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#7 西海岸クラフトビール四天王 METALで定義してみた①


#wheatjuicediary マガジン更新!

クラフトビール回です!

前回の記事は若干カタめだったので (こちらです)

なので今回は、

何も考えず読める企画ものを書きました!

ずばり、アメリカ西海岸ビール醸造所のある4社メタル四天王 "THE BIG 4"

あまりにも共通点が多いのではないか疑惑

勝手に検証!

そして

"西海岸クラフトビール四天王"

独断で定義しちゃおう!

という内容です。

4バンドと4社なので、全4回に分けて更新していきます。

専門用語が多くてチンプンカンプンだ〜〜

西海岸クラフトビール??

メタル四天王??

IPA??

チンプンカンプンですよね、次項でご説明いたします。

"西海岸クラフトビール"そしてその"カルチャー"とは

そもそもに"西海岸"とは???

アメリカ合衆国カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州の三洲の西、海岸に面した部分を狭義的にこう呼ぶ。

ではあらためて"クラフトビール"とは???

大手の製品では飲めないような多様な味わいのものを造るため、小規模の醸造所が造るビールを差す。革新的、想像的でなおかつDIYな独立したビジネス形態をとった会社がほとんど。

では、"西海岸クラフトビールカルチャー"とは???

一年を通して暖かい気候から収穫される豊富な種類の農作物を使用して製造されていることが多く、地産地消の理念やローカルに根付いて醸造されたビールたちが独自の西海岸クラフトビール文化を産んだ。
1965年、サンフランシスコのAnchor Brewing Companyが当時の家電メーカーMaytag社に買収された際に、台頭していたヒッピー文化やナチュラルな食生活への思想などに寄り添うものを造る、それまで製造していたライトなものではなくヨーロッパの伝統に基づいたような味わい深いビールを製造する、というコンセプトに方向転換したことがきっかけと言われている。
1979年、ジミー・カーター大統領が当時は禁止されていたホームブリューウィング(自家醸造)を合法化。これによりDIYな思想を持った醸造家が、「自分たちが飲みたいビールを、自分たちで造る」というビジネスを合法的に行うことができるようになった。

というのが様々な文献に書かれている主な内容です。

音楽好き、特にパンク好きの人には

西海岸メロコアカルチャーの派生

メタル好きの方には

ベイエリア・スラッシュの派生

あたりを例えにするとわかりやすいかもしれません!

要はローカルの小さい点が集まり、大きな円になり地域性を持ったシーンを形成していく様というか。

この記事ではさらにエリアを絞り、カリフォルニア州で製造、醸造されるビールを主に題材にします。

余談ですが、2019年の時点で、カリフォルニア週には907社のビール醸造所が存在するそうです。とんでもねえ!

よく出てくる"IPA"ってなんのことよ

India Pale Aleの略称で、ビールのスタイルの名前です。

(ビールの世界では種類のことをジャンル、ではなく"スタイル"と呼びます。)

読みはずばり「アイピーエー

たまに「イパ」とご注文する方がいらっしゃいますが、非常に訂正しづらいのでこの機会にお見知り置きを・・・

では続けます。どうやってIndian Pale Aleというビールが出来上がったのか

だいぶ意訳がが入りますが、この3単語は

India = インド由来の

Pale = 淡い色の

Ale = エール (ラガーと反対の発酵で醸造したビール)

という意味合いになります。

インド由来の、と書きましたが実はイギリス発祥で・・・(ややこしくてごめんなさい説明します。)

かつてインドがイギリスの植民地だった時代、ビールを貿易で送る際に腐ってしまうことが多く、アルコール分を高めホップを多めに入れてみたところ、船旅を乗り越えられるビールができ味も人気が出たのが起源と言われている。

とのことです。

一旦は、ホップの効いたビールの総称ということで覚えておいてください。

一旦はね!(もっと細かくいうと色々あるけど割愛)

では次の項目。

メタル四天王 "THE BIG 4" とは

アメリカの大物メタルバンドである

METALLICA / MEGADETH / SLAYER / ANTHRAX

の4バンドを差す言葉です。

4バンドともドーム・アリーナクラスの集客性があり、メタルという音楽をよりメインストリームへ押し出した功績があります。

さらに4バンドとも"スラッシュ・メタル"という、メタルのなかでもテンポの速い、ギターリフが楽曲を引っ張っていくスタイルをプレイして現在の地位を確立した背景があります。

これは筆者のバンド、HER NAME IN BLOODにも多大な影響を与えています。

そしてなにより、4バンドが4バンドともそれぞれの独自性を持った音楽やアティチュード、そしてキャラを持っています。

METALLICA x STONE BREWING

METALLICA

1981年に西海岸サンフランシスコを拠点として結成。

かつてのオーセンティックなメタルに、ハードコア・パンクの獰猛さをミックスし、"スラッシュメタル"のスタイルを作り出した元祖、ということで名高いバンドですね。

過去にグラミー賞を8回受賞 (18回ノミネート)しているなど、数字の面で見ても間違いなくモンスターバンドです。

STONE BREWING

こちらも世界で人気の西海岸サンディエゴお膝元のブリュワリ。

筆者のクラフトビール好きの原点となった、STONE IPAを製造しています。

ドイツだとベルリンや、中国だと上海に直営のタップルーム (複数のビールを扱うビアバー)を持っています。

早く日本にできてほしい〜〜〜!!

話が逸れました。

では検証してみましょう

以下のような点が挙げられることがわかりました。

手広さ、そして時代への柔軟さ

METALLICA

BATTERYのような鬼ツーバスを駆使した速いテンポの曲。

のちのスラッシュメタルの典型を作ったと言っても過言ではないでしょう。

SAD BUT TRUEのようなタメの効いたヘヴィなリフ

ニューメタル黄金期にはギターのチューニングを落とした作風も。

時代に寄り添っています(一般的にこの作品は問題作とされていますが・・・)

STONE BREWING

STONE IPA

言うまでもない、西海岸スタイルIPAの典型を作った一本。

成城石井やデパートのお酒売り場などでも置かれるようになりました。

XOCOVEZA

スタウト(黒ビールの一種)にカカオやナツメグ、隠し味に唐辛子を添加したハイアルコールビール。ヘヴィです。

NEVERENDING HAZE IPA

HAZY IPA (意図的に濁りを残したスタイルのIPA) をビーチでCHILLしながら飲めるよう度数をライトにしてリリースした一本。時代に寄り添っています。

ダークでエッジの効いたかっこいいデザイン

実際にコラボしてます

さらに、STONE BREWINGの別ラインARROGANT CONSORTIAよりコラボレーション・ビールがリリースされています。

"ENTERNIGHT PILSNER"

スタイルはHOPPY LAGER。その名の通り、ホップを効かせたラガーです。日本でも買えるので何回か飲んでみたけど、軽快でホップが効いていて美味いですよ。冷蔵庫に常備して風呂上りに毎日飲みたい

余談だけど、名曲"BLACKEND"をモチーフにしたウイスキーブランドもある模様。

いかがでしたでしょうか?

まだなんのこっちゃわからん〜!という方も是非このノリについてきてください!笑

次回はMETALLICAとは確執のあった元ライバルが在籍

あのバンドについての検証です〜!

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