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僕の旅行記~古都ジョグジャカルタ~

インドネシアの屈指の観光地である、ジョグジャカルタに行ってきた。伝統的な宮廷文化や歴史的遺産が数多くあり、京都府と友好提携を締結している都市である。

一番の目的は、世界三大仏教遺跡とも言われる【ボロブドゥール寺院】であるが、それ以外にも魅力が多い街だった。

ジョグジャカルタ旅行記(10/18~10/20)

・旅のスタートは夜行列車

始まりはまたしても金曜の仕事終わりから。本来は往復ともに飛行機を使う予定だったのだが、メンバーから夜行列車のほうが安いよと言われ、そっちを使うことに。乗ってしまえば翌日の朝には到着するため、より時間を効率的に使うこともでき、一石二鳥である。
予約は全てオンラインで完結し、今回は≪Traveloka≫を利用。仕事柄悩むところだが、個人旅行はネット予約が一番良い。

ジャカルタ中心部にある、GAMBIR駅22:50発のKAI(Kereta Api Indonesia)に乗車をする。特急列車で7時間8分の長旅である。
GAMBIR駅はジャカルタ中心部にあり、多くの列車がこの駅を起点に出発している。ネット情報で出発の1時間前にはチェックインをしないといけないらしい。実際はその必要があるのか定かではなかったが、構内も綺麗で出発時間の30分前には列車にも乗車できたので、早くいくことに越したことはないだろう。

お気に入りの構図。旅に出る。
この作業員がだべってる感じが良い。
ホームから見たモナス。
ライトアップもされていて、一番のビュースポットだと思う。
座席は撮り忘れたが、一般的な特急列車のシート。
夜明けとともに目的地が近づいてくる。
この東南アジアの列車の感じが良い。
長旅の到着駅
駅前広場のモニュメント

列車の感想としては、若いうちしか出来ないかな。普通のシートに7時間座りっぱなしで、寝たのか、寝れてないのか。翌日の朝5:58到着でそのまま活動できるため、1日を長く使えることがメリットだろう。

・Tugu Jogja

まずはこの街のランドマークである、トゥグ・ジョグジャへ。
ただの記念碑ではなく、ジョグジャカルタの精神やアイデンティティを体現する存在、なのだとか。歴史的な背景は他の記事にたくさん書いてある。まずは訪れるべきスポットだろう。

・Mendut Temple / Pawon Temple

ボロブドゥール寺院は、ジョグジャカルタ駅から車で1時間程の距離にある。入場の予約時間まで少し時間があったため、ボロブドゥール寺院遺跡群として世界遺産に登録されている、ムンドゥット寺院とパウォン寺院にも立ち寄ることにした。素晴らしい場所だったが、お土産の物売りがしつこかった印象しかない。観光地はどこもそうだが、久しぶりの感覚で鬱陶しいと思ってしまった。これも旅の醍醐味であることを忘れていたようだ。

・Borobudur Temple

そうして今回の一番の目的地、ボロブドゥール寺院へ。
到着して分かったのだが、敷地がかなり広い。駐車場から受付まではカートを使って移動する。早めについて正解だった。

ボロブドゥール寺院に登るためには入場チケットが必要で、1週間前から予約が出来る。土日は完売することあり、実はチケットが取れなかったためこの旅行も1週間延期したのであった。
ガイドさんが先導して、遺跡へ向かうのだが「インドネシア語と英語どっちが良い?」と聞かれ、在留書があり国内観光客価格で入場するため、インドネシア語を選択。これは、英語にすれば良かった。まだ難しい。

ツアーの待機場所
1人1足このサンダルを提供される。遺跡保護のために必ず履かないといけない。これは記念品として持ち帰れる。
ガイドの案内で遺跡へ。

少しずつ全貌が明らかになっていくのだが、このワクワク感がたまらない。まだ見たことない景色・経験を求めて旅をする。
ここが憧れていた場所、来れて良かった。

詳しい解説は分かりやすくまとめてある記事がたくさんあるので、ぜひそちらを見て欲しい。2023年には天皇陛下も訪問された場所である。

頭は

・Gudeg Tu Djum(Pusat)

この日の昼食は、ジョグジャカルタの伝統的な名物料理【Nasi Gudeg】を食べることに。お店のリサーチは全くしていなかったのだが、GoCarのドライバーにおすすめの店に連れて行ってもらうことに。
このお店は、ジョコウィ前大統領も訪れたことがある、有名店のようで味も本当に美味しかった。

甘辛い味付けが特徴。
GoCarの運転手、RUDIさん

今回は、RUDIさんのおかげで最高の旅になった。元は駅前で出会った1人のGoCarの運転手に過ぎないのだが、なんとなく波長があうというか、この人なら大丈夫だという根拠のない自信があり、1日ドライバーをしてもらうことに。次に向かう予定だった遺跡の近くに家があるらしく、一緒に行こうよという会話がきっかけである。
料金は高くついたかもしれないが、それ以上に素晴らしい時間を一緒に過ごすことが出来た。そしてイケメンで、俳優の”寺島 進”に似てると思う。

ちなみに翌日も街中で偶然出会い、縁を感じる人だった。

・Prambanan Temple

次に向かったのは、プランバナン寺院。
先ほどのボロブドゥール寺院は仏教遺跡だが、こちらはヒンドゥー教遺跡。プランバナン寺院群として、こちらも世界遺産になっている。同じ街に2つの異なる宗教の遺跡があるのも魅力の一つだろう。
こちらも詳しくは他の記事を読んで欲しい。笑

少し前に俳優の”鈴木亮平”も来ていたらしく、日本の先輩とLINEでやり取りをした。インドネシアに遊びに来てくれるとのことで、それまでに色んな場所に行って、現地人として案内ができるようになろう。

・Malioboro通り

ジョグジャカルタの中心を通る、マリオボロ通り。現地の方と観光客と多くの人で賑わっていた。ここに来た目的は、バティックを買うこと。ジョグジャカルタはインドネシア中でも、バティックの生産地として有名で、特に宮殿文化を取り入れたデザインが特徴的なのだそう。

ジョグジャカルタの中でも人気の大型店舗。
お気に入りの1着を購入。
夕食は【Bakmi Jawa】
塩気が効いていてこれまた美味しい。
店内はこんな感じ。
ジェラートも人気なようで、食後に。

ちなみにこの日の夜は、インドネシアに来て初めての腹痛に襲われることに。この日食べた中に原因があるようだ。さらに1日中歩き回って、疲れもかなりあったのだろう。
しかし、薬も飲まずに寝たら翌日には治っていた。我ながらありがたい体である。

・Kopi Joss

翌日は雨も降っており、遅めに出発。まずはホテル近くのお店で、こちらも名物の【Kopi Joss】をいただくことに。コーヒーの中に炭が入った珍しい代物だが、これは口に合わなかった。炭の苦みと変な甘さと、そもそも炭を飲んでも大丈夫なのか。申し訳ないが半分以上残してしまった。

・Kraton Jogja

この日は、中心部を散策することにしており、現在も王族が住む宮殿を訪れた。ここも、『ジョグジャカルタの世界観を表す軸線と歴史的 建造物群』として世界遺産になっている。異なる分野で3つも世界遺産があり、本当に見所が多い街である。

ジョグジャカルタの紋章

近くにいた宮殿のガイドさんに連れられて、インドネシアで有名なコーヒーの【Kopi Luwak】のお店も訪問。コピ・ルアクは日本でも有名だが、ジャコウネコというネコの糞から採取するコーヒー豆だ。
それだけ聞くと偏見があるが、美味しいコーヒーだった。

ガイドがスムーズに案内するから、きっとキックバックがあるんだろうな。Googlmapの口コミにはそんな言葉が溢れていた。

1杯1,000円。高いよ。

・Taman Sari

王宮庭園の跡。時間があれば行ってみる価値はあるといった印象だ。

・Bakmi Jowo Mbah Gito

この日の昼食はこのお店へ。ジョグジャカルタ出身の会社のメンバーがおすすめしてくれたお店であり、雰囲気も味も最高だった。定期的に食べたくなるが、ジャカルタには店舗は無いようだ。。

Bakmi Goreng

・帰路は飛行機で

楽しかった旅はあっという間で、ジャカルタ(現実)へ帰る。帰路は飛行機を使い、約1時間の道のりである。ジョグジャカルタ駅から空港前の特急電車では、到着しても起きないくらい爆睡していた。
この空港は比較的新しく、店舗も充実していた。初めて国営ガルーダインドネシアに乗れてこれも良い経験になった。

空港周辺は何もない。
お土産店も充実していた。


・最後に

その土地の空気感だったり本当の魅力は、ネットの情報や写真だけでは分からない。旅の醍醐味を改めて実感した数日間だった。
それにしても、1人だと言うと会社のメンバーにも地元の人にも驚かれる。日本にいたときも「1人で楽しい?」とよく聞かれたが、これが楽しいんだよな。大勢で旅行に行くのも好きだが、楽しみ方が違うというべきか。1人で行くことで世界が広がった過去があるから、今では何も躊躇することなく出かけている。
だから結婚が…という議題はまた今度。

#僕の駐在員日記へ続く

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