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踊らされるな、自ら踊れ
公認会計士の三浦真です。
本日は私が今も考えているテーマ、「踊らされるな、自ら踊れ」についてお話しします。
この言葉は、日々の仕事や生活の中で自分の意志を持ち、主体的に行動することの大切さを表しています。
踊らされる、つまり、誰かに指示されて動かされる状態は、あまり気分のいいものではありませんよね。
多くの場合、望む結果は出ないと思います。
仕事でも、勉強でも、自分の意志でやりたいと思うのが普通ではないかな。
ですが、現実にはそうはいかない場面も多い。
特に、経営者の皆さんには、取引先や従業員、あるいは市場の動向に応じて「やらされている仕事」を感じる瞬間があるのではないでしょうか。
しかし、ここで重要なのは、「やらされ仕事」をどのように捉えるかです。
やりたくない仕事でも、状況や条件によっては続けざるを得ず、成果が出にくいにも関わらず、やってしまうかもしれません。
では、どうすればいいのか。
私の考えを整理すると、以下の2つのステップが、浮かび上がります。
1. やらされ仕事は断捨離
もし可能なら、やらされ仕事は断りましょう。
まず、シンプルに「やめられるものはやめる」ことです。
目的に照らして、意味あることだけやりましょう。
経営者として、本当に、その仕事やプロジェクトが必要か、改めて問い直してみてください。
無駄な会議、業績に大きく寄与しない取引、ミッションと無関係な業務が含まれていないでしょうか。
経営は選択と集中が大切です。
すべての仕事を抱え込むのではなく、優先順位を明確にし、やるべきことに注力することで、余計な「やらされ感」から解放されます。
目的に照らして意味がない仕事は、お断りすることが重要だと思います。
2. 意識を変えて主体性を持つ
一方で、やりたい仕事はやれば良いのですが、どうしてもやめられない仕事もあると思います。
そんなときは、意識を変えることが大事です。
例えば、やらされていると感じる仕事でも、それを「自分がこの仕事を通じて、何を学べるか」、「どう価値を提供できるか」に変換してみましょう。
私は、何か分かりやすい数値を設定して、ゲーム感覚で、自ら踊るようにしています。
大切なのは、他人や、環境に踊らされるのではなく、自分がどう踊るか、貢献できるかを考えること。
私たちは、状況を変える力は持っていなくても、状況への向き合い方を変える力は持っています。
経営者としての視点
経営者は、日々、決断を迫られます。
経営者の役割は、他者の意思や市場の動向に振り回されず、自分の意思を持って方向性を示すことです。
たとえ外部環境が厳しくても、「踊らされている」感覚を減らし、本領発揮できるかが重要です。
経営者の皆様、ぜひ、今日から「自ら踊る」ことを意識してみてください。
きっと、新しい発見、成長のきっかけが得られるはずです