![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63118528/rectangle_large_type_2_dcae08e2365e982d720fe3d19a90aa59.jpeg?width=1200)
お金の話。
10月に入ってすっかり朝晩が寒くなってきました。
メキシコって言うと暑いイメージの方が強いかも知れませんが、私の住んでる街は標高が高いので冬は薪ストーブを焚いてコタツを出すほど寒いです。
まだそんな寒さまでではありませんが。とても近くに感じます。
最近夫と2人で始めた朝のジョギング&早歩き。
2週間続いたので、これからも続けられそうだなと確信し、昨日は古着屋さんで運動用の服を買ってきました。
運動用の服を買うまでは普段着で走ったり歩いたりしてたんですが、同じ運動場でカッコよく颯爽と走ってる老若男女達、皆さんとても運動しやすそうなウェアを着てて、すれ違う度、抜かされる度、ああ、かっこいいなあと思いながら、自分にはどんなウェアがあるんだろうと妄想しながら2週間過ごしてました。
ただやっぱり必要以上に服を買いたくない、増やしたくないと思っているので、絶対にチョイスを失敗したくなくて、買ったは良いけど着ないままクローゼットで眠るような事にならないように、古着屋を何件も周りました。
住んでる街の中に歩いて回れる範囲に何件も古着屋さんがあるのは本当にありがたい事です。アメリカから流れてきてる古着らしいので、ラッキーな掘り出し物もあったりします。
逆になんで古着屋を探すかって言うと、住んでる街が小さすぎて、素敵なスポーツウェアを探し当てられるほど実店舗がないんです。
でも今の時代ネットで注文して好きなブランドのスポーツウェアを手に入れることなんてとても簡単かも知れないけれど、スポーツウェアは出来れば試着したいですよね。
いつも後ろ姿を追いかけながら、いつ言おうか迷ってましたが、夫も2週間ひどい格好で走ってたので(笑)、その事実を正直に打ち明け、2人で無事スポーツウェアを手に入れたのでした。
ちなみに1人1,000円くらいで上下立派なスポーツウェアをゲットしました。
ついつい形から入る自分から少し成長を感じた35歳でした。
朝の運動で生活習慣が変わるとマインドも少しづつ変化してきたような気がします。
ずっとモヤッとしていた、今後の事もウォーキング中に頭の中が整理されて、
よし!っとスイッチが入りました。
先日歩きながら考えてたことを今日は書こうと思います。
私は昔から貯金が好きで、お金ってもの自体が貯まるのが好きってことよりも、
ゲーム感覚で数字として増えていくのが楽しいことと思ってます。
でもこないだ友達が「私、貯金苦手なんだよね」っていう話しをてて、その時はその話が特に広がったわけじゃないんですが、貯金についてちょっと考える良い機会になり、それからしばらく自分の貯金やお金に対しての考え方を思い起こしてました。
私は中学生の頃から貯金するのが趣味みたいなものだったので、私にとっての貯金の基礎が自身に染み付いてます。
そしてその貯金の基礎とは、どんな人でもよく考えれば、いやよく考えなくても分かることですが、第一に収入より多く支出しないこと。
これは貯金するにあたって基本中の基本で、収入を上げるよりも遥かに大事なことなんじゃないかと思います。
で、私が好きな部分は要するにそのやりくりが楽しんです。
収支のバランスコントロールゲームです。
でも楽しいと思うのに必要なことが一つあって、それは「目的」。
ゴール地が決まってるのと決まってないのとだと楽しさが全然違います。
ただ最近ちょっとその楽しさが全く感じれてないよなって気がついたんです。
で、よくよく思い返すと、最後に目的を持って貯金してたのって、12年前の事。
2009年、当時22歳の私は貯金に明け暮れた日々を過ごしてました。
目的は「世界一周」。
目標金額は12ヶ月で100万円。
当時スナックでフルで働いていたので、頂いてたお給料からしたらそんなに無理ない設定にも思えたのですが、なんせ若かったから交際費やらお洋服代やらで結構カツカツになりながら頑張ったのを覚えてます。
でも1番の救いだったのが、親友達が皆それぞれ夢を持ってて、皆それぞれ貯金しようと頑張っていた時期が重なってたことでした。
お金をかけずに遊べる事をいつも考えてました。
そしてその夢を応援してくれる大人達が周りに沢山いてくれたのも大きな救いでした。
今の時代クラウドファンディングなんてシステムがありますが、そのアナログ版みたいな。
身近な人達がみんな応援しててくれたから、最後は貯金額がゴールを大きく超え、無事予定通り旅に出る事が出来ました。
話は現在に戻り、今の私は、当時から相変わらず収入よりも支出を少なくしてるので、貯金自体は毎月出来てるのすが、なんかこう、お金が増えてるのになぜか貯金してる気がしない。
貯金が苦手って言う人とは対照的に、貯金出来てるのに貯金してる気がしないわけです。
なんでなんだろうとずっと考えてました。
で、いつからか、次にやりたい事が無いんだなって思い始めて、
なんかしばらく寂しくなったりしてました。
だけどその理由って要は、最後に目的を持って貯金をした後に、私が次に願った次の夢は、「今の仕事、(天然石とマクラメの仕事)で食べていけるようになること」だったんですね。
物凄い曖昧なんですが、これが叶って数年が経ち、燃え尽き症候群じゃないけど、
「で、この仕事で食べれてるけど次どうする?」ってなってたわけです。
もっと明確に、例えば、「死ぬまで今の仕事で食べていけるようになりたい!!」とかって夢だったら死ぬまで燃え尽きることはなかったかもしれないけど、
『死ぬまで』なんてことは正直思ってなかったのが躊躇なく出てきてしまった。
数年前に若きマクラメ作家を目指す青年がうちを訪ねてきた時、「僕もいつかあゆみさんみたいになりたいです!!!」って言われたときに、
私みたいにってどんな「みたい」なんだろう?
そして、私みたいになって、で、どうすんの?って思ったんです。
今思えばそれは青年への問いかけではなく、自分自身に対しての問いかけだったんだなと思います。
ただ先日、次にやりたい事がふつふつと心の中で燃え始めてきて。
あ、私まだ次に進めるって思ったんです。ちゃんと続きがあるって。
それに向けて準備のために貯金しよう!って思ったらですね、なんか急に楽しくなってきて、寂しさ吹き飛んだりして。
実際のところ、今ある貯蓄の中でも私のしたいことはいますぐ始める事も出来るのですが、でもそれじゃ正直つまらないので、新たにやりたいことのために今持ってるお金とは別枠でコツコツ貯金から楽しもうと思ってます。
新しいことを始める根本的な目的は自分自身の変化を楽しむことですからね。
話は少し飛びますが、最近金融リテラシーについての話題をよく見かけるようになりましたよね。
日本人はお金の話をあまり人前でしないから、子供のうちから金融リテラシーを学ぶ機会が少なかったり、そもそも大人になっても知らないままだったり。
で、自分はどうかなって思うと、私は両親が結構うまいこと教えてくれてたんじゃないかなって客観的に見て思います。
特に父は、言葉で説明はしないけれど、父の中の金融リテラシーに基づいたしっかりとしたルールの中で育てられたような気がします。
お金について曖昧なことがなかったし、私に対してお金を出してくれた事については全て私の知的資産になってるし、逆に知的資産にならないような事にはお金を使うようなことは記憶にない。
小学生の頃から兄と私は一台づつパソコンを与えてもらってました。
30年近く前から私達兄弟はWindowsを触らせてもらっていたわけです。
もちろん30年前なので、インターネットで動画を見たりするわけじゃなく、
マウスで絵を書いたり、ソフトでゲームをするわけなんですが、そのゲームもシムタウンだったかシムシティーだったか忘れたけど街を作るモノポリー系のゲーム。
これってめちゃくちゃ子供の金融教育のベース作りになるんじゃないかなって私は思います。
それに兄がプログラマーになって立派に仕事してるのは父が子供の頃からパソコンを与えてくれたからだと思うし、私が難なくオンライン上で仕事を出来てるのも同じ理由だと思います。
私は16歳の時から1人でアパートを借りて暮らしてたのですが、先述した、世界一周をしたいが為に貯金がしたくて家賃を丸々浮かす気で実家に帰ったのですが、そんな甘ったるい事を受け入れてくれるような家ではありませんでした。
実家に住む場合は、父の決めた金額を家に入れるように言われ、それも結構しっかりした金額だったけど文句言いながらも言われた通り入れてました。
でものちに結婚したときにかなりまとまったお金を祝金で頂いたので要するに私に家にお金を入れるように言ってたのは私への教育だったわけだと後になって知ってとても嬉しかったです。感謝感謝。
それにサラリーマン家庭ではあったけれど、母が手作りの物や不用品をフリーマーケットに出店するのが好きだったので、物の売り買いや値引き交渉を小さい頃から近くで見てた事で、海外での商品の値引き交渉術にも物凄い影響してる気がします。
子供の頃からお金のことをしっかり学ぶことって本当大切だと思います。
もちろん大人になってからも。
お金の勉強は人生に大きく影響するジャンルであって、社会と関わって生きてく以上絶対的に必要な要素です。
お金のある世界に生まれてきてる以上、本質を理解しながら共存したいところ。
それにお金と向き合うことで、環境問題についても必ず向き合えます。
そこは切っても切り離せない深い関係で繋がっている。
お金をかけずに暮らしていくことをモットーとしながらも、金融リテラシーを高め、お金とは、大切なエネルギーの一つとして関わり合っていこうと私自身は思うのです。
だから使う所をしっかり見極め、次のステップのための貯金を楽しもうっと。
ということで、歩きながら考えてたことでボヤッとした内容で終わって申し訳ないです。
でもって、何を始めるかって事をまだはっきりと言うことが出来ない私をお許し下さい。
自分なりに最大限環境に負荷をかけずに、生きていく為に必要なお金を作りながら、
自分のしたい暮らしを手作りながら生きてくために出した次のステップ。
皆さんにシェアできるくらいになるなるまで頑張りまーす。
いいなと思ったら応援しよう!
![AYUMI ICHIKAWA](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76161803/profile_6f6e81c4685907676a59817143b89b15.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)