生きる、、、
(約1,000文字です)
明らかに体調がおかしいと思った。
久しぶりに会えた友人たちとのランチで、大好きな台湾料理を残してしまったのである。
想定していたよりもボリューム多めではあったが、家庭的なお店で、とても美味しかったにも関わらず。
自分が注文して作ってもらった料理を残すのは、やっぱり心苦しい。
年相応に、食せる量を考えるべきと深く反省した。
お店を出てから、軽くコーヒーを飲むことにしたのだが、、、
やはりカップ半分ほどで、残してしまった。
アラフィフ同士の会話には、もはや恋バナのこの字もない。
かつてあれだけ盛り上がった男の子たちの名前すら出てこないというか、そもそも思い出せない。
互いの、家族の、ペットの体調の話が半分。
あとの半分は他所で勃発中の修羅場話である。
いつもなら食後のおしゃべりにはさらに力が入るのだが、イマイチな体調のため不完全燃焼で帰途についた。
女は男の3倍話す。
一日、平均20000語話す生き物だ。
対して男性は、7000語ほど。
人との交流がないと私は死ぬと考えている。
noteのおかげで、新たな世界を、素晴らしい才能を持つ温かい方々とこの歳で出会えたことは、文字通り奇跡なのだ。
帰宅途中そのnoteに救いを求めたのだが、体調は優れないままだった。
これまでどんな苦境でもnoteは支えとなった。
意欲が湧かないことなど、これまで無かった。
朝からほとんど食べずに向かったランチで、美味しかったにも関わらず、食べられなかったことが改めて不安に感じられた。
食事会では、消化器系の病気が話題に上った。
数年前に引き受けた責務では、あまりのストレスで激痩せし、便器が真っ赤になったことを思い出した。
ドス黒い不安が頭をよぎる。
私、し、、、
ずっと腹の辺りの締め付けるような圧迫感とともに、ムカムカと吐き気もしてきた。
いやいや、死ねない。
子供はやっと9歳になるとこだ。
家への道のりが普段の何倍にも感じられながらも、なんとか帰宅。
フラフラしながら、母からのお下がりである普段着に着替えようと
あったかタイツを脱いだ。
ほどなく圧迫感が消え、
ムカムカもなくなった。
しばし、私を苦しめた分厚いタイツを眺める。
次はLL買わなきゃじゃん。
なお、便器が真っ赤になったのはその時だけで、おそらく切れ◯であったもよう、、、
尾籠なお話で申し訳ございません。