうか?

主に2つの部門に分かれていまして、1つはBIM/CIMのモデリングや施工管理。
もう1つはDynamo(ダイナモ)ツールの開発、この2つです。
この2つは実はともに深く関連しています。

BIM/CIMの業務では、橋梁や鉄道線路に関する作業を多数担当しています。
モデリングもしますし、干渉分析の報告の作成もしますし、シミュレーションの作成もします。
このようなモデルは普通の建物に比べて、作成する時間がかかりますし、既存の方法と違うので難易度も高くなっています。
もちろん既存の方法でもモデルを作成できますが、あまり効率的ではないと思います。

ここで役に立つのがDynamo(ダイナモ)ツール(※)です。
Dynamoではフローチャートを作るような方法で役に立つツールの開発ができます。
プログラミングに関する知識が必要ありませんので、基本的に誰でも開発ができるんです。
現在、業務用業務のニーズに応じて、自動化モデリングや、プロパティデータの入力などのツールを開発しています。
BIM/CIMの作業をしながら、Dynamoツールを開発するのが私の日常です。

Malmeに入社される前はどのようなお仕事をされていらっしゃったんですか。

社会人になって1社目は台湾の大手の土木コンサルタントです。
その会社の主な案件は工業建設で、私はBIM/CIMの業務を担当していました。
2社目も同じく大手の土木コンサルタントに入社して、鉄道に関する構造設計とBIM/CIMのモデル化の経験を積みました。
その後、3社目では鉄道のシステム開発をしたくてコンピューターメーカーに入社しました。

台湾から日本のMalmeへ


日本にいらっしゃったのはいつからなんでしょうか?

Malmeの入社とともに日本に越してきました。
ですが今回が初めての日本というわけではなくて、大学院生の時に半年間、日本に留学していた経験があるんです。
もともと子供の頃に日本のアニメや漫画を見ていて、その頃から日本には興味がありました。

コンサルタントをされたり幅広く経験がある中、何故Malmeにジョブチェンジすると決めたのでしょうか?

前職の営業方針の転換にあたり、転職を余儀なくされました。
家族や親しい友人に相談しているうちに、とある先輩に「大好きな日本で仕事をさがさないの?」と言われたんです。
当時のその先輩の言葉が冗談だったのかはわかりません。
ですが日本で生活したいという思いもありましたので、少し考えた後、日本での就職を始めました。

私は大学の頃からBIM/CIMに深く興味を持ち、もしBIM/CIMが幅ひろく導入されていくことができれば、必ず土木業界が良くなれると思っていました。
社会人になってからまずBIM/CIMのことをやっていました。
でも私は実務経験が少なければ、日本での人脈もありません。
ドボクをアップデートするのはただの空想でしかなく、日本での就職活動をほとんどあきらめかけたときに、Malmeに出会いました。
高取社長やMalmeの皆さんと一緒に働けたら、本当に「ドボクをアップデート」できるかもしれないと思ったんです。

Malmeに入社して良かったと思ったことはありますか?

まずはこれまでの経験が活かせることです。
台湾での仕事では日本に関する業務はありませんし、日本語を使うこともありませんので、日本での社会人としては初心者に等しいです。
ですが日本に来る前に約4年半の実務経験はありました。
それが即戦力としてMalmeで活かすことができています。

もう1つ、仕事のスタイルです。
Malmeはフルリモートワークとフレックスタイム制を導入しています。
こういった働き方ができるのは、外国人の私にとって本当にメリットがあります。
日本では「スーツを着て出社して、言葉遣いもきちんとしていないといけない」と”お堅い”イメージがありましたが、それも全然違いました。

今後どういったキャリアを思い描いていらっしゃいますか?

専門的なスペシャリストになることを目指しています。
自分のスキルを磨き続けて、作るものの品質の向上に努めています。
同時にできることの可能性も広げて、将来的に会社や自分の理念を実現することを目指しています。

Malmeの求める人材像


Malmeにはどんな人がフィットしているとお考えですか?

1つは学び続けること。
そしてもう1つは新たなアイディアを出せること。
この2つの特性がある人です。

BIM/CIMをやるなら専門知識を知っているだけではなくて、例えばソフトウェアの操作やモデリングの応用も大切だと思います。
また、材料のリアルタイムモデルの計算などのように、コンピューターの発展にともなってBIM/CIMでできることもますます増えていきます。
ドボクをアップデートして会社の競争力を上げるためにも、日々学び続けることが大切だと考えます。

さらに、既存の作業のなかで効率的なやり方を考えることができるなら、なお良いと思います。
便利な開発ツールがどんどんリリースされていきます。
それらを駆使して新たなアイディアをどんどん発想するのも重要だと思います。

では最後に今後新しく入社される方向けて何かメッセージをお願いできますか?

Malmeではこれまでの経験を生かして、仕事の効率や品質を向上させることがきます。
また新しいアイディアを考えだして、さらに多くの可能性も眠っています。
何かわからないことがあれば質問できる環境がMalmeには用意されています。
もちろん土木業界をアップデートするのは大きなチャレンジです。
このチャレンジの前には困難なこともたくさんあるはずです。
ですが誰かが1歩を踏み出さなければ、この業界は永遠に変わりません。
ですので「ドボクをアップデートする」理念を持つ方はぜひMalmeに来てください。

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※Dynamo:プログラミング作業の動力となるツール
参考資料:https://primer.dynamobim.org/ja/01_Introduction/1-2_what_is_dynamo.html


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