(散文)白飯は「ほか弁」で買えばいい
子供が3歳になったとき、はじめてキャンプへ連れて行った。
子供とのキャンプで、自分が行きついた先は、
・食材は肉だけ買う
・調理器具はフライパンだけ
・カセットコンロがあればいい
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学生時代からキャンプが趣味だった。
金曜日、授業が終わるとキャンプへ出発した。
当時はまだゆるく、野良キャンプも黙認されていたので、適当にキャンプ地を決めていた。
友達と行くとき自分の役割は、ちょっとした「お酒の準備」と「酒のつまみの調理」だった。
テントを設営したら、ちゃちゃっとツマミとお酒を準備する。
昔は焚火台なんてなかったし、あったとしても知らなかった。
冬に暖をとるには、酒を飲むしかなかった。
いい塩梅に酔っぱらってくると、それぞれのタイミングでテントに潜り込み、寝袋にくるまって寝る。
次の日起きたら、日帰り温泉に寄って帰る。
毎週、そんなことを繰り返していた。
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キャンプが趣味の人はわかってくれると思うが、子供ができてキャンプに行ける年齢になったら、ぜひ一緒に行きたいのだ。
自然と触れあう楽しさを感じ、キャンプの知識や技術を身につけてほしい。
道具も持っていた。
コッヘル(丸形一人用)、CAMPINGAZのストーブ(OD缶)、CAMPINGAZのランタン(OD缶)、キャンプ用テーブル、キャンプ用チェア、寝袋(バロウバッグの6番)×2、その他もろもろ。
持っていたテントは一人用だったので、買いたしたのは、6人用のドームテントのみ。
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子供とのキャンプで、確立した三原則がある。
虫が嫌い。という理由で普段はキャンプに来ない嫁が、一度だけ参加したことがある。
嫁の希望で、普段は買わない野菜も買った。
野菜から水が出て、肉が水っぽくなった。
自分は、食べ物の好き嫌いをなくそう!という教育方針がない。
イチローさんも中田英寿さんも、好き嫌いをなくさず好きなものだけ食べて一流アスリートになった。
子供とキャンプに来た時くらい、好きなものを食べればいい。
→①食材は肉だけ買う
子供も小さかったので、そんなに大量に食事は必要ない。
コッヘル(丸形一人用)でも、ご飯を炊く、カレーを作る、肉を焼く。
3ターン(30分)もあればできる。
しかし、小さい子供、お腹が空いて、ご飯を待ちきれなかった。
コッヘルじゃ、間に合わないな。と反省。
でもどうせ肉焼くだけだから、フライパン一つあればいいじゃん。
→②調理器具はフライパンだけ
CAMPINGAZのストーブ(OD缶)は、火力が強く中華料理も作れるくらい便利だった。
コッヘルなら十分なのだが、フライパン使うとなると、ちょっと頼りない。
あと、OD缶のガスの入手が難しい時代になっていた。
だったら、高さも低くて、ガスはコンビニでも買える。
→③カセットコンロがあればいい
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最後に、
自分のキャンプにはポリシーがある。
キャンプは、自然の中で、好きなものを自分で料理して食べて、お酒を飲んで、ゆったりした時間がすごせればいい。
なんだったら、テントでなくバンガローだっていい。
ご飯炊くのに時間と手間がかかるのなら、・・・・・
そう、白飯は「ほか弁」で買えばいい