歪で不運な私が何も無くても生き永らえた本当の記録・第五章

何かあった時に書き残しておきたい文章です。
まだ心に余裕のある今のうちに。



ちょっと今回は申し訳ないレベルで
何も無いのでこれだけ無料にします。



【専門学校編】


さて、専門学校に入ったは良いが・・

うーん。そこまで感慨深さとかは無かった。


学校入ったなぁ、行事がいちいち面倒だなぁ、
街中でみんなででっかい声上げるの、迷惑だなぁ・・

勉強がとにかく大変だ。

こればかり。
取り立てて言う事も無い、それが専門学校時代。

無味乾燥。



資格を取る事と就職する事が最も重要とされる。
良い意味でも悪い意味でも個性的な教師陣。

高速道路でのスピード違反をどや顔で語る
責任ある立場の教師を見てドン引きした。

こんなんが偉いのか・・大丈夫か。
タイムアタックが何だって?

この話を始めとしてかなりおかしい人間である事が
在籍している間に分かってきて恐ろしかった。
(前職で〇殺が起きた事を嬉々として話していたり)

幸い目を付けられる事は無かった。
私より立場の弱い感じの子が追い込まれていたが。
今はどうしているだろうか。



私は医療系のコースで勉強をしていた。
クラスメイトは同年代の陽から陰まで
一通り揃っている。たまに年上。



一年で取る資格はいっぱいある。
ずーーーっと、勉強。

そのうちの一つは国家試験に匹敵する難しさという。
取れるかなぁ・・・



何故、医療の分野を志したかといえば、
昔から「人を助ける仕事」に憧れていたから。

・・・もあったけれど、
個人的に「医療分野のちょっとした知識」が
欲しかったというのが一番の理由。

周りの人々とは温度差が凄かったのを覚えている。
みんな、直接治療する訳でも世話する訳でもないのに
純粋に「人助け」がしたいという人ばかり。

知識欲を満たしたい私とは違うのだ。

それは一通り資格を取った後の実習でも
影響があった。



地元でも名の知れた大きい病院へ
クラスメイトと二人で実習に行った。
大体二週間ほどだったか。あまり覚えていない。


主に事務方でわちゃわちゃやっていた。

分厚いファイルをお医者さんの所へ持って行ったり。
たまーに総合案内とか受付に立ってみたり。

お医者さんのミミズみたいな文字を解読してみたり。
無理だった。事務員さんは凄いなと思った。

暇さえあればどこかの部屋を見学させてもらったり。
これが一番楽しかったかもしれない。あとは・・うん。


「早く終わらないかな・・」
本音はこれ。

いざやってみたらそこまで情熱を傾けられない。



一緒に行った子は、クラスでも明るい人気者。
介護方面に強い関心を持ち、熱心に業務に取り組んでいた。
立派だなぁと思った。


慣れない業務でいくら寝てもクタクタで、
ある日事務の方から説明を受けていた時に
うっかりとうたた寝してしまった。

難しい説明だったのもあるけど、
いとも自然に眠りに移行してしまったのが
びっくりした。

事務員さん、苦笑いで済まして下さったが・・
気まずかった。


やっぱり私は病院で働こうと思えない。

実習を経て強く感じた。向いてない。
知識が欲しかっただけなのだ。

お世話になった病院の方々に
申し訳ない気持ちになった。


送別会まで開いて下さって。
うっかり泣いてしまった。

一人もらい泣きしている方がいらっしゃった。
良い人だ。



一年が経ち、
医療分野のちょっとした知識を身に着けたので
次は就職に全振りしたコースに移った。


・・・まー・・・

言う事が無い・・。


ひたすら時事問題勉強して、
就職先の目途立てて、就活。
資格も合間に取る。そんな大したものではないが。


友達はいたけれど、
そこまでベタベタした関係でも無かった。

一緒にコースを移ったけれど、
目的はバラバラである。

一緒に帰ったりはするけど、
そこまで話が合うって訳でも無し。

帰り道が途中まで一緒だから
一緒にいたようなものか。

現在は連絡も取っていない。
寂しいかと言われれば・・別にである。

自由でいいじゃないか。
元気でやってるのが分かればそれが一番。


ただ、就職就職。

就職こそが目標。
そんだけのために通っていた。


無味乾燥。
専門学校時代を表すに一番ふさわしい言葉。

結局、就職までは行けたから
行った甲斐はあったんだろう。


もー、勉強したくない・・
嫌と言うほど勉強した。

就職して役に立った知識や技術は
電卓を除いてそこまで無かった。



病院に就職はしないと親に言った時は
「高い学費払わせておいて!!」と言われた。

まともな親御さんでもそう言うかもしれない。

でも、無理して向いてない業種に行くのも
後々を考えたら良くない。迷惑がかかるだろう。

私なりに色々考えた末の決断だ。
後悔はしていない。

親は私の将来より、目先の金が大事なのだし。
何よりは世間体。




まぁ、就職先がこれまた
とんでもない魔窟だった訳だが・・
それはまた別の話で。



ありがとうございました。

他は赤裸々で黒歴史にしたい内容を濃密に脚色なく
書いているので有料とさせて頂いております。
大体が五千文字を超える長文です。


たまにはこういう時代があっても・・
良かったのか?休憩タイム的な。


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