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7つの門(もん)で七つの難
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この雰囲気のある石橋記念公園の門(もん)
ここを無性に撮りたくなった教室でのエピソードのご紹介です
さて、時間ができたこともあり
近所の石橋記念公園の門(もん)を抜けて
公園内の植物などを撮りながらしばし汗を拭く時間です
今日はどうしてもこの門の写真撮っておきたい衝動に駆らることがあったので、ついついの寄り道です
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現在、教室のアロマセラピストのオンラインクラスでは
アロマテラピーインストラクターで学んだホメオスターシスだけの解剖生理学からアロマセラピスト発展系のところ
筋肉 骨 呼吸器 循環器 消化器などなど
アロマセラピストで学ぶ、より細かーいところに探りを入れます
で、、、そう、いつもの様に今回も、
おーたの「なぜなぜ」癖が発令
「どうしてそうなるの?」という子どもの頃からの引っかかる癖
それは今でも変わらず、ついつい生徒の皆様に深掘りの質問を投げかけてしまう。この癖、実は娘が小学校の時にも発動してたことを今でも怒られてしまいます。
「なぜ算数の公式ってこうなるの?」
セラ学科クラスは皆さん、
医療従事者の方ばかりということもあって、ついついこれってどういうことですか?ってことになってしまう。
あ、気をつけないといけない。。。のに今回もやってしまった!
「胃の出口と入り口にある噴門と幽門、なぜこんな名前になった??」
おーたのでた!の質問があると、皆さんはすぐに手元携帯にいるGoogle先生に質問してくれます
そして素早くYさんが見つけてくれたのが
消化器系の7つの門っていうのがありますよ
そこに辿り着くと、さらにより深掘りしていく。
最後の到達点は中医学の話にまでなってしまいました
「難経四十四経」の難の七衝門
四十四の難に曰く
七衝門は何処にありや
然り
唇を飛門となす
歯は戸門となす
會厭(咽頭蓋)は吸門となす
胃を賁門となす
太倉下口(胃の出口)を幽門となす
大腸小腸の会を闌門となす
肛門を魄門(はくもん)となす
唇の飛門は脾の気の出るところ
歯の戸門は口葉心気の出るところ
咽頭蓋は吸門で五藏の音声の門戸
胃の入り口は賁門
胃から小腸への出口は幽門
闌門(らんもん)は大腸小腸の会うところ
肛門を魄門(はくもん)という
人の消化管には7つの門があり、この7つの門が難であるという。
この難という文字には、
「たやすく処理ができない」
「安楽に進めない」
「可能性に乏しい」
「むずかしい」
「苦しみ」
「わざわい」
「うまくゆかない悩み」
とあります
「難を避ける」
「難に当たる」
難という字はどうやら困難な入り口という意味がありそう
そうそう、どんな状況も入口より出口までの道のりには難が控えている。
そういえばそうだ。
こう考えると消化器系、ちょっと哲学を感じる文字を当ててることが多い。
「肝臓の肝(かん)」も面白い話があった
「肝」は陰と陽を主るから両葉に分かれてるというところ。
さて、ここでいう難の七衝門の7という数字も深掘ると面白い。
地球上のあらゆる象徴として存在しているそうですよ
そんなふうに言ってくれたのが、Yさん。
彼女は占いの勉強もしているお医者様で、まるで中世ヨーロッパのお医者様を目指しているみたいだ。
そんなメンバーたちとの消化器系の時間はどうやらこちらのお話がメインストーリーとなりそうで、まずい!どこまで発展していくのかが、すごくすごく面白すぎます🩷
さてさて
お話が転がるように展開していく中で、ふと思い出したのが、
むかしむかし、ある方に私の後ろについてるひと?(笑)が
イシュタルという女神との神託を受けた話し。
イシュタルは豊穣の神でもあり
あのアフロディーテのモデルになったお方で
今回の七つの門の物語をイメージするお話が
ギルガメッシュ叙事詩のイシュタルの冥界下り
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7つの門をくぐるたびに
着ている服を脱ぎ捨てて冥界についた時は
裸になってるって話で
冥界へ行くための儀式の様な話
7つの門を考えると
唇から始まって
最後は肛門から下界へ降りていくところは
実は肛門の先の現世、
どうやら冥界?なのかもしれません
音楽でも7音の上がオクターブ
そこからまた何かが始まるっていうのも
7の数字の循環なのかもしれない
今日はセラ座学からの
中医学からの、メソポタミアの神話まで
すっごい旅をした1日でした
7つの門が人の体に存在してるっていうところ
そしてその門には1つづつ意味があるってところ
黄帝内経に続く難経も面白そうです
先ほど、面白い、と言ってた
この難経の肝臓の話に戻ります
「肝」は陰と陽を主るから両葉が七葉に別れるとあります
解剖生理学では4つに分かれる肝臓ですが
「肝は重さ四斤四両。左三葉、右四葉でおよそ七葉で、魂を蔵するを主る」
魂を宿す肝臓、今日のテーマのお勉強。
消化器の一族でもあります
おーた、なぜなぜが続く限り
ますますマニアックになりそうで。。。すみません。
でもでも、素敵な旅に誘ってくださって、ありがとうございます!
2020.8.20
修正日 2024.8.20