JLPT みんな頑張って!
今日はJLPTの日ですね。
マレーシアのクアラルンプールは早朝から雨が降り続いています。
今私は20名ちょっとの生徒に日本語を教えていますが、今回は6名の生徒がJLPTのN2~N4を受けます。
日曜日なので、クアラルンプールの超絶な渋滞は大丈夫だと思いますが、みんな時間に遅れないように会場についてくれたらと思います。
実力は十分
どの生徒も実力的には十分で、事前の模擬試験授業でも8割以上の正解を出していました。
時間に遅れずに、というかできれば30分以上前には会場について、登録を済ませ、落ち着いて時間を待ってもらうように指導しました。
ただ、マレーシアの方は「last minute」行動が一般的なので…
まあ、落ち着いて望んでもらえればと思います。
数名が卒業
今回のJLPTが終わったら、来年から日本の大学に入学したり、企業に就職したりする生徒が多いので、数名の生徒が私のクラスから卒業を迎えそうです。
昨年の9月から始めた日本語講師ですが、今まで、都合などで途中でやめる方も数名いましたが、多くの方が継続して学んでくれています。
今回、はじめて「卒業」という形での終了となる方が数名出るでしょう。
生徒の皆さんが、日本語を上達させ、羽ばたいていく姿を見るのはとてもうれしいですが、半年~1年近く一緒に学んできているので、さびしい気持ちも強いです。
今朝は、マレーシアには珍しく少し冷たい雨なので、余計におセンチになってしまいますね…
継続の方も
日本語が好きで学んでいる方は、継続してクラスを受けてくれる予定です。
今までも、生徒さんの習熟度や関心、日本語を学ぶ理由などの事情に合わせて、クラスの内容を変えていました。
一人として同じ内容を教える授業ではありませんでした。(もちろんベースとなるものはありますが)
継続を予定されている生徒には、事前に今後の予定や希望を聞いてあります。
ある方は、日本文学をもっと学びたい、ある方は日本のビジネスを学びたい、ある方はN1を半年で突破したい!など、希望はさまざまです。
勉強しながらカスタマイズを
これは、まだまだ駆け出しの日本語講師の私にとっても、とてもいい挑戦になりそうです。
テキストとして使えるものも減るでしょうし、自分で調べ、考え、作っていく過程が相当に増えていきそうです。
かなり大変でしょうが、楽しみでもあります。
60歳を過ぎて(と言っても全然年齢のことを考えたことはありませんが…)新たなことに挑戦でき、他の方の役に立っていることを実感できるのはとても素敵なことです!
「道程」
中学1年か2年の国語の教科書で、詩人で作家の高村光太郎の詩である「道程」を学びました。
「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる」ですね。
この詩は、何十年たっても私の行動原理になっており、いつも思い返しながら進んできたように思います。
この1年で、本当にこの言葉の意味を実感しています。
今までにない、「日本語講師」というまったく新しい道が私の後ろにでき始めているのですから。
今後、どのような道ができていくのか、楽しみです。