CASE革命を自分ごとに考えられる人になりたい
タイに来て、日本でのあたりまえがタイではそうでないと感じる瞬間は頻繁です。一番はインフラ。タイは車がないと生活できません。
ご縁があって、私は来年2022年4月からモビリティ産業で働かせていただけることになっています。
実はこれまで「自動車」のことは全然知らなかったし、とくに好きでもなかった。けれど、私が自動車を自分ごとで考えられるようになったきっかけは、タイ。
もっとタイのこと、自動車のことを分かるようになって、将来自分が出来ることの可能性を広げたいから、好きな領域から勉強しようって思います。
私が実際にタイで生活をしてみて感じた自動車の必要性は、3つあります。
1.歩道がガタガタ
平らな道はなく、段差や穴がとにかく多いです。5分歩くだけで泥まみれになります!お年寄りの方が安全に歩ける道路ではないと思います。
2.めっちゃ暑い
毎日炎天下ですし、「タイ人は歩くのきらい」とみんな言っています。
3.郊外には公共の交通機関がほとんどない
日本のように様々な路線が張り巡らされていて、いつでもどこへでも行けることは、ほとんどありません。
首都バンコクであれば話は別ですが、私が住んでいるノンタブリー県には、公共の交通機関がほとんどありません。最寄りのスカイトレイン(BTS)までタクシーで20分。渋滞したら3倍の1時間かかります。車で出勤する人がほとんどなので、渋滞もひどいです。
↑ 建設中のスカイトレインと渋滞の様子
人は、生活をするのに「移動」が欠かせません。でもタイはその移動手段が極端に少なく、車に集中している。車がないと生活ができないわけです。
自動車はただ移動するための乗り物ではなく、世界のインフラ課題を解決するサービス的要素がこれからもっと増えていくと思います。だからこそ私は、「自動車」というキーワードだけに目を向けるのではなく、世の中のどんな小さな課題にもアンテナを張って、自分ごと(自動車に繋げられないか)として考えることを大切にしたいです。
自動車産業の強い日本にとっての常識は、タイにとっての非常識かもしれない。だからこそ私はそのギャップを埋めて日本とタイを繋げられる人材になれるよう、もっとタイ語を勉強し、現地にのめり込んで経験を積みたいです。