2024面白かった漫画まとめ
2024年も終わりということで、今年一年間に読んだ漫画の中で特に面白かった作品、人に読んで欲しい作品を並べてみる。
昨年と同じく順不同。
ピアノ大好きハイテンションな少女と、天才と呼ばれながらも留学先で心おられてしまった少女が中心の高校生活もの。
同作者の前作「はんどすたんど!」が好きだった身からすると待望の新連載はピアノもの。ピアノ演奏自体をテーマに扱った作品は多々あれど、連弾が中心に描かれるものは少ないのでは。トラウマを抱えてしまった奏が連弾を通して少しずつ前に進んでいく様子を応援したくなる……というまっとうな感想はさておき、単純に4コマとしてレベル高くて面白いのでおすすめ。
今年初読。
地方から上京してきた少女岩倉美津未と、様々な事情やコンプレックスを抱えながら、美津未に影響を受け成長していく周囲の人物を描いた作品。
マイペースで独特な美津未ちゃんを見てクラスメイト達が自分の生き方を考える、という形が多いんだけど、あくまで美津未ちゃんはきっかけで、彼女の人格やキャラクターが過度に色モノ扱いされず、きちんと尊重されているのがいいと感じた。
全11巻一気読み。
連続殺人犯「品川ピエロ」から話を聞くために、獄中の彼女との結婚を申し出る夏目アラタ。果たして品川ピエロは何を隠し、何を企んでいるのか、そして夏目アラタは本当に結婚するのか。
読み進めるごとに大きく印象が変わり、ただただ先が気になって読み進めてしまう。品川ピエロこと品川真珠のキャラクターがひたすらよい。何を考えているかわからず、抜群の能力を持ち、本当に殺人犯なのかもわからないけど「何か」やっていることは確実に思えるその言動。
最終的にきれいに話がまとまる、その美しさもすごい。
今年初読。
魔法少女+お仕事もの。魔法少女が「お仕事」として成立している世界でベンチャー企業マジルミエで奮闘する少女の活躍を描く。
思ってたよりもきちんと会社モノしていて、社長の経営判断、営業活動、現場の技術者の奮闘などが丁寧に描かれていて、チームで活動する楽しさ、魅力が味わえる。
今年初読。
なんなのですかこの作品は。緻密な世界設定、魅力的で個性的な大勢のキャラクター、美麗な作画、わかりやすい漫画構成。
これを一人で!?という驚きが先に立つ。作中に「原作」の表記を見たとき安心してしまったもの(なお実際はこの「原作」は作品中に出てくる架空の作品なので実際には存在しない)。
と、この作品を語るとそのクオリティの高さについて話したくなってしまうのだけど、単純に面白いので何も考えずに読んでも面白い。
年が明けた1月からアニメも始まる、今ノリに乗ってる作品。今年は10巻、11巻と、中学校に進級しジュニアクラスに移っての戦いが描かれる。
相変わらず面白いのはいいとして、成長期に入ったことで成長痛が訪れたり、背が伸びることによって体の使い方が変わっていく様子が描かれたりと、思春期の少年少女が戦い続けることの難しさが描かれているのが興味深い。
今年初読。シンプルに好みというか、RTA面白いよねという。
作中のRTAネタに「あるある」とうなずけるかどうかでこの作品を楽しめるかどうかが分かれそう。自分はこの作品の、それっぽいRTA技が割と好き。
今年初読。
「正反対な君と僕」で有名な作者が、以前縦型のウェブトゥーン形式で出していた漫画を書籍用に再編集したもの、という理解でいいのだろうか。
高校生の仲の良い4人組を中心とした、人間関係や恋愛模様を描いた作品。
正直高校時代のことなんて思い出すのも難しいくらいの人間にはまぶしい景色だし、そもそも自分はここまで人間関係に気を使った高校生活を送っていなかったのであまり共感できるものではないのだけど、それでもクラスのどのグループがどうだ、あの人とこの人が付き合ったとか別れたとか、そんな話を聞いてたときに感じたような、ドキドキした記憶を思い出す作品。
今年初読。Web版の原作もある程度読んだけど、とっかかりとしてはこちらの漫画版の方がいいと思う。
乙女ゲーの主人公、財閥のお嬢様として転生してしまった主人公。自らの破滅を回避するためにお金儲けをしていくうちに、バブル崩壊後の「失われた」時代と対決することに。
経済周りの設定がかなりしっかりとしていて、かつこの漫画版だとその説明がかなりわかりやすく行われている。
今年初読。
タイトル通り、軽音部に入った主人公がギター弾いたりバンド組んだりバイトしたりしていく。
確かにやっていることは普通で、起きている事件も人間関係のもめごと中心のリアルなものなんだけどそれがひたすら面白い。今一番続きが気になってる作品でもある。普通に練習してるだけなのに。
今年初読。年末に一気読みしてしまった作品。全49巻あるのに。
ギャンブルを題材にした作品なんだけど、どのギャンブルでも展開が単純でなく、意外な方向に話が転んでいく。単純に1勝負の枠に収まらないレベルのどんでん返しも何度も発生し、続きが気になって仕方ない。スケールもどんどん大きくなって、一巻ではビルを舞台に勝負していたのが、警察が舞台になったり東京タワーが舞台になったり。
あと、この作品の特徴として、ギャンブル漫画なのに「暴力」が強調されている点が挙げられる。ギャンブルに勝ってもお前が生きて帰れないなら意味がないんだぜ、みたいに相手が普通に襲い掛かってくる。こわい。主人公の班目獏は腕っぷしはまったくないので味方に頼るのだけど、その味方の暴れっぷりもすごいので、単純にそういうアクションものとして見ても面白いと思う。
無事完結。ラスボスを倒した後はスッキリと終わってしまった。さわやか。
その他
個別に感想を書く時間がなかったけど、面白かった作品。
れおの不在からまだ立ち直れてない。
祝完結。ラストバトルの〆がとても暑く、その後のEDもキレイでした。
なんか繰り返し読んでしまう。作中でも似たようなこと言われてるけど「お前も十分京大生やぞ」
ありすの世界が広がっていくのが眩しい
八虎の、この行動力と共感力は素直にすごい。
常に緊張感を感じてしまう作品。
安定の面白さ
もはやブルーアーカイブ関係なく、こち亀の亜種として読んでしまっている自分がいる。
2024年は色々な新規作品を読むことができた。2025年はさすがにもう少しペースが落ちるだろうけど、もっと幅広く読めたらいいな。