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[本]アンドレ・ケルテス - 読む時間(1971)

20〜60年代にかけて撮られた、あらゆる「読む人」。

椅子に腰掛けて本を読む。
学校で教科書を読む。
公園のベンチで新聞を読む。
ベッドで手紙を読む。

あまりに日常的な行為だが、デジタル全盛の現代ではむしろレトロな光景にも思えるが、どちらにせよ「夢中」「心ここにあらず」といった人々の姿は改めて見るとちょっと可笑しい。

それにしても何が良いって構図の素晴らしさだ。
いちいち心のなかで補助線を引きたくなってしまう。

安定した構図は、直感が吸い寄せられていくようだ。

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