文字の大切さ
普段なんとなく喋っている相手。
仕事で関わる相手。
対面でもメール文などの文章でも一言添えるだけで相手への印象がだいぶ変わる。
ここ数週間で私は何件かの不動産屋と会話した。
メールだったりチャットだったり、直接だったりしたけれど大体が文章があまりにも下手くそだ。
これはリモートになってから文章できちんと対応しなくてはならなくなった弊害なのか、メール文越しですら相手に不快感をいだかせる発言を控えられないのかのどちらかである。
典型文を打ち直して使っているから文章の文字の大きさがバラバラだったりしたのは可愛い方で、
(送信ボタンを押す前に一度見直すべきだとは思うけれど)
仮にも取引相手であるこちらの名前を間違える。
質問の答えを確かめる前に答えるせいでリフォームされるのかされないのかわからない。
正直、お客様のカメラ画像はいらないです。
と何の正直かわからないことを言う。
最後の文の"正直"は本当に余計な一言だった。
元より、こちらはカメラを接続しなくていいかと聞いていたから尚更意味不明である。
よって、その不動産屋には失礼すぎるので部屋をあなたに任せられないとお断りした。
余計な一言で相手に不快感を持たせていることに接客業務員が気付けていないことに非常に悲しさを覚える。
なぜなら過去には私も接客業をしていたからだ。
私の勤務先は少々特殊で、お客様への対応はそれこそ針に糸を通すが如く神経を使った。
些細な一言でお客様の機嫌が変わるからだ。
お客様の気分を害したら相手が悪かろうがこちらがひたすら謝る。
今ではそんな事はやめた方がいいがそういう職場だったのだ。お客様優先。恐らく今でも。
そこまでであれとは言わないが面と向かって会って話すことができない今の時勢だからこそ、文字で相手にどれだけ伝えられるかが重要だと思う。
送られてくる文面の先には必ず人間がいるのだ。
そこに誠意のない対応はいい結果を生まない。
現に、多数のうちの一人だろうが不動産屋は客を一人逃したわけである。
問題のある客はいない方が店のためともあるが、そもそも客に問題を持たせる側もいるのだ。
最近は、このパターンが多い気がする。
そしてもしも私がインフルエンサーでTwitterなどで対応に文句を言って広まれば大打撃だったはずだし、関係ある上司の親戚などなら大問題だったろう。相手はそこを考えられていない。
対応はいつも"その先"を目指さないといけない。
"今"だけきちんとしていても続く結果にはならないのである。
そんな私も今だけきちんと書いてみたが、最後に添えてはいけない一言を書いておこう。
"お手隙の際に"
この言葉は仕事面において非常に時間の無駄で、確認物は基本的になるべく早く目を通してもらいなるべく早く手元から無くすべきだ。
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