インバウンド客
仁徳天皇陵と大仙公園に行くのに、阪和線ではなく阪堺線で行こうとしたインバウンド客の中年男女連れがいて、どこに行きたいのと聞くと大仙公園というので、阪堺線御陵前から降りて橋を渡り左に行くといい2キロくらいと言ったら、後でその二人に再び遭遇したので連れて行ったるよと行ったら二人連れの顔がだんだん強張ってきて、だいたい今でどれぐらいだろうと半分ぐらいの1キロ地点で言い、バスはないのかというので、阪堺線御陵前を通り仁徳天皇陵と大仙公園の間の御陵通りを通るバスはないと答え徒歩であと半分。この先大きな道を渡り道が上りになるというとやめときますわ遠い。と言って去って行った。
ホテルは地図も載っていない路線図と観光地の案内パンフレットを渡しただけで、御陵通からの道道はインバウンド客対応の看板もわかりにくく、世界遺産には興味ないが公園には行きたいというインバウンド客のニーズを満たすのが難しいとわかった。
阪堺線御陵前電停と阪和線百舌鳥駅を接続するバス路線か路面電車でもあった方がインバウンド客対応しやすいような気がした。
海外旅行では話しかけてくる人間を信用するなという処世術があるのでいくら善意で案内しようとしても無理なこともある。
だがあと1キロ歩いたら大仙公園だったんだよおじさんおばさん。連れて行ってやりたかったよ見事な公園だから。
頼まれてもいないのに道案内を買って出ると目的地に着いたら金銭を要求されると疑われることだってあるんだよなあとも後で思った。
信頼関係を構築する方法というのがあるのだろうが失敗することもある。
以前鶴橋で結局はちゃんとお店に案内してくれたのだが道道何も言わず曲がり角でじっと待っててくれた親切な娘さんがいたのだが、ああいう方法のほうがニーズは満たせるのかもしれない。