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青空に音が吸い込まれていく感覚
ふくしとぼうさい日記81日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。
認知症の方がやりたいことを地域のみんなで応援して実現し、一緒に楽しむ取り組み「認知症フレンドリー逗子葉山」という活動を、3年前に立ち上げ、現在も活動しています。
その活動の一つに「サウンドオブフレンドリーミュージック」という活動があります。
認知症当事者のリーダーの方が、「子ども達と一緒にやる楽団を作りたい」と言われたことからはじまり、「フレンドリー楽団」という楽団が生まれました。
新型コロナウイルス感染拡大のため屋外で練習しようと、昨年秋から、逗子文化プラザ市民交流センターフェスティバルパークという屋外の芝生のエリアで練習をしている取り組みを「サウンドオブミュージック」のようなので、もじって名前をつけています。
以前もnoteにまとめています。
来月はできるといいな|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n61d063bdeadc
昨日は1月の緊急事態宣言から約4か月ぶりに屋外練習を行いました。
素晴らしい快晴にめぐまれ、とっても気持ちよい2時間の練習となりました。
昨日は、逗子市役所の職員の方々で作っている吹奏楽チーム「ずし音楽部」の4名の方もご参加いただきました。
従来は、ギター、ウクレレ、キーボード、打楽器での編成でしたが、吹奏楽が加わって、音がとてもふくらみ、一気に楽団っぽくなりました。
メインボーカルは小学校3年生、一緒に歌ってくださるのは、地域の高齢の皆様。すこやかいきいき協議会の音楽療法の取り組みに来ていただいている皆さんで、歌が大好きな皆さんです。
練習したのは、「さんぽ」「ドレミの歌」「聖者の行進」「やってみよう(WANIMA)」「戦争を知らない子ども達」の5曲。
吹奏楽チームにあわせて、大きな声で歌って、気持ちよく演奏します。
屋外で声や音を出していると、最初はなんとなく気恥ずかしいのですが、少し経つと慣れてとても気持ちよくなります♪
解放感!ですね。
青空に音が吸い込まれていく感覚です。
気が付くと、知り合いがお子さんを連れてきてくれていたり、プラザに来ていた方がちょっとだけ参加していったりと、ちょこっと参加してくださるのもとても嬉しいです。
一番うれしそうだったのは、今回もリーダーでした。
全体の輪の中心で、ギターを弾き、大きな声で歌われています。
それを見るだけで、本当に幸せになりました。
音楽は、気兼ねなく、誰もが混ざり合う当たり前の風景を作ってくれます。
毎月1回、予約なし、どなたでも参加OKのこの取り組みを続けていきます。
リーダーのやりたいことを、地域でつなげて、みんなの幸せの一つに。
誰もが安心して暮らすことのできる、あたりまえの街になるように。