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MGフェスティバル2024に参加して

2/24(土)~25(日)に東京都芝浦で開催されたMGフェスティバルに9年振りに参加しました。Day1のMG1~3期&懇親会は96名、Day2の事例発表は200名の参加と全国より大勢の方々。1年でこの場所でしかお会いできない方も多数。参加者の皆さまに共通することは、いい会社にしたい、いい業界に変革させたい、皆で良くなりたい、の思考であること。

以下、要素法を用いて記述します。
P:価格  V:原価  Q:数量  F:固定費  G:利益
PQ:売上高  VQ:売上原価  MQ:粗利総額

MG(マネジメントゲーム)については↓こちらより


事例発表①千里堂株式会社

メガネっ子ゼロを目指して身体に良いメガネを処方、販売をされている網走、北見、札幌、東京浜松にお店を構えるメガネ屋さん。

◎2018年の初MG、MQ会計表の導入により、会社のFを明確化、利益感度分析に取り組まれる。低P路線からの脱却。
◎自社の青チップ(強み)である一人ひとりのカスタイマイズに基づいた処方を最大化することで、Qが減ってもMQアップを実現。また、予期せぬ成功の一つが客層の変化により、理不尽なクレームが減り、クレーム対応に使っていた行数が減少。社員さんのメンタル健康度がアップ、幸福度もアップ。
◎MGの継続により、社員さんが自立し始め、売上管理、在庫管理も主体的に
◎MG4期の中間決算を朝礼に導入することで、目標意識の共有化。MQ目標の達成に。
◎付加価値=顧客価値になるとき、初めて「Q」が+1となる可能性。
◎「見る」という入力器官のインプットについて、プロスポーツチームのサポート活動も仕事へ。

ご発表の千里堂の皆さま

事例発表②株式会社高産

大阪で産業廃棄物収集運搬・処分をされている高田ご兄弟3人による創業から現在に至るまでのストーリー。

◎MQの最大化を目的に、P設定とQ設定を工夫された
◎選別工程のボトルネックの解消
◎幹部の自主性が芽生えたことで、新規MQが具現化
◎自社の強み・弱みの分析、5年後の会社ビジョンを会社盤と企業方程式を用い策定共有

ご発表の高田さん

事例発表③株式会社いれ歯やさん

兵庫県神戸市で、入れ歯を製造されている歯科技工所さん。

◎低P、1個づつオーダーメイドによることで、残業が常となっている会社と業界を変革させる取り組み。
◎スーパー長時間残業が常態化し、疲弊し切っていた会社で、MGを取り組み始めることで、業務革命が起きる。
◎製品をマイツールで1行1データ化し複合商品の再構築でMQを可視化、STRACⅡで目標MQを達成する組み合わせをみんなで探す。
◎目標MQの最終決定は社長。実現させるのは全員で。
◎一人ひとりの多能工化、スキルアップを可視化することで、お互いを助け合える職場へ
◎外注先をパートナーと認識し始めたことで、投入過多の状況でもWin-Win-Winへ。
◎MGは、社員さんが成功体験を積み重ねることで、自ら意思決定できるようになる。失敗を安全に経験させてくれるツール。自分の手で幸せを掴み取るための力を養う訓練。

ご発表のいれ歯やさん熊谷さん

事例発表④株式会社千葉企画

秋田ご在住のレジェンド千葉均さんより、マトリックス会計についてご報告。

◎要素法を用いることで、従来は1つしかなかった損益分岐点が4つになること。
◎MQ最大化の選択肢は5つ。
◎清涼飲料メーカーの自動販売機Pアップの事例により、P感度の高さ、P設定の威力。
◎資金方程式U+Z-K=Wについて(売掛金+在庫-買掛金=必要運転資金)
◎Value(商品価値)を高めるには、Quality(品質・昨日的価値)またはBenefit(便益・視覚的価値)を高める必要がある。

チバキンさんとキャッシュフロー

まとめ

社長1人で目指す力より、みんなで同じ方向を目指したときの組織力の可能性。
MGをやったで終わらせない。自社の分析&数値をどう変化させるか。
マイツールを継続使用することで、情報スキルのアップ。
この感動を社内に伝え、みんなで幸せになれるいい会社にすること。

会場中ほどより撮影
弊社社長、チバキンさん、私
2期16卓目P卓の皆さまと


最後までありがとうございました😊


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