2023年スプリンターズS最終追い切り全頭評価
おはようございます。
久々の全頭評価ですね。
今年は暑い日が多く夏が長かったですが、スプリンターズSが来ると秋を実感しますね。皆さん夏はいかがお過ごしでしたか?
私は、新潟にアイビスサマーダッシュを見に行ったり、箱根で泥酔したり、北海道にマカヒキを見に行ったり。なかなか良い夏を過ごせたと思います。付き合ってくれた友達のおかげでした。
旅先で写真や動画を撮ってきたので、それぞれまとめてyoutubeにVlogとしてあげようと思っています。…思っていますよ。ただどうも動画編集は気が乗らなくてですね…。うーむ。
せっかく撮った動画などがもったいないので、10月中には..いや、今年中にはあげてみせます。
さて、競馬塾も後期に入りました。前期に1回的中していますので、後期1回当てれば回収率100%越えとなります。これは後期最初のここで当てたいところです!
今回もじっくり見比べて、馬たちの調子の善し悪しを見極めてみせます。
追い切り評価の基準
S→絶頂期と比べて、さらに上積みがある状態。
A→絶頂期と比べて、遜色ない状態。
B→絶頂期と比べると、少し落ちている状態。
C→調子が落ちている状態。
※は他の調教映像がないため縦の比較ができていません。
この最終追い切り映像だけの評価になります。
全頭評価
・アグリ・・・B+
絶頂期:2023年高松宮記念(栗東坂路良。右を向きながら走る癖は変わらずだが、クビの上げ下げのリズムよく駆け上がれている。前胸部も張っており、前腕も太く発達している。力強い走りで馬自体の行く気が感じられる。)
栗東坂路良。
右によそ見するのはいつも通り。馬体に変化はないが、駆け足はいまひとつ。リズムも良くはなく、前脚の鋭さも絶頂期ほどではない。前走時並で、上積みは感じない。
・ウインマーベル・・・A+
美浦ウッドチップ良。一杯。
2勝クラス馬強めの内を通して4馬身ほど後ろから追走、0.4秒先着。
昨年時よりも前進気勢は上がっている。走り方自体は高松宮記念時と変わらないはず。併せ相手が弱く、直線併せる区間が短いが、それでも終いまで強く追われ反応できている。膝が高く上がり、駆け足も力強い。
・エイシンスポッター・・・B+
栗東坂路良。一杯。
右を向く癖はオーシャンSやCBC賞のときよりも無くなっている。併せ馬がいた影響もあるかもしれないが、走りへの集中度は増している。
一方、走りの力強さは変わらず。一杯に追われているが、反応は鈍い。
・オールアットワンス・・・B
美浦ウッドチップ良。
併せ馬を気にすることなく集中してはしれている。
クビの位置が高かった前走時よりも、バランス良く走れている。
一方で前脚のかきこみは前走よりも小さくなっており、走りは今ひとつ。上積みは感じない。
・キミハクイーン・・・A
美浦ウッドチップ良。
2勝クラスの内側。コーナーで有利とはいえ、4馬身ほど離されたところから追走して、直線で追われる2勝クラス馬を相手にもしていない。大して追われることなくつき離している。走りにも集中できており、よく映る。時計的にも美浦ウッドチップではメンバー内一番時計。
・ジャスパークローネ・・・A
栗東坂路良。
少し寄れるところがあるがこれは以前から。ピッチ走法。頭の位置は高いが、駆け足自体は力強い。夏に多く使われているが、状態の落ちは感じず。前走時並のパフォーマンスは出せそう。
・ジュビリーヘッド・・・B++
栗東坂路良。
オーシャンSの時みせたクビを振り嫌がる素振りがなくなっており、精神的な成長が見られる。追われておらず時計は出ていないが、前腕部は非常に発達しており、迫力のある坂路追い切り。
・テイエムスパーダ・・・C
栗東坂路良。
北九州記念時がラチ沿いぴったりを走っていたのに対し、今回は少し間をあけて追われている。寄れる癖は治っておらず、今回もだいぶ寄れているが、今回のほうが走る気はありそう。ただし、前走時と比べると、前走の時は追われることなく馬場の真ん中を通せていたし、寄れも少なかった。今回、上昇が見込めるかと言われると厳しいはず。
・ドルチェモア・・・B+
絶頂期:2023年安田記念(栗東坂路稍重。緩い走りだが、中盤乗り役が促すとまっすぐ走りだした。後半部の前脚の搔き込みは前走以上に大きくなっており調子の良さは伺える。フラフラ走るのは朝日杯の頃からなので特段気にしなくて良い。)
栗東坂路良。
相変わらずフラフラ走る馬。中盤鞍上が促すとまっすぐ向き直し、前脚のかきこみも大きくなった。安田記念時並の出来。一杯に追われても併せ馬に反応できなかった休み明けの前走セントウルS時よりは良いパフォーマンスが見込める。
・ナムラクレア・・・B+
絶頂期:2023年ヴィクトリアマイル(栗東坂路良。馬なりだがピッチが早くなっており前進気勢を感じる。ラチ沿いを走っているのはやや気になるが、馬体の張りは前走時同様で調子は良さそう。)
栗東坂路良。
ストライドが大きくピッチは遅め。高松宮記念時に比べてややフラついて走っているのが気になる。とはいえ駆け足は力強く、状態は悪いように見えない。
・ナランフレグ・・・B
絶頂期:2022年高松宮記念(美浦ウッドチップ重。重賞馬ウインキートスの外を回して1馬身先行、併入。だいぶピッチが早く、脚の回転も早い。促されずにこれは好気配。併せ相手がチャカついているのに対しよそ見することなく走れているのも良い。前胸部はコブができ発達が見られ、前脚は膝から上がるような形、蹴り足も力強い。)
美浦ウッドチップ良。
絶頂期と比べるとピッチも明確に遅く、クビの上下のリズムも悪い。最終に乗った丸田騎手は昨年のスプリンターズS並の出来と発言しているが、昨年時と見比べても今回は前進気勢に欠ける。絶頂期と比べると、高かった膝の位置も下がっており、ストライドも小さくなっている。もう旬は過ぎているが、今年の高松宮記念時と比べると駆け足は相違ないレベルで、この時くらいの走りはできるか。
・ピクシーナイト・・・B
栗東坂路良。一杯。
鞍上の福永がだいぶ合図を送ってまっすぐ走らせようとしている。前走時よりもだいぶ寄れている。今回は3勝クラス馬相手に0.2秒先着している。終いだけは全盛期を思わす良い脚を使っている。中2週を思えば悪くない調教内容。
・マッドクール・・・C+
栗東坂路良。
制御不能なくらい右に刺さり、ラチ沿いぴったりまで行った。気性面に問題あり。前走時はまっすぐ駆け上がれていたがどうしたのだろうか。走法は変わりないように見えるが、ストライドの変化は確認できず。
・ママコチャ・・・B++
栗東坂路良。
前走よそ見していたのが、併せ馬がいたからか無くなった。走りへの集中度が増している。終いも鞍上に反応して伸びた。前走時以上に期待できる。
・メイケイエール・・・B+
絶頂期:2022年セントウルS(栗東ウッドチップ良。クビの位置が高く胸を張りがち。トビが非常に大きく、前脚が大きく伸びる。手足が細長い。バンビみたいな走り方。大腿部は悪くないが、上腕部は他の短距離馬と比べるとかなり控えめ。よそ見することはなくまっすぐ走れている。)
栗東ウッドチップ良。
他馬と比べると大きい方だが、絶頂期と比べるとトビが小さくなっている。一方で、高かったクビの位置は下がっており、走法はマトモになっている。
なお、池添が乗った一週前はこの馬らしいストライドで走れており、クビの位置も高いまま。比較対象の絶頂期も池添騎乗なので、同じ池添騎乗の一週前で比べると見劣りする点は後ろ脚の張りくらいで、ほかは遜色ない出来になる。
・モズメイメイ・・・A
栗東坂路良。一杯。
脚が横に開きがちで、牝馬にこういうのは失礼だが、ガニ股走法である。よそ見がちだった前走時から一変、まっすぐ駆け上がれており走りへの集中度が増している。前腕部も太く発達している。同じく一杯に追われた1勝クラス馬は早々に置き去りにしているし、馬力の違いを感じる。坂路でもストライドが大きめ。中山は合いそう。
最終追い切りベスト5
1位:ウインマーベル(A+)
2位:キミハクイーン(A)
3位:モズメイメイ(A)
4位:ジャスパークローネ(A)
5位:ジュビリーヘッド(B++)
以上です。
久しぶりにこの追い切り評価を書きましたが、今回も見応えがありました。
時間がきつそうだったので、今までより文量を少なくして書いていったのですがそれでも3時間ほどかかりました。何度も見返すことになるので仕方ないですね。
期待していたナランフレグがそこまで良い出来ではなく、少し残念でした。強かった時期はとうに過ぎていますが、今のスプリント界ではまだまだ上位だと思いますので頑張ってほしいですね。
一方で良かったのはウインマーベルです。
見比べていて明確に上積みがありました。膝が高く上がる馬力のある走り方は、ナランフレグの全盛期を彷彿とさせました。良い馬ですね。
昨年より斤量を背負うことになりますが、成長分で十分補えそうです。
ちなみに、ナランフレグの絶頂期2022年高松宮記念の追い切りはすごいですよ。私はこの馬に追い切り映像で惚れたところもあります。
上記で内容を文字起こししていますがまだ見てない人はぜひ動画を見てみてくださいね。
さて、肝心の展開予想はいつも通りyoutubeにあげますので、ぜひそちらもご覧ください。
noteの次回は二週間後の秋華賞の予定です。
それでは、またよろしくお願いします。
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