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インターにおける日本人の割合、気にする?気にしない?

(本記事は2023年1月に作成したものを再投稿したものです。)

海外のインターナショナルスクールに子供を通わせる理由って、ご家庭ごとに千差万別。

それそれ家庭の事情もあるし(親子留学、駐在員、現地採用、ノマドワーク、アーリーリタイア等)、 子供の性格も違う。


そんな中、うちの場合・我が子の場合はどうするのがベストなんだろう?と考え出すと、本当に色々な選択肢が出てきて迷宮入りする。

日本人生徒の割合

最近コミュニティの中で話題になったのが「クラスの中での日本人の割合」。

多すぎると「休み時間は日本人とつるんで日本語ばかり話す」という懸念があるし、少なすぎる(我が子以外日本人ゼロ)だと「英語もマレー語もほぼ話せない状態でお友達ができず、学校が早々に嫌になる」みたいなことが容易に想像できる。

特に未就学児は後者の場合でも割とすぐ馴染める事例が多いようだけど、小学校も高学年になってくると後者はきついかもしれないです。

コミュニティは未就学児〜小学校低学年のお子さんがいる方が多いので、結構みなさん「日本人が少ない方がいい」というご意見の方が多いように思います。

2023年にプライマリーが開校したSunwayは、蓋を開けてみたら日本人がクラスに4−5人いるような学年もあるそうで、ちょっと多過ぎやしないかい・・・と話題になっていました。


ただ、うちの場合はインターに行かせる目的が

  • Diversity&Inclusionをナチュラルにできるようになって欲しい

  • それを支える非認知能力(問題解決力、コミュニケーション力、ディベート力)を身につけて欲しい

  • この2つが世界のどこに行っても通用するレベルであって欲しいので、英語でできるようになって欲しい

というところなので、「英語でディスカッションする機会が多い」とか、「周りにいろんな民族・宗教のお友達がいる」という状況であれば、日本人の人数はそこまで気にしないでいいかなと考えています(半数以上日本人、とかじゃなければですが)。

ちなみにそういう理由で、教育体系としてはカナダ式やIBが合っているのかなと現時点では考えてます。


後これは、インターに何年行かせるつもりかによっても差が出ている気がします。

うちの場合は出来るだけ長くインターに行かせたくて、現時点では(少なくとも子供が自立するまでは)日本に戻って来なくてもいいかな、くらいに思っているので、多少日本人が多くても結局英語で勉強して、英語で先生や日本人以外のお友達とコミュニケーションとっていれば、英語力は身につくかなと思っています。

一方、「低学年のうちだけ親子留学して中受は日本で」というご家庭の場合は、「短い期間でいかに良質な英語に触れられるか」を重視している場合もあり、そういうご家庭は欧米人が多い学校を好む傾向にあるなと感じています。


いずれにせよ、海外のインターで「日本人が多い」と言ってもせいぜいクラスの1/4程度。

初めての海外在住・初めての英語環境で不安な場合は、多少英語の伸びが遅れたとしても日本語で話せるお友達がいる方が安心して学校に通える場合もあると思います。

ご家庭の方針と、子供の性格次第ですね。

欧米出身先生の割合

生徒の日本人率と一緒に話題になることが多いのが、「先生の欧米人率」。

これ、イギリスやアメリカ、オーストラリアなど英語ネイティブの国ではあまり気にならないと思うのですが、マレーシアやタイなど東南アジアのインターナショナルスクールではよく話題に出ます。


というのも、現地の先生も英語力自体は当然問題ないのですが、やはりどうしても訛りがあることを気にされる親御さんは一定数います。

なのでインターの学校案内などに、欧米人の先生の割合を書いている学校もあるくらい。

これも上述の日本人の割合と同様、インターに何年行かせるつもりかによっても考え方に差が出る傾向にある気がします。

短期間で綺麗なネイティブの発音を浴びまくらせたい場合もあるだろうし、そもそも日本語でもそうですが、どこに住んでようがある程度言語に訛りは付きものなので、気にしない場合もあると思います。

英語ネイティブなイギリスとアメリカでさえ、発音どころか言葉すら違う場合もあるくらいだしね。。。(SubwayとUndergound、To goとTake away、など)

ただし日本人生徒の割合の話と1つ違うところは、欧米の先生が多いところは学費が高いところが多い、という点です。

先生をイギリスやアメリカなど地球の裏側から呼んでこないと行けないですからね。。。当然現地の先生よりお給料も高くないと、良い人材が集まりません。

ここは生徒の話とは大きく異なります。

まとめ

そんなわけで、この2つの話題は結論「家庭による!」ということになります。

「うちはどうするのがいいのかな?」と思った時は、以下を考えてみると良いと思います。

  • 子供に何を身につけて欲しくて海外インターに行かせるのか

  • 何年くらい行かせることを想定しているのか

  • 子供の性格、現在の英語力

  • 予算

後は、入ってみないと分からないこともいっぱいあると思います。むしろ入る前にわかることのほうが少ないですよね。。。(会社とかもそうですが)。

でもそういう時も、転校すべきかどうかの判断も上記リストを考えておけば、割と判断はすぐにできる気がします。

たくさん調べて、たくさん考えて、お子さんとご家族にベストな学校が見つかると良いですね!

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