クロスオーバー二次創作が好きだ
物心ついたときからクロスオーバー二次創作が好きだ。
クロスオーバーという言葉も二次創作という概念も知らないうちからわたしの中に存在していた楽しい楽しいひとりあそび、クロスオーバー二次創作が好きだ。幼い頃は妄想するだけだったが、二次創作という表現を知って以降は書き手として、拙いながら個人サイトやピクシブにて作品をアップロードしている。
先日、マシュマロにて、ありがたくもわたしの書いたクロスオーバー二次創作が好きだとコメントをいただいた。その中でクロスオーバー二次創作への所感を求められた。
世の中にクロスオーバー二次創作は多々あるが、それらを好む人、特に書き手側の気持ちをまとまった形で見ることがあまりないように思ったので、折角の機会であるし、noteにまとめてみることにした。
なぜクロスオーバー二次創作が好きなのか?
改めて問うと難しい。好きなものは好き、それだけでいいのだ。そこに無理矢理理屈づけようとするのは野暮だとわかっているが、あえて言うのであれば「好きな作品に好きな作品を混ぜたらどんなことが起きるのか考えるのが楽しいから」だろうか。
わたし自身の話になってしまうが、とある作品A(原作・ジャンルのこと)に熱を上げていると、ふと「作品Bのキャラがここにいたらどう思うだろう」「作品Cの世界観をぶつけたら作品Aのキャラはどんな反応を示すだろう」と思う瞬間が訪れがちなのだ。
原作のキャラたちは作品の世界しか知らないかもしれないが、二次創作者である我々は他の作品を無数に知り、まったく違う倫理観や、異なる理屈で作られた世界を知ってしまっている。
「交わるはずのないキャラや世界がもし出会ったとしたら……」
そんな好奇心によって、クロスオーバー二次創作を初めてしまうのだった。すごく楽しい。世界を拡張して起こりうるifを想像し、それをいかに理屈づけ、いかに違和感なく擦り合わせるか、パズルのように要素を組み立てて話を作っていくという作業が、幸せなのだ。
読み手としても、世界観や倫理観の擦り合わせが上手な作品を拝読すると、二つの原作を組み合わせて広がった作品世界を泳ぐ楽しさに感謝してしまう。「こう説明するのか」「こうキャラを動かすのか」と自分では想像もつかない展開に膝を打つこともしばしばだ。自分の好みのクロスオーバー二次創作を見つけたときには幸運を噛みしめてしまう。
書き手としても読み手としても、好きな作品×好きな作品で起こる化学反応を楽しむのがクロスオーバー二次創作の醍醐味なのだと思う。
クロスオーバー二次創作をするときに気をつけること
両方の作品を尊重すること。これに尽きる。
好きな作品同士でしかクロスオーバーさせないし、キャラが他作品のキャラを一方的に否定するような描写はしない。作品同士のパワーバランスに気を配る。
折角楽しいことをするのだから、読んだ人にも楽しんでもらいたいし。あわよくば片方の作品しか知らない人にも読んでもらえて、クロスオーバー先の作品にも興味を持って貰えたらいいな。そんな気持ちでクロスオーバー二次創作をやっている。
クロスオーバー二次創作が好きだ
好きなものと好きなものを掛け合わせて、ますます楽しくなれる二次創作。場合によっては新しいジャンルにハマることもある。そんなクロスオーバー二次創作が本当に本当に好きだ。書くのも読むのも妄想するのも楽しくて仕方がない。
ここまで書き連ねてきたが、一番重要なことを伝えたいと思う。オススメのクロスオーバー二次創作(できれば夢小説)(可能ならばわたしの知っているジャンル)を誰か教えてほしい……!
(ツイッターのDMを開放してお待ちしてます!)