細かい仕様を広めたい#5 12枚の追加カードの挙動等紹介編
皆様こんにちはこんばんは。2021年の締めであるGWENT Masters Season 3も終わり、(優勝されましたTLG_Cyberz選手おめでとうございます。)今年最後のシーズンとなりました。そしてそこで追加された12枚の新カードの挙動等のお話です。あくまでも新カードのみなので他の変更点はこちらをご覧ください。今回はちょっとした小話?も入ってます。
ニルフガード
《アーダル・エプ・デヒー》
配備(間接):何れのプレイヤーもパスしておらず、対戦相手の手札が最大枚数でない場合、破滅を持たない敵軍ユニット1体(最初から自軍デッキに組み込まれている「戦術」カードの枚数以下の戦力値を持つものに限る)を【対戦相手の手札】に移動させた後、カードを1枚引く。
(※【】内の記載は次回アップデート以降にて追記される予定です)
【奴隷化】のシンボルリーダーとして実装され、リーダースキンとアビリティが切り離されて以降ゲームから消え去ったものの、ようやく帰還したニルフガード皇帝の右腕。詳しい設定はこちら。
【奴隷化】のシンボルリーダーらしく戦術シナジー。 基本的なデッキ25枚だと組み込める戦術カードは12枚まで(最低ユニット数が13枚必要なため)なので戻せる点数の基本最大値は12点。8ブーストした4点エンジンを戻して12コス15点+1ドロー。(ただしデッキ枚数を増やす荒業で最大値を伸ばせるので特に【奴隷化】と相対するときは開始時のデッキ枚数に注目しましょう。)
ここでいう「カードを1枚引く。」とはデッキトップを引く事です。任意ではありません。
破滅持ちは戻せないので復活したユニットやトークンには注意。 逆にニルフを相手にするときは破滅持ちにブーストをするなどの対策は必要か…? (《ひとだま》?知らない子ですね。)
《コルグリム》等の自動エンジンを使う際にラウンドの引き延ばしに使えるため、嫌らしいデッキに組み込まれそう。他の使い方としてはミルデッキで《ヨアキム・ド・ヴェット》や《ダン・タインのロデリック》を戻してあげてさらに相手に圧縮させるとか。やめてください。
相手の盤面に戻せるカードがない(破滅しか居ないorそもそもユニットが居ない)場合、効果が発動せず、もちろんドローもしない。
自分のデッキが0枚の場合、相手のカードを手札に戻す効果だけが発動し、ドローできずに手札差がついてしまいますので注意。
《ジャン・カルヴェイト》
配備:自軍デッキのカードを構築コストの降順に並び変える。
試合開始時、最初から自軍デッキに組み込まれている「戦術」カード1枚につき、デッキ内の順番を1上げる。
※【降順】: 数を大から小へ数えた順序。データを並べ替える際、値が大きい順に並べること。
元々は【名采配】のシンボルリーダー。《モルブラン・ヴーヒス》にその座を奪われて以来姿を消したがようやく帰還。
”舞い踊る白炎”《エムヒル・ヴァル・エムレイス》皇帝陛下の次の次のニルフガード皇帝。元はマグネ師団所属。
ジャン自身は8点であり、エンジンでもないのでそれ以上でもそれ以下でもなく、シナジーも薄い。最低限の点数は取れるがせいぜい貴族タグぐらい。
12枚戦術を組み込めば開始時デッキ底であってもデッキトップから3枚目まで動いてくるので先行3マリガンで手札確定。(デッキ25枚想定)
10枚組み込みで2R開始時に3ドロー+2マリガンで手札確定。3Rに向けてのドロー調整には間に合う。
3Rに使ったとしても《ヨアキム・ド・ヴェッド》から呼べるカードをほぼ確定できる。(少なくとも《破滅へ誘う者》を引けずに使えなかった《魔道暗殺者》がでるなんて事故は防げる)ので引きよわさんは採用もあり・・・?
《モルブラン・ヴーヒス》と合わせて一気に手札を整えることもできるし、《軍事会議》で見る先もほぼ確定できる。
クロッグ《コルグリム》デッキ相手にゴミを増やされまくっても《ジャン・カルヴェイト》1枚でほぼ解決するので《コルグリム》が増えた時には活躍しそう。
逆にミルデッキ相手には・・・ゴミ(辛い)。近接間接で逆能力も欲しかったかも?事故置きしそうだけど。
《レジス》や《ゲラルト:イグニ》、《焦土》等の『初動』持ちをまず間違いなく手札に引き込めるようになるためこれらのカード愛用者は使えるかも。
(《吹雪》は構成と運の悪さによってはもしかしたら怪しい…?まぁ大丈夫だと思いますが。)
モンスター
《アラキス・クイーン》
配備:自軍ユニット1体を捕食する。それが「昆虫種」ユニットである場合、《アラキスの巣》を生成してプレイする。
遺言:捕食したユニットの同名カード1枚を配置列に生成する。
元は【アラキスの群れ】のシンボルリーダー。実はβ版では捕食関係のリーダーだった。(今の《カイラン》と同じで耐性持ちで3体捕食する。)
スキンにもあるように貝や松ぼっくりを背負ったりもするヤドカリみたいなモンスター。
生成されるユニットは「元の戦力値で、命令やカウンター等が復活した状態のユニット」であるために使い終わった《アルズール》や《シリ:ダッシュ》《デトラフ上級吸血鬼》や、墓地から戻ってくる故に増やすだけで意味のある《マドック》、《ルーヒン》、《サキュバス》等悪用方法は様々。
(もっとやべーのも出るでしょう。)(生成・・《アイダーラン》…)
《魔女の集会》と合わせることでダブル《ケルトゥリス》《見えざる者》等、コスト制限を受けた《カランシール》では成しえなくなった技もできます。浄化された『守護者』を再生成するとかね…。
《イギャーン》は生成した瞬間0アーマーで破壊されるので注意が必要です。
ちなみに《シアンナ》を使って2体捕食して遺言を発動させた場合、なんと捕食した2体とも生成されます(笑) 映像はこちら
《レジス:再生》
配備:敵軍ユニット1体を3吸収する。
自軍ターン終了時、このカードが手札かデッキにあり、出血状態の敵軍ユニットがいる場合、自身のベース戦力値を1増やす。
ゲラルト及びデトラフの親友レジス。今のログイン画面からのカード化。
ちなみに元の《レジス》(初動がついてるやつ)のイラストレーターはCDPRのデトラフさん。(今回のこのカードは違う方ですが。)
能力はさすが上級吸血鬼。出血シナジーで盤面どころか手札に引いていなくてもすくすく育っていく《ガルカイン》の超強い版。
複数体出血状態の敵ユニットが居てもベースアップするのは1ターンに1だけです。
ベースアップなので胞子も効かず、強い。ただし《マンドラゴラ》はベースアップさえも『初期化』できるのでそれならば対処される。詳しくはこちら
『吸収』が今現在《レジス:上級吸血鬼》しかないためあまりなじみがありませんが「ダメージを与えた分ブースト」なので『シールド』で防がれるとブーストしません。(アーマーは貫通するようになりました。)
北方諸国
《ヘンセルト王》
配備:自軍デッキにある乗組員アビリティを持つユニット1体をプレイする。
隣接する何れかのユニットのクールダウンが減少するたび、同量のブーストを得る。
【動員】のシンボルリーダー。ケイドウェンの王。ウィッチャー2に登場。
やはりなんといっても10コストになり《強襲上陸》から呼べなくなった《ラファードの報復》をサーチできるのが強い。ゴールド乗組員持ちはすべてクールダウン持ちなのでシナジーもあるし自身も「兵士」タグもちなので『乗組員』に寄与できる。強い。
【激情】や『勇躍』を与えるものを構えておいて《ヘンセルト王》→《ラファードの報復》→ブロンズ兵器という流れをすれば《包囲攻撃》を1ターン起動もできる。強い。
隣接するユニットのクールダウンが減るたびに、同じ量のブーストを得る。とは
例えばヘンセルトの隣の《戦象》に《巻き上げ機》を使えば3ブースト。《プリシラ》を当てれば残っていたクールダウン分ブーストします。<ヴィラサス王子>では命令そのものを初期化するのでクールダウンを減らしたという判定にならず、ブーストしません。 アプデでするようになりました。
単純に《強化バリスタ》で挟んであげるだけで毎ターン2ブースト。強い。
《ラドヴィッド五世》
配備:あなたのリーダーアビリティ(初期状態)のチャージ数が1を上回る場合、さらに【1】チャージを与える。命令:配備アビリティを繰り返す。(【】内の記載は次回アップデート以降にて追記される予定です)
【鉄の裁定】拡張でログイン画面にまでなったものの、実装そのものは遅れていたがとうとうご帰還されたレダニアの王。某事件により魔術師が嫌いな自称”厳王”の”狂王”。趣味はチェス。
「あなたのリーダーアビリティ(初期状態)チャージ数が1を上回る場合、さらに【1】チャージを与える。」とは
わかりづらい表記をしていますが、(マジで何書いてるか理解できん。)
一応効果だけを説明すると、まずチャージではない【動員】【王の激励】はどうになりません。
つまり、チャージ式リーダーアビリティ・・【反乱】【激情】【挟撃】【貯蔵】【盾の壁】のチャージ数を1増やす能力です。
チャージが何回残ってても増えます。(なんなら第1ラウンド初手に置いても限界超えて増えます。)もちろん使い切ってても増えます。【封鎖】をくらってる状態でも増えます。
【反乱】で、チャージを使い切って《ライリア軍の鎌使い》を生成プレイ、《ラドヴィッド五世》をプレイしてチャージを戻して鎌使い生成プレイ、命令を使ってまた鎌使い生成プレイ。なんてことは出来ません。元々の最初の1体目は生成されますが、2回目3回目はチャージを戻したとしても鎌使いは生成されずに終わります。
スコイア=テル
《ミルヴァ:狙撃手》
【勇躍】
命令:敵軍ユニット1体に1ダメージを与える。
追撃:自身をデッキの無作為な場所に戻す。
あなたが敵軍ユニット1体を移動させるたび、このカードは自軍デッキからその反対列に召喚された後、1ダメージを【負う】。
(【】内が「負う」となっていますが正しくは「与える」です。
ちゃんと移動した相手ユニットに1ダメージ与えます。出てきて足をくじいて1ダメージ負ったりしません。)
ゲラルトの仲間の一人。人間ではあるがブロキロンに認められたためにスコイア所属。ミルヴァという名は愛称(古代語で鳶の意味)で本名は《Maria Barring》
『追撃』でデッキに戻る効果は命令の1ダメージの方だけです。飛び出した時の1点では戻りません。
ちなみに《サマム》で2体移動させた場合は先に動いた方に1点ダメージが飛び、後に動いた方には飛びません。残念。
カウンターとかはないので1ターンの間で例えば【ゲリラ戦術】や《マレーナ》等を使って、移動→出てくる→追撃で帰る→移動→出てくる→追撃…を繰り返すことができます。反復横跳び姉さん。
ちなみに移動ダメージはデッキのミルヴァの効果より、前列に置いた《ドル・ブラサンナの歩哨》のダメージの方が先に発動します。ですが歩哨のダメージでそのユニットが破壊されてもミルヴァ自体はちゃんとデッキから飛び出てきてくれるので大丈夫です。(移動自体はしてるので。)
《サスキア:指揮官》
【耐性】
配備:最初から自軍デッキに組み込まれているカードの第1カテゴリが10種類以上の場合、自陣にあるユニットが持たない第1カテゴリを持つ『スコイア=テル』ユニット1体をデッキから無作為に選んで配置列に召喚する。
自軍ターン終了時、カウンターを1減らす。カウンターが0になると、カウンターを初期化して配備アビリティを繰り返す。
カウンター:3
ウィッチャー2に登場し、スコイア=テルと共にヴァージェン解放のために戦ったキャラクター。
ここでいう『第1カテゴリ』とはカードのタグの一番左についてるものの事で下画像の《イスリン・イーグリ》だと「エルフ」の事です。「魔術師」は第2カテゴリに当たるのでサスキアの判定に影響しません。
ちなみにこの「第一カテゴリ」の判定はスコイア勢力じゃなくてもよく、ニュートラルでもOKです。
現在のスコイア+ニュートラルの第1カテゴリは
エルフ・ドワーフ・ドリアード・人間・自然・トレント・爆弾・犯罪・
戦術・罠・錬金術・ノーム・ドラゴン・ウィッチャー・シナリオ・野獣・
ロケーション・遺存種・呪文・兵器・吸血鬼・オーガニック・ゴーレム・悪魔・死霊・軍事の26種類。
サスキアが召喚できるのはスコイアユニットだけですが、「10種類以上の第1カテゴリ」の判定の方はユニットである必要はないのでスペシャル等でカテゴリを稼いでユニットを絞り、召喚されるユニットを限定的にした方が使いやすいと思います。(絞りすぎると召喚するユニット居なくなるけど。)
スケリッジ
《ブラン王》
【古参兵】
配備:配備:0ブーストを得る。敵軍ユニットに超過ダメージが与えられるたび、ブースト量を1増やす。
試合開始時、自軍ユニットの古参兵アビリティを発動させる。
いにしえに存在した【献身的犠牲】(破棄シナジーリーダーアビリティ)のシンボルリーダー。ブラン・テルショック。《ビルナ・ブラン》の旦那で《スヴァンリッジ・テルショック》のお父さん。ウィッチャー3でスケリッジにたどり着いたときに船で葬儀が行われている人。つまり故人。
配備:配備:0ブーストを得る。敵軍ユニットに超過ダメージが与えられるたび、ブースト量を1増やす。とは
つまり例えば3点ユニットを4以上のダメージで破壊したときに発動する。
《ギガスコーピオンの変異抽出液》や《精神錯乱》、《アン・クライトの賊徒》のような1点連続攻撃は破壊した時点で止まってしまうため、超過ダメージと見なされないため注意。
試合開始時、自軍ユニットの古参兵アビリティを発動させる。とは
普通【古参兵】は第2ラウンド及び第3ラウンド開始時に発動し、【古参兵】を持つユニットのベース戦力値を1上げる効果だが、《ブラン王》がデッキに入っている場合、第1ラウンド開始時にも発動し、合計で【古参兵】が3回発動するようになる。めっちゃ強い。特に《ショーダル・ドラムンド》は実質2点バフ。もちろん自身の【古参兵】も発動するので開始時から6点。
《セリス:大胆不敵》
【勇躍】
あなたが自軍ユニットに9回ダメージを与えると、このカードはデッキから間接列に召喚される。
命令:自軍ユニット1体を完全に回復させ、他の自軍ユニット1体に回復量に等しいダメージを与える。(クールダウン:1)
ウィッチャー3に登場する《クラフ・アン・クライト》の娘で《ヤルマール・アン・クライト》の妹。セリス・アン・クライト。ルート次第ではスケリッジの王になる。
あなたが自軍ユニットに9回ダメージを与えると、このカードはデッキから間接列に召喚される。とは
例えば《アン・クライトの大剣使い》や《テルショックの古参兵》の様な配備自傷もカウントされます。
しかしながら《海の供物》や《スヴァルブロドのトーテム》等の1手で同時に自傷を与えるカードは1回とみなされ、カウンターが1しか減りませんので注意が必要です。
命令:自軍ユニット1体を完全に回復させ、他の自軍ユニット1体に回復量に等しいダメージを与える。(クールダウン:1)とは
少々使い方が難しいが回復させた分より低い戦力値のユニットを殴るか『アーマー』やシールドなどで受けるなどすれば使えるか。もちろん《テルショックの古参兵》や《装甲ドラッカー船》、《ディムンの軍船》のような自傷トリガーで受けるのが一番良いですね。
毎ターン《アルナガード》の回復にも使えるし《スクルス》の隣のユニットを殴れば毎ターン無料回復だしで使い道はありそう?難しい。
シンジケート
《サイラス・エンゲルキンド・ヘメルファルト》
【利益(4)】
配備:《信徒の集い》を生成してプレイする。
謝礼(2):自軍「炎誓い」トークン1体を破壊した後、自軍墓地にあるブロンズ「炎誓い」トークン1体をその場所に召喚する。(クールダウン:1)
(トークン1体を召喚する。と表記されているが正しくはユニットです。)
【集会】のシンボルリーダー。〈永遠の炎〉教団の大祭司。ウィッチャー3でもちらっとだけ登場する。
《堕落した騎士》を使いまわすのが普通かな・・?《炎の薔薇の聖職者》でもまぁまぁ。普通のプレイなら2コイン払って2点削って4点を呼び戻すのでエンジン系じゃないと割に合わない。
ちなみに墓地に呼び戻す炎誓いがいない場合でも謝礼が使えてしまう。使うと当然2点削るだけ。となってしまうので注意が必要です。
列埋めされたときに列を開けられる・・と思えば有能かも(?)
《物乞いの王》
謝礼(1):1ブーストを得る。
デッキにある場合、あなたが貢物コストを支払うたび、支払ったコイン1枚ごとにカウンターを1取り除く。取り除いたカウンター1つごとに1コインを取り戻す。
カウンターが0になると、このカードはデッキから無作為に選んだ自陣列に召喚される。
カウンター:9
【横領】のシンボルリーダー。本名フランシス・ベドラム。ノヴィグラド四天王の1人。(他の3人は《クリーヴァー》《シギ・ルーヴェン》《ホアソン・ジュニア》) 盲目結社の頭目。
能力は見たままですね。「支払ったコイン1枚ごとにカウンターを1取り除く。取り除いたカウンター1つごとに1コインを取り戻す。」なので5コイン払えば5コイン。9コイン払えば9コイン戻ってきます。
【横領】や《マダム・ルイザ》で減った分はきっちり勘定されますので例えば《闘技場のグール》を0貢物で発動させてもコインは増えないし、カウンターも減りません。
《サヴォラ》で『貢物』すれば実質無料で《サヴォラのフライテナー》を生成でき、なおかつ《物乞いの王》が飛び出てきます。
(ラストセイで6+12+4+9+あればリーダー分のコイン⦅【ジャックポット】ならサヴォラ(利益2)も無駄にならないので1手42点⦆が点数として出せるので新しい闇シンジもできそうですね。やめてください。)
貢物デッキにありがちなコインの不足、謝礼持ちの不足を一挙に解決してくれる神カード。圧縮もできちゃう。ヤバーイ。
これは非公式のファン作品であり、CD PROJEKT REDによって承認されたものではありません。