【いのちの音色】
偶然のご縁で出会った坂部恵奈さん。
32歳で子宮肉腫、腹膜播種となり、そこから奇跡的に生還されました。
坂部さんはもともと看護師、看護教員をされていましたが、リウマチも併発してしまい、病気をきっかけに働けなくなったそうです。
痛みと身体の自由がきかない絶望の中、唯一、ただ膝に置きながら奏でられる二胡を始めました。リウマチにより彼女の肘関節は悲鳴を上げ、3度の大手術で人工関節が埋め込まれています。
それでも心から湧き上がる気持ちで、主治医からのドクターストップを受けながらも血の滲む努力の結果、現在はプロの二胡奏者として活躍しています。
彼女の奏でる「いのちの歌」は、いのちそのものを感じさせます。
人間はなんとこうもしなやかで、力強いのでしょう。
今、まさに病気で苦しんでいる方々が、この二胡演奏を聴いて、癒されながらも前に進む力を感じてもらえたらと思います。