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写真展メーキング 展示に2kgの糊。普通糊ってスティック糊のことでしょ(笑)。
【写真展のお知らせ】
著書『NO TRAVEL, NO LIFE』が三度目の舞台が9/23から始まります。それに合わせて小規模ではありますが写真展も開催!
今回は日本で一番人気のある(本当です)ゲストハウス「WISE OWL HOSTELS TOKYO」という場所での展示。
旅人の7割が外国人とのことで和紙を使ってプリントすることにしました。そこにたどり着くまでには紆余曲折あったのですが。
例えばキューバの写真を和紙にプリントするとこれがまたいい味を出してくれて、過去にない感触があるのです。
コンセプトは長くなるので割愛するとして(笑)。
ということで、今回は糊から自分で作るという前代未聞の展示。舞台と会場のゲストハウスと多岐にわたりコラボしているので、企画段階からコンセプトを立ててそれに合うように、素材選びからスタートしました。
たどり着いたところが糊から作るという。作るっていっても撹拌するだけなのですが、撹拌なんて書いたこともやったこともない行為(笑)。
木製パネルに和紙でプリントした写真を貼るのですが、どれぐらいの粘度が最適なのもわからず。柔らかすぎて剥がれても困るし、固くて凸凹になっても困る。
A3ノビという大判なので一発で成功させないといけないプレッシャー。再度プリントするだけで結構の手間とインクと紙を使用しなければならないし、何より写真を無駄にしたくないし。
といってもなんせ初体験、未経験なのでさすがに僕も上手くいくかどうかわからない(笑)。やってみて成功か失敗をしてみないと結果がわからない。でも搬入は迫ってる。
ゲストハウスというと、我々旅人にとっては家のようなものです。
そこで有害化学物質一切使用していない糊を使用することにしました。小麦粉のでんぷんを主原料とし、ホルマリンゼロ、ホルムアルデヒド不検出、シックハウス症候群にならないような糊です。
シックハウス症候群のことを真剣に考えている建材屋さんが開発した糊なんです。
これは素晴らしい!と思ったのですが、誰もその糊で写真を貼ったという人を聞いたことがありません。検索しても出てきません。
スプレーのりでシュッと一発で作れば本当は楽なのは百も承知なんですけど、今回は素材からこだわるというコンセプト。
はてさて、どうなることやら。ぜひ見に来て下さい!
普通、糊ってスティック糊のことでしょ。やばいですよ。糊2kgなんて初めて見ましたよ(笑)。
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原作:須田誠『NO TRAVEL, NO LIFE』
https://bookmeter.com/books/75120
脚本:吉田武寛(LIPS*S/ILLUMINUS)
演出:新里哲太郎
同時写真展開催 & アフタートークショーもやります!
写真展は無料ですのでゲストハウスの入り口でその旨を伝えて下さい。
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