輪を広げよう
ふくしとぼうさい日記134日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。
RUN伴+(らんともプラス)三浦半島という、認知症を多くの人に知ってもらうためのタスキリレーの地元開催を2015年から仲間と行っています。
今日夕方は、RUN伴+三浦半島2021の金沢区での実施について打合せを行いました。
参加したのは、金沢区役所のご担当と、金沢区社会福祉協議会の皆さん。
時間外ですが、ご対応いただき感謝です。
2019年にはじまった金沢区でのRUN伴。
学生実行委員会が立ち上がり、金沢区の地域ケアプラザという施設9か所をつなぐタスキリレーを実施し、学生による実施イベントとして、多くの反響をいただきました。
この取り組みについて以前noteでもまとめています。
若者が動くと地域が動く|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nba545b546a5c
今日は、区役所の方、社協の方、双方新しい担当に変わられたとのことで、RUN伴について、三浦半島の取組みについて、そして金沢区の立ち上げの実施状況についてから、お話をさせていただきました。
全国的なイベントで、そこそこ知られていると感じていましたが、今回ではじめて知ったとのお話から、まだまだ課題が大きいと感じました。
区役所さんも区社協さんも前向きにご協力をいただけそうで、スムーズに2年目の金沢区が実施できそうになってきました。
特に、地域ケアプラザの所長さん達は学生の来訪を楽しみにまってくださっているみたいとのことです。
6月末にケアプラザの所長会があり、そこに学生が参加し、正式に協力の依頼をすることとなっています。
金沢区でのRUN伴は、地域の協力施設に、学生が分担し、依頼・調整・当日も責任を持ち、終了後にはお礼と実施報告に行くといったものが特徴です。
調整をする学生たちは、初回はすごい緊張したと、誰もが口をそろえて言います。
何回も訪問するうちに、施設についての理解が深まり、その施設でどのような人が利用され、どういう専門職がいて、どういうサポートをしているか、というものがわかり、タスキリレーイベントで実際に一緒に活動することで、施設という社会資源を体で理解できるとのことです。
メンバーにRUN伴に参加してよかったことは?と聞くと
「認知症の方とご一緒して理解が深まった」
「多くの人と交わって一緒に取り組めて充実した」
という回答とあわせて、
「実際の地域で行われているサポートの仕組みがわかった」
と多くの学生から返ってきます。
一緒に走る専門職は、ケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、看護師、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が多くおられ、走りながらどんな仕事をされているかを教えてもらえます。
また回る施設も様々で、そこで行われていることを実際に行き知って、そこの利用者の方と少しの時間ですが触れ合うことで理解が深まります。
RUN伴という取組は認知症理解を広める取り組みですが、学生も含め、参加した多くの人が、普段接することが少ない多様な社会資源とつながる、すごくいい体験型学習の場なのかもしれません。
つながって成長した学生たちは、学校で表彰も受けるまでになりました。
さてさて、2021年、どういう取組になるでしょう。
金沢区は学生をサポートし当日は学生に任せる予定です。
今年は逗子市にも注力をして、取組みを盛り上げたいと思っています。
認知症の方が安心して暮らすことのできる地域にする、一助となりますように。