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【志を立てて以て万事の源と為す(志を立てることからすべてが始まる)】

私の好きな、吉田松陰先生の言葉です。

志、これが全ての始まりです。
そして、志があれば、紆余曲折はありますが、成功の他は無いと、私は確信しています。

幕末、志士と呼ばれた多くの若者たちは、自らの志を胸に困難な時代を生き抜き、新たな日本を創り上げていきました。彼らは、どんな過酷な状況に置かれても志を見失わず、理想の実現に向けて歩み続けました。

志とは、自分の使命を自覚し、社会や世の中にどう貢献していくかという、自分の存在意義を明確にすることです。

私見ですが、経営者にとっても志は、企業を率いる上で、羅針盤となると考えます。志は、企業ミッションを定めることに他なりません。そして、組織の舵を取るトップが、どんな未来を描き、どのような価値を提供するかを明確にすることが、全ての前提、になります。

幕末の志士・吉田松陰先生は、わずか29歳という若さで非業の死を遂げましたが、彼の「志」は時を超えて、弟子たちに受け継がれ、後の明治維新へとつながりました。松陰先生は、自らの「志」を若い弟子たちに伝え、彼らの心に火を灯しました。

彼が育てた、伊藤博文や山縣有朋といった人材は、日本の近代化を推進し、明治政府の礎を築く立役者となりました。松陰先生の「志」がなければ、明治維新の成功はなかったかもしれません。19世紀末、日本は、イギリス、フランス、もしくは、ロシアの植民地になっていたでしょう。

植民地のイメージは、人権が無い(動物と同じ)、日本語の名前が無くなる、などです。偉大なる明治に、私は、感謝しかないです。

現代の経営者にとっても、松陰先生の教えは非常に示唆に富んでいると、思います。企業における志は、すなわちミッションです。企業のミッションを明確にし、それを社内外に浸透させることが、経営を成功に導くための第一歩です。変化の激しい環境においても、迷いなく前進するための指針となるのです。

松陰先生の「志を立てて以て万事の源と為す」という言葉が示す通り、志は、すべての始まり。志がなければ企業は迷走し、経営戦略や事業計画も意味を失います(そもそも前提が無く作れません)。

経営者がまず立てるべきは、自らの志、ミッションです。ミッションこそが、企業を成長に導くエネルギーとなり、未来を切り拓く力となるのです。

令和の時代、経営環境が激変し、序列が変化する時代だからこそ、皆さんも志を再確認し、自らの企業ミッションを明確にしてはいかがでしょうか。

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