若く見えるって実は損じゃないですか？

私が20代の時設定した、30歳になるときまでの目標の1つ。

「30歳に見える人になる」

20代の自分には30歳になるというのはとても大きなイベントでした。

そのときに思ったのは、年相応の経験が滲み出るような人になりたいということ。

大人の余裕っていうんでしょうかね。

「ああ、この人には敵わない」って思う人生の先輩に出会うことがあります。その素敵だなって思える部分は、その分沢山の経験から生まれているのだということに気づきました。

極論ですけど、30歳でハタチに見えるより、30歳で30歳に見える方が、私にとっては遥かに大事なことでした。

(そんな30歳もあっという間に過ぎて未だに子供みたいな思考回路なので未だ修行中ですけど、実際は汗)

アンチエイジングという言葉がメディアにあふれるようになって随分経ちます。美魔女、なんて令和の今はもう死語ですらありますw

生き物である以上、ある程度の若さをピークに肉体的に衰えるのは逆らえないことです。

だから死ぬまで健康でいたい、という意味で若くありたいと思うのは至極当然のよこと。

一方、「アンチエイジング」って言葉を使う時、多くの人は「若く見える」ということをイメージするんじゃないでしょうか。

シワがない、白髪がない、たるみがない、ハリがない…そんなネガティブな表現が年を取ることと直結しているような。

結果として、実年齢より若く見えることが、ポジティブとして圧勝という風潮になっているなあと感じます。

でもね、元も子もないこと言いますけど、年齢って変えられないものじゃないですか。どうあがいても、どう若く見えてもXX年生まれって事実って変えられない。

むしろ、年相応に見えるってめちゃくちゃ素敵だなって思うんです。

逆に言えば、若い人でも、大人っぽい人っていますけど素敵ですよね。実年齢より一回り若く見えたとして、「ありがとうございます」ってのもゼロじゃないですよ。と、同時に、自分に足りないものが何かある気がしてしまう。

ちょっと天の邪鬼かなと思わなくもないですけどｗ

みなさん、〇〇さんのシワやシミの数、覚えてます？1本増えたら気づきます?

多分、他人はシワの数なんて数えてないですw

そこまで他人に興味ないじゃないですか。

シワ一本増えたくらいで、女としての価値、男としての価値、落ちませんよ。

そんなことより、オーラっていうんでしょうか、ただそこにいるだけで雰囲気が明るくなるとか、キラキラしてるとか、余裕や自信、優しさが滲み出てる人の方がよっぽど魅力的。

そしてそういう要素って、沢山の成功、失敗、試行錯誤から培われるものだったりする。

ボトックスやリフトアップみたいなアンチエイジング美容よりずっと難易度高い…。

だから私は死ぬまで年相応を目指していたいなって思ってます。

(体内年齢は若い方が良いですけどね！)