マイルCS秋2022 予想・結果

コース情報・レース展開・人気馬不安要素

・コース情報

阪神 芝 1600m(外回り 右)
馬場:稍重
コース:Aコース
クッション値:9.3
芝の状態:内回りの3~4C、正面直線にかけて傷みが顕著

・レース展開

逃げ:②(⑥)⑫
先団:③⑤⑥⑧⑭⑰
中団:①④⑦⑨⑩⑪⑬⑮
後方:⑯
※カッコ内は可能性ありと判断したポジション

極端に逃げたい馬がおらず、ハナを切りそうなのはウインカーネリアンかホウオウアマゾンか。ソダシもこの枠だと包まれる可能性があるのでハナを取る可能性も。スローペースが予想されるが、どの馬も好位を取りたいので先行争いが激しくなり、アガリのかかる直線勝負になると推測される。
また内回り内ラチ沿いの芝状態は悪く、先週のエリザべス女王杯でもわかるように外差し傾向にある。

コース形態は直線が長く急坂があるため、差し追い込みが決まりやすい。ただし後方からだとアガリ最速でも届かない可能性。差し追い込み馬は中団好位から。
スタートからコーナーまで距離が長く内枠有利かと思いきや、スパイラルカーブのため外枠の方が好走傾向にある。また馬場が荒れてくると時計が掛かり、特に内枠は荒れた馬場を走らされてしまう。

・人気馬の不安要素

1人気 ソダシ
・テンションが上がりすぎると凡走する⇒パドック要注意!
・渋った馬場での適性がどうか

2人気 シュネルマイスター
・前走叩きと言えど9着
・末脚は非凡だが渋った馬場だと本来のキレが発揮できるか不安
・内枠に入ったことで外に持ち出すのが困難になる

3人気 サリオス
・前走レコード勝ちの反動どれぐらい影響するか
・長距離輸送が苦手
・適正距離は1800m以上か

4人気 ソウルラッシュ
・高速決着になると分が悪いか
・G1での実績はない
・馬体重は495~500kgがベスト。この範囲外だとどうか。

5人気 ダノンスコーピオン
・安田調教師、川田騎手共に「良馬場が良い」とコメント⇒重馬場は適正外
・馬体重460kg程と他有力馬と比較すると小柄


予想

本命◎ダノンスコーピオン(良~稍重)

・有力馬が内枠に集中しているのに対し、動きを見れる外枠
・稍重までであればこの馬本来の力が出せると思う
・阪神マイルの鬼、川田騎手鞍上は魅力

本命◎シュネルマイスター(重以上)

・重馬場適性は不明だが、血統的には重馬場も十分走れる
・前走は徹底的に塞がれてしまい9着と惨敗だったが、名手ルメール騎手の捌き方で巻き返しを狙う

注目☆ソウルラッシュ(重以上なら対抗)

・馬場状態を問わない自在性
・実績面は寂しいところはあるが、G1級の馬たちに引けを取らない末脚

ソダシについては、コース適正は十分あることやマイルでは最強クラスなのは推せる要素ですが、渋った馬場と内枠に入ったことから、評価を落として考えました。


レース結果

着順と展開

1着 セリフォス
2着 ダノンザキッド
3着 ソダシ
4着 ソウルラッシュ(注目馬)
5着 シュネルマイスター

○スタートから隊列完成まで
・ピースオブエイトがハナを切り、ファルコニア、ホウオウアマゾンが2,3番手
・それを見る形でソダシが続き、ダノンスコーピオンは先団、シュネルマイスターは中団、サリオスは後方からの競馬
・前半3Fは35.1とスローペース

○4コーナーからゴールまで
・大きな変動はなく直線へ
・セリフォスが大外から33.0の脚で上がっていき1着
・残り200mまでソダシと競っていたダノンザキッドが伸びっ切って2着
・ソダシは粘っての3着となった
・シュネルマイスターは4着ソウルラッシュに寄られて伸び切らず5着

感想

・本命のダノンスコーピオンは一番いいところで不利を受けていた印象。あれだけ前も横も空いてなく、進路が取れないのは仕方がない。
・シュネルマイスターは若干反応が鈍かったか。ソウルラッシュに寄られる前に抜け出したかった。
・正直ソウルラッシュは右に左にと寄れて、他馬に影響を与えていたのは良くない

各馬の今後の注目ポイント

・セリフォス
⇒成長力が著しい。斤量増をものともしない大外からの末脚はマイル王にふさわしい。
・ダノンザキッド
⇒挟まれても怯まない強さ。最後の一伸びができるところが魅力的。ゲート破壊して3着に来れる能力の高さが証明された。
・ソダシ
⇒ワンターンのマイルなら古牡馬相手でも勝負になれる。
・ソウルラッシュ
⇒馬の根性は認めざるを得ないが、蛇行はいただけない。
・シュネルマイスター
⇒血統的に渋った馬場も適用できるかと思ったが、やはり良馬場向きだった。


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