第二章 プロジェクトに関する実現性審査基準
「Makuake」でプロジェクトの実施をご検討されている皆様、こんにちは!
マクアケの政策渉外チームです。
前回の「Makuake」というプラットフォームの考え方はご覧いただけましたでしょうか。
(前回記事)
前回の内容を踏まえて、今後は具体的な掲載にあたっての基準をご紹介させていただきます。
「Makuake掲載基準」の内容についてご紹介させていただく連続企画、第二回の今回は、「プロジェクトに関する実現性審査」について、その基本的な考えをご紹介させていただきます。
1.プロジェクトの「実現性」について
(1)掲載プロジェクトの不満足体験について
「Makuake」は、アタラシイものや体験の応援購入サービスという性質上、開発中や準備中の商品、サービスに関するプロジェクトが掲載されております。
そのようなまだ世の中にない商品、サービスについて、実行者様とサポーター様との間で応援購入及びリターン提供に関する契約を結びます。
まだ世の中にないものを掲載する上で、マクアケでは契約当事者間での不満足発生の可能性を最小限に抑えるよう努めております。
ではその不満足とは何か。
そう、
①Makuake基本方針に準拠したプロジェクトでないこと。
②リターンである商品やサービスが提供できないこと。
です。
①については前回の記事で取り上げたもののため、ここでは②について記載いたします。
(2)「実現性」とは何か
リターンである商品やサービスが提供できることを事前に確認するために、マクアケでは大きく次の2つの視点で実現性審査をしております。
①法的実現性が担保されていること
合法に国内流通できる状態であること(許認可、法定表示取得等)
実行者様方で法的整理が出来ていること(知財権、新サービスの現行法での整理等)
②実施可能性が担保されていること
リターンとして提供される商品、サービスが提供できる体制にあること
リターンに不具合があった場合のサポート体制が確立していること
商品、サービスの提供において、アタラシイ品質を担保されていること
2.提供するリターンに応じた実現性について
プロダクト(有形商材)の実現性
大きく自社製造、製造委託、輸入代行の3種類のリターン入手方法があります。
自社製造の場合
製造のための製造体制、原料調達実績・見込み
製造のための許認可(必要に応じて)
製造委託の場合
委託先の製造体制
製造委託契約が適切に結ばれていること
製造のための許認可(必要に応じて)
輸入代行の場合
リターンの配送が完了するまで製造メーカーから日本国内における独占販売権を付与されていること
輸入に際して必要な手続きが完了していること(必要に応じて)
店舗サービス(無形商材)の実現性
リターンサービスを提供する場を確保していることが確認できる資料を確認させていただいております。
イベント等エンターテインメント(無形商材)の実現性
イベントを実施する場を確保していることが確認できる資料を確認させていただいております。
出演者等イベントにご協力いただく方のご協力が得られていることを確認させていただいております。
文責 うさぎ(政策渉外チーム)