言葉の趣
こんにちは、滝川誠です。
私はよく何か笑うことがあると、「草」と言います。
これはネットスラングで笑っていることを表すと説明しないと日本語を勉強する人にとっては、何故日本人は笑うと草と言うのか理解に苦しむとなります。
元々、
(笑)→ w → www →草→笑
という歴史を辿っています(私の個人的な感覚です)。
ニコニコ動画では一時期「(草が生えすぎて)森」ともコメントされていた時期があります。
ですが、最近では、「笑」に集結しているどころか、この「笑」が古いとも言われるようになりました。
若者にとっては煽りに見えるらしいのです。
(笑)が笑になったわけですが、では、()は今どうしているかと言うと、イタいオタク、年寄りが使うセルフツッコミと見られています。
例えば、「私は今日、ノーブラである()」
この()の中には、(誰も気にしてねえよ)が入ります。
確かにイタいですね。
話が逸れました。
私がよく使う「草」は今や絶滅危惧種です。
しかし、私は使い続けると思います。
(笑)のわらいから、wが流行し、増え、そしてwが草に見えることから草へと変化していく。
この日本語の趣が好きなのです。
今の子たちの文章は意外と淡白です。
絵文字を使いすぎると「おじさん構文」と呼ばれ、()を使えばイタい年寄り。
少し上の年代からZ世代前までは日本語を楽しく自由に使っていたと思います()。
今使った()には何が入ると思いますか。
「老害」です。
草。