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【個人Vtuberレビュー】ツンデレが癒すボイス系少年Vtuber「宝掟なつる / Hojo Natsuru」
宝掟なつる
ボイス系少年Vtuberの宝掟なつる(ほうじょうなつる)さんです。
このレビューを書くことを決定づけたVtuberさんです。
配信を見終わった後、「書くしかない!」と思わせてくれました。
きっかけになった配信です。
張り付けている動画は「前編」ですが、実際に見たのは「後編」です。
タイトルが気になって、前編もリアタイするつもりでしたが、見ることができず、さらにアーカイブも見ない状態で後半をリアタイすることになりました。
ミステリーの推理ゲーなので、何かしらの事件が起きて、その謎を追って推理し、真相を追求していくものです。
ゲームの冒頭に、物語の導入や、チュートリアル、本編の事件が起きます。
「この前編を見ていない」ということは、「何が起きているかわからない」ということになります。
全く情報がない状態で見たにもかかわらず、最初から最後まで没入して見ることができました。
そもそも、ゲーム本編の内容が緻密に組まれていて、ドンドン引き込まれるストーリー展開というのも大きいですが、それをしっかり引き出して、リスナーに魅せるのは配信者の腕の見せ所です。
後編だけでも見終わった後に、良い映画を見た時のようなカタルシスを感じていました。
時間が経つにつれて、そのすごさを認識していったのです。
かなりアーティストよりの思考をされているように感じています。
「表現したいもの」を「いかにクリアに伝えるか」を大切にされているのでしょう。
パッとイメージしやすいのは声優さんになります。
ただ、実際の声優さんと同じように「決められた配役」を「的確に演じる」ことを大切にしているのはもちろんですが、「少年ボイスで表現したいこと」の両方を持っていると感じました。
何かのテストがあったとしたら、ここテストに出すからな!って言われるくらには重要なことなんじゃないかと思いました。
コンテンツ
ボイスコンテンツ
このチャンネルのメインコンテンツは、朗読/声劇/台詞/シチュボ(シチュエーションボイス)、等のボイスメインの配信や動画です。
声劇、台詞、シチュボは、基本的に少年ですが、朗読はもう少し落ち着いた印象のゆっくりとした声です。
コラボでの声劇もあります。人数の多い声劇はしっかりとストーリーがあったり、キャラクターの掛け合いがあるので、一人の時とはまた別の楽しみ方ができます。
雑談(演技の練習、作業なども)
ボイスコンテンツとは違った一面を見ることができます。
「声を使った表現」とよくおっしゃっていて、ボイスコンテンツの中では、なつるくんの演技を見ることができますが、雑談では素のなつるくんを見ることができます。
ちょっとおっちょこちょい?抜けている?ところも見られます。
このギャップにハマる人はいると思います。
アドリブはそこまで得意ではないようですが、それもまたギャップです。
あと、相槌をぜひ聞いてください。
当然ですが、演技中にはリスナーさんに対応することはありません。
ですが雑談配信では、リスナーさんに丁寧に返答する様子を見ることができ、「ツンデレ」の「デレ」とは、また違う優しさを感じることができます。
真摯にリスナーさんに向き合っているのがよくわかる瞬間です。
歌枠
メジャーなアニソンも多いですが、JPOPの懐メロも比較的多い印象です。
選曲は時代を超える名曲が多いので、割と幅広い層になじみがあると思います。
『残酷な天使のテーゼ』、『Butter-Fly』というと何となく選曲はわかると思います。
個人的にはかなり好みの選曲で、コンピレーションアルバム的に聞いてます。
ゲーム
ノベルゲームがメインです。
ボイスを配信のメインコンテンツにしているので、納得のチョイスです。
ただ、ちょっと変わったタイトルを選びがちな気がしますw
1回の配信は1~2時間を目安に配信されています。複数回配信が前提の長編タイトルは無く、1~2回の配信で完結します。とりあえずタイトルの中で気になるものを見るだけでも最後まで楽しむことができます。
※冒頭の『椿屋敷の亡霊』は1配信が2時間半と長めの配信になっています。
また、配信方法にも気を使っているように感じました。
ノベルゲームは、基本的に文章を読み上げて進めています。
おそらく、いろんな音にかなり気を付けているのでしょう。
マウスのクリック音、キーボードのタイピング音もほとんど聞こえません。
これは、他の配信でも気にしている部分ではあると思いますが、ゲーム操作が出てくる配信では配慮がわかりやすいと思います。
特に冒頭の『椿屋敷の亡霊』の中で没入感を高めてくれたのには、大きな影響があったと思います。
ここがアツい!
すべてが奇跡的にマッチしている!
声を使った表現が好きと明言している通り、その声は人を引き込む力があります。
全くの素人なのでフワッとしたイメージでしか判断できませんが、特にリスナーの中で少年ボイスは好みが細部に分かれているように思います。
年齢層だけでも5歳程度~小学校低学年、小学校~中学生入学程度、中学生、高校生等などに分かれるでしょうし、明るく元気で活発な少年から、陰があり華奢で薄幸な少年など、属性でもわかれるでしょう。
〖 profile 〗
名前:宝掟なつる (ほうじょう なつる)
年齢:14歳(男子中学生)
誕生日:8月14日
血液型:AB型
身長:164cm
性格:人見知り/内気/第二反抗期/ツンデレ/中二病?
プロフィールではこのようになっていて、メインはこの通りですが、かなり演技に幅があります。
年齢に幅を持たせたり、キャラクターにも幅を持たせることができます。
少年ではありますが、感情を表現する演技力だけでなく、声の高低を使い分けて、全然違う役を演じ分けています。
具体的にどこ?と聞かれるとハッキリ答えられませんし、私の耳が悪い可能性の方が大きいと思いますが、ほんの一瞬だけ舌足らずな部分が出てくるのも少年感が出るポイントでしょうか。
苦手な文字の並びがある、巻き舌できないみたいなもので、常に舌足らずなわけではなく、本当にあるかないかくらいのレベルの話ですが、自分でも言語化できない幼さを感じる時があります。
そもそも魂が、ボイスに対する解像度が高すぎる気がしています。
宝塚歌劇団の男役をイメージしていただくとわかりやすいと思います。男役の男性像は「理想の男性像」なので、ものすごくカッコイイです。
20年ほども前の個人的な体験ですが、元宝塚歌劇団男役で、現在は女優の天海祐希さんがホスト役で出演しているシーンを見たときに、「カッケェー!」って思ったのを鮮明に覚えています。
見た目はきれいな女性ですが、理想の男性がそこにあって、あーこれはハマる人がいるよなぁと思ったのです。
それと同じように、魂のボイスに対する解像度が高すぎるがゆえに、正解にたどり着くことができているように感じました。
演技のテクニックももちろん高いとは思いますが、持って生まれた声質や、その解像度がベストマッチしたのではないか?と感じています。
さらに、母さんである「ずず太郎」さんの生み出し方です。
ずず太郎くん(X / 旧Twitter)
TRPGやゲーム等に使える立ち絵のイラストを主に描いています!
◆得意なもの・好きなもの
中性的な男性キャラ/ショタ/白髪
◆絵柄の特徴
足が長くスラっとした体格
彩度高め、コントラスト強めの目に残るような色合い
絵の依頼の受付窓口SUKIMAのプロフィールには、得意なものの中にショタがあります。
X上にこれまでの作品がいくつか投稿されていたので、それも拝見してきましたが、まさにこの通りの作品がありました。
好みと主張がハッキリしていて、作風も方向性が明確になっていると感じました。
まさしくアーティスト系なのだと思います。
生まれた経緯や、魂の声(深くは書きませんが、声、魂の声、は意味を変えて表記しています)は配信の中で少し語られています。
ビジュアルはぜひ本家で確認していただくとして、宝掟なつるさんは、魂とずず太郎さんの趣味が、奇跡的にベストマッチした結果生まれてきたのではないかと思います。
もちろん、それを実現させるためのずず太郎さんの技量があってこそですが、魂の声も重要な要素ですから。
さらに、個人的にずず太郎さんのアーティスト性を感じたのが、ビジュアルのシャツです。
魂とマッチさせるためにすごく力を入れられたような気がします。
ずず太郎さん自身のデザイン力を感じたのがそこでした。
元々の得意分野である、顔や手足の華奢さ、幼さ等は残しつつ、魂の声に合わせながら、魂自身が現れるようにデザインされているように感じました。
あくまでX上に投稿されているものだけしか見ていませんから、本当にただの勝手な想像でしかないですが、双方の熱意をものすごく感じました。
SHOWROOMイベント1位
最後のリンクにも載せていますが、配信プラットフォームのSHOWROOMで行われたイベントで1位を受賞されています。
このイベントにアツいドラマがあるのですが、ぜひ配信で聞いてください!
こんな人にオススメ
少年Vtuberの中でも、ツンデレ、クーデレ等、最後は甘やかしてくれる少年を探している方の中には、ドストライクな方が多いのではないでしょうか。最後に甘やかすのがポイントです。
シチュエーションボイスでは、「なつるくん」と「ヒロイン系」のやり取りを聞くことができます。
ショート動画でサクッと見られるもの(甘やかしの部分がメイン)もあるので、仕事に疲れたお姉さんには特にオススメです。
穏やかな声の朗読動画を探している方にもオススメです。
なんか寝れないなぁと思ったときにも、聞いてみると変化があるかもしれません。
人の好みはその人にしか正確に判断することはできませんが、ドハマりして、ドップリ沼る人はいると思います。
恐らく、本人は狙って沼らせてるつもりはないと思いますけど。
自称している通りのボイス系少年Vtuberですから、少年のキャラクターが好きならマストで見てほしいですね。
リンク
配信プラットフォームSHOWROOMのイベントで1位を受賞されたとのことで、FMラジオ3番組の12月放送分にてCMナレーターを務められるそうです!
おめでとうございます!