夜の輝き、篝火と玉鬘の考察
千葉市でアロマスクール「マロウズハウス香りの教室」代表のアラカン(笑)の太田です。実は先日取得したフレグランスセールススペシャリストの資格が励みとなり、70才の香水売りを目指して日々クンクン修行に励んでおります。そんな夢実現のためもあり現在のお仕事はアロマ講師のレッスンの担当と源氏物語とアロマテラピーにまつわる体験アロマなじゃらん旅の担当。そしてアロマブレンドデザイナーとしてのお仕事やら緩和病棟でのアロマセラピストとしての活動をゆるっとやっております。
今年も昨年に続きまして、11月のじゃらん旅アロマのテーマは絶対コーヒー。その実施内容も含めてここではおーたの頭の中にある世界をネタバレでございます(笑)
ホームページでも詳細をご紹介中していますので
お時間ある時に寄ってくださいね。
https://mallowshouse.com/
コーヒーはなぜ珈琲なのかってところからが
今年のコーヒー香水の旅の始まりでした
今月の物語の始まりは、いつも通りになぜコーヒーが珈琲という文字になったのかというところからが旅の始まりでした。
そういえば珈琲の文字はどっちの漢字も、あまり使わないし、そういえばどういうこと?!
またもやグーグル先生に「珈琲」という言葉を作った人は誰?となりました。先生からは以下の回答あり。あ、AI診断ってやつです🎵
「珈琲」を生み出したのは、蘭学者として名を馳せていた宇田川榕菴先生。
幕末に「珈琲」という文字を造語したそう。榕菴先生はどうやらその当時にすでにコーヒーを堪能されていたのか、意外と深い経緯でこの字を使っていらっしゃる。
それは、コーヒーの赤い実が
かんざしに似てるからってことから
かんざしがある時代というのも今の日本じゃないなぁってわかるのですが、彼が飲み物になる前の赤い実のコーヒーを知ってたのにもびっくりでした。
「珈」の字は髪に挿す花かんざし
「琲」の字はかんざしの玉をつなぐ紐のこと
榕菴先生の想像力は本当に豊かと感心したそばから、彼が作った言葉には、そのほかに酸素、水素、窒素、細胞。
やだやだすごーい!榕菴先生のボキャブラリーって、まるで21世紀にこの概念が当たり前のように使われるってことをすでに知っていて、頭の海の中で釣り上げたって感じがする
20世紀に生まれたアロマテラピーって言葉を生み出した作ったルネ・モーリス・ガットフォセもいろいろ言われてた香りの力という概念をわかりやすい「アロマテラピー」って言葉で表したのだけど、このネーミングにするのには結構大変だったのではないかと考察する。でも、彼が悩んで名付けたアロマテラピーという名付けがその後にこの言葉の意味と力を知ってわかって、使う人が増えていく。言葉の力って本当にすごい。
榕菴先生の赤いかんざしから生まれた漢字の「珈琲」って言葉はそこはかとなく広がる色っぽくて艶っぽい感じが素敵だなぁって思います。
そしてそのイメージが、今回のコーヒーの香りと源氏物語の「玉鬘」のエピソードに繋がっていくのも先生の思し召し?!だったのかもしれません。
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