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僕らは、かまくらを作ってる
webデザイナーに他の業界まで影響を与える有名人やインフルエンサーがいないのはなんでかな。
業界の中で有名な人は何人か思い当たるけど、
業界の外にまで影響を与える人ってまだおらん。
新しい産業とはいえ、僕はこれについてずっと考えていて、自分なりの答えが見つかった。
二つある。
1、物理的にカタチが残らないから
まずは物理的にカタチが残らない。
webサイトを作っても2年から3年でトレンドや時流に合わなくなってリニューアルする。
だから、昔のデザインが残っていることはない。
広告系の特設サイトなんか特にこれにあたり、1ヶ月も経たない前に見れなくなる。業界の外に広まる前にリニュアールしたりするんですね。
だから後進にデザインの素晴らしさとか、
成果が出た理由を学問として伝えれない。
建築家であれば建築物を。
グラフィックデザイナーであればタイポグラフィとか残せる。
僕らが作っているのは、雪で作ったかまくら。
建築物と違って、春になったらそこには無い。
子供に見せることができない仕事だというのは寂しいよね。
2、いたとしたらwebデザイナーではなくなる
webデザインの世界で成果をあげた人は、
他の業界に行ってしまったケースをここ2年でよく見た。
事業会社でアートディレクターをするんですね。
もしくはそれ以上の上位職です。
webよりもっと広い仕事をしたり、もっと上流のコミュニケーションデザインをしたりするって感じ。
理由はそれぞれだと思いますが、給与面とか領域の狭さが起因しているのではと思う。
業界の至宝と言われる人が、web業界の外に行ったのを間近で見たので、そんなことを思う今日でした。
三つ目を思いついたらまた書きたいと思います。
ブレイクスルーを起こす人はいつ現れるんだろう。
じゃあほなの。