マレーシア生活に欠かせない店
久しぶりにマレーシアの話題について書こうと思います。
現在マレーシアにはコンビニが数多くあり、日本の「セブンイレブン」や「ファミリーマート」も多くの店舗を展開しています。
中でも「セブン」は、1984年の出店以降順調に店舗数を増やしており、2,500店舗を越えていて、生活に欠かせない店になっています。
乱立するコンビニ
現在マレーシアはコンビニが乱立しており、競争時代に突入しています。
「セブン」や「ファミマ」などの日系企業、「CU」や「emart24」の韓国系、そして「myNEWS.com」「99 スピードマート」などの地元マレーシアの企業など。
街にはいろいろなコンビニがあり、日本の状況とそう大差なくなってきています。
圧倒的強さの「99スピードマート」
その中でも「99スピードマート」は、創業以来独自の路線を貫き、圧倒的な強さを誇っています。
そこで今回は、「99のスピードマート」ついて紹介したいいと思います。
「99スピードマート」は、現在マレーシア国内に2,600店舗以上を展開していて、雇用者数はなんと2万人を超えています。国内のミニマーケット部門のシェアの40%のを占めていて、国内で最大の食料品小売業の企業となっており、2,500店舗に到達した「セブン」と競っています。
1987年創業
「99スピードマート」は、1987年に創業されました。
創業者のリー氏が、故郷であるセランゴール州のクランに初めてのミニマーケットを開業したのが始まりです。
2000年には現在の「99スピードマート」にブランドを統合しています。
雑貨店からスタート
地元新聞の記事によると、創業者のリー氏は、幼いころポリオを患い足が不自由になっています。リー氏には兄弟が10人いたため、学校に通うことができたのはわずかに小学校の6年間だけだったそうです。
リー氏は、中学校で過ごすはずだった日々を、道端でスナックを売る仕事をすることで埋め、それが彼の最初の起業になりました。
そして、1987年、リー氏が23歳のときに、このスナック菓子販売でためたお金で故郷に雑貨店をオープンしたのです。
その後、2010年頃から、急速に店舗展開を進め、私がマレーシアに赴任した2012年にはアラルンプールの街角でぽつぽつと店舗を見かけるようになりました。
驚異の成長!
「99スピードマート」は、その名前が示している通り、販売している商品の大部分が安価、わずか「99セント」で購入できる店という意味です。
この独自の低価格戦略が功を奏し、多くの消費者の支持を受け、急速に成長を遂げました。
現在ではクアラルンプールなどの都市部だけでなく、地方でも多くの店舗を持ち、マレーシアを代表するミニマートチェーンとなっています。
ビリオネアに‼
今年「99 スピードマート」は、マレーシア証券取引所で新規株式公開を行いました。これが非常に話題となりました。
この新規株式公開の成功により、創業者で「99スピードマート」の大株主であるリー氏は、保有資産が34億ドル(約5,265億円)となり、ビリオネアの仲間入りをしたのです!
雑貨店から華麗なる発展を遂げました!
「99スピードマート」は、この資金調達により、マレーシア国内でさらなる店舗拡大を図る予定で、あわせてデジタル決済やオンライン注文など、最新のITのテクノロジーを活用して、デジタル化を推し進めていく計画です。
家のそばにあれば買い物に便利で、安いので、いまやマレーシア生活には欠かせない存在となった「99スピードマート」ですが、さらなる発展によって、私たちの生活も、もっともっと便利になっていくのでしょう。
トホホ…
実は、この記事2回目の執筆なんです。
昨夜1回目を書き終え、文章の構成チェックをするときに、全文をクリックしてコピーするところを、間違えてクリックしてしまい消えてしまいました…
このノートも、履歴が自動保存できればいいのになあ・・・
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