小さな森がなくなって、、、 2018.12.13
森と桜の話 2012.4. 22
公園の桜が散る季節になりました
桜の向こう側にある小さな森はすっかり新緑の季節です
桜も森も
毎日の通勤のとき
よく写真にしていました
先日 お通夜へいきました
悲しいことに
喪主は同じマンションの友人です
彼女の挨拶の中で
なくなった旦那様は新婚のころに
この公園の桜の枝をお土産にして
帰ってくれたことをお話していました
まだ50代の
まだこれからいろいろ背負う事が
あるという時なのに
桜がまだ散らないうちに
こんな悲しい出来事になるなんて
信じられなくて、辛い気持ちです
その友人とは マロウズハウスが立ち上がるときに
いろいろお世話になった一人
まだ子どもがちいさくて
なかなかできないことが多かった時代でしたけど
これからのことについて
いろいろ夢を膨らませて
語り合った そんな時代の繋がりです
彼女のご主人も
そして、この森と桜の木も
ずっとそこにあると思っていました
でも、この公園の先にある小さな森が
伐採されて開発されていくようです
小さな森ができあがるのにとってもたくさんの時間が必要なのですが
森を壊すことはあっという間の出来事でした
毎年 この新緑の季節は窓のカーテンを開けてこの森を楽しんでいたのです
その話が出てすぐのある日
その小さな森の道のそばから伐採が始まりました。
強い日差しをさけて、営業車がよく止まっていて場所に
なんだかサンサンと光が射し始めています
その少し前、小さな森の雪 2012.1. 24
自宅からの道がとてもキレイだったので
思わず写真をとりながら教室に約1時間ちかくかけて出社
転ばずに教室に到着!
近所の小さな森は昨日とはうってかわってのキレイな青空
木々は太陽やの光
そして夜は月の明かりを繊細な枝で自然な形で演出してくれる
すごい芸術家だなぁ
足下はこんなに雪がつもってしまい
まぶしい今週になって、森が伐採されています
カーテンもかけずに
森を借景して楽しんでいた20年
他の森がなくなってもここだけは残るんだって
微かに、期待してたところでもあったのに
伐採が始まって2日目でこんな風景に
鳥たちの住処になっていたり
カラスとトンビの戦いをみたり
玉虫やクワガタ そしてカブトムシも生息していた
小さな森だったけど
どこか 田舎の高原にいるつもりな場所だった
木がなくなると
小さな森も 裸の土地になって
お金になっていく
そして 人の懐に分配されて
何もなくなっていく
そんな感じが今なのかな
あの森を取り戻すには
どれだけの時間と
どれだけの物語が必要なんだろう
森は人の所有するものじゃなかったらよかったのに
カラスとトンビが争ってた最後の高い木は
教室に行くときにはまだしっかり立ってた
でも帰る頃にはなくなってるんだろうな
小さな森の遺跡 2019.1.18
森がなくなった
そして次にこの場所が動き始めたのは
この辺りが貝塚がたくさん出てくることが知られていたので
遺跡発掘となったらしい
こうしてみると
この森は弥生時代には人の住む場所となって
そして森になっていったところなのだ
循環してまた人の住処になった小さな森
そしていつか人がすまなくなっていくと
植物の住処に変わっていくかもしれない
こうやって循環が繰り返されるのかもしれない
三つのブログを繋いで。
2024.10.5 加筆 rewrite