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【求める力、諦めない力】


2023.7.9の記事

岡部明美さん(明美ちゃん)のLPL第2講初日。
今回は第一チャクラ。
家族との関係性を中心としたワークです。
 
再受講の僕は、父親との関係性は過去に見てきたし、何だったら初受講の方や、壮絶な幼少期を経験した仲間のセッションを見学しようか、と軽い気持ちで参加していました。小林家では虐待もないし、ネグレクトもありませんでしたから。
 
しかし、体感ワークが始まったら一転しました。 
 
体感ワークの始まりは僕が小さい頃、母親が夜に仕事に行ってしまう場面です。
 
「行かないで!!」と泣き叫んで母親が行くのを止めましたが行ってしまいました。 
 
よくある光景です。 
 
普通の人はそのまま流れる出来事かもしれません。でも、僕にとってはそれが脳裏に焼き付いて強烈なビリーフにつながりました。

「自分の欲求を伝えても無駄だ。」と。
 
それからは、自分の欲求を伝えなくなりました。 自分さえ我慢すれば上手くいくので、地団駄踏む経験もなくなりました。
 
体感ワークの次の場面は小学校の頃です。
僕は蝶の採集が趣味で、専門書を読んでは八甲田山や遠くの山にいる珍しい蝶に憧れていました。
 
でも、父親に八甲田に連れて行って欲しいとは言いませんでした。また断られると思い込んでいたからです。だから、いつも1人で小川原湖に自転車を漕いで行動するようになりました。1人だと自由に自分のやりたいことができますから。
 
無意識のうちに僕は、自分の欲求を伝えることなく、伝えたとしてもすぐに諦めるようになっていたのです。
 
この体感ワークは今の自分にもつながってきます。
無意識のうちに「諦め」が僕の日常となっていたのです。

今、妻と不登校の子供達3人はシュタイナー教育を受けるために富山に移住しています。
しょうがないと自分に言い聞かせました。
 
クリニックをさらに良くしようと心の学びを院内研修に取り入れていますが、コミットしてくれる人が2.3人だけです。全員は参加してくれません。
しょうがないと自分に言い聞かせました。

自分の欲求を伝えても無駄ですから。
  
  
でも、佐倉亜希子さんからのシェアで、
「まーくん、これを続けていたら、誰もやったことがない感性論哲学をベースにした「感性医療」をこれから作り上げたとしても、世間の抵抗やバッシング、無関心によってまた諦めることになるよ。」と言われて、ハッとしました。
 
おそらくその通りでしょう。 
未来の自分もしょうがないと自分に言い聞かせるはずです。これからの僕は、「自分の欲求を伝える力」「諦めない力」が必要なんだと感じました。

これから佐倉亜希子さんと感性論哲学を医療に応用できるように学んで行きます。 
そして、人に伝えていくことになるでしょう。
その時、昨日の体感ワークはかけがいのない体験としていつまでも残っていくはずです。 
 
まさか、あのわずかな過去の体験が過去、現在、未来に繋がっているとは思いませんでした。

明美ちゃん、恐るべし。  
 
クリニックを休診にしてまでLPLに参加した意味がわかりました。

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