どっちが先に手を出したと言うなら・・・
すべてのテレビや新聞が同じことしか言わなくなった時は危険信号。
今の世界はまさにそういう状態。
その中でも特に日本人は羊のように素直、まりなちゃんの言葉を借りて言えば、『「先に手を出したのはどっちだ!」の一言で子どもの喧嘩を裁定する馬鹿教師状態』なので、いくら歴史や政治の問題を扱い論理的に説明しても知性が欠如してるのか、やっぱりロシアが悪い、ウクライナが可哀そうって、そこに行きつく。
どうしたら理解できるのだろう?
根気よくもう一回、子供にもわかるような例え話をしてみるけど、これでわからなかったらもうお手上げ。
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ヨシオ君は小学校6年生
すぐ隣に住んでいるタロウ君は3年生、その妹はハナコちゃんといって幼稚園生。
タロウ君は妹のハナコちゃんをいつもイジメていて、ヨシオ君はかわいそうに思っていました。
あるとき、タロウ君が親の見ていないところでハナコちゃんの手をつねって泣かせているところを見たのでヨシオ君はおいやめろ、と声を掛けましたが、さらにハナコちゃんの足を蹴ってイジメたのでヨシオ君はもう我慢ができなくなってタロウ君の手を掴んで後ろ手にして取り押さえようとしました。
そこへ同じ小学校のクラスメートたちが通りかかって、「ああヨシオ君いけないんだ、喧嘩は先に手を出した方が悪いんだよ、しかも年上なんだから止めなよ」と言いました。
でも、タロウ君はヨシオ君を悪く思わせるためにわざと自分の取られた手をつねって赤い痣を作りみんなに見せて、ほらこんな酷いことされたんだよと言いました。
さらにタロウ君がハナコちゃんをつねって赤くなった手と蹴って傷ができた足をも見せてそれをヨシオ君のせいにしました。
ヨシオ君は、いやそれは違う、タロウ君が・・・と説明しようとしましたが、まわりのみんなが「い~けないんだ、いけないんだ、ヨシオ君謝りなよ」と大きな声で合唱するものだからその声はかき消されてしまいました。
ふだんからそこに集まってきた子供たちはヨシオ君のことをよく思ってなかったので、これを機にヨシオ君を悪者にしてやっつけようという気持ちもあったようです。
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喧嘩がおさまりみんな仲良くなって欲しいものですが、現実はもっと複雑で、小学生の喧嘩ではとても表すことができません。
複雑な関係、狡猾な悪だくみなども説明しようとしると大人の喧嘩で喩えなきゃいけなくなってしまうでしょう。
この喩えでタロウ君、ヨシオ君は何のことかわかるでしょうけど、ハナコちゃんはクリミアのことです。
クリミアの主権問題とウクライナのクリミアへの軍事侵攻についてはスイスの軍事専門家の記事を紹介してくださっているTamahoさんのNOTEをご一読ください。
今回の戦争の全体像がよく見えてきます。
先に戦争仕掛けた、つまり喧嘩で手を出した方が悪い、という考えでこの戦争を見るなら。
クリミアは実質上ウクライナから独立したウクライナより更に小さな主権を持った一つの国のようなもの。
その小国に軍隊を向けて先に攻撃を仕掛けたのはウクライナだったという内容。
時系列で見てもロシアは戦争する気がなかったのにウクライナが軍隊を集結、クリミア攻撃を仕掛けたためにロシアが応戦、ウクライナ侵攻という苦渋の決断をするに至った。
そのような見方で考えたらどっちが先に手出したか?どっちが悪い?ってなってくるのですね。
もちろん、戦争はどちらも良くないです。
ロシアもそれは分かった上での行動だったから中途半端にクリミアだけでなく根本的にウクライナの掃除をしようとしたのだと。
それを理解しないで情に訴えるプロパガンダにほだされて「ウクライナ可哀想、ロシアが一方的に悪い」という単純な感情がこの戦争の原因を作った張本人たちの思惑に加担することになり、彼らの富搾取に利用されていること、なんとか気がついて欲しいです。
いやだって、テレビでやってるの見たらロシアが悪いの明らかじゃんって?町が悲惨な目に遭ってるよ。証人もいるよ。って?
はあ?一方からの見方しか流してないテレビ信用してんじゃないよ!
いい加減、目を覚ましなよ!
流されてるテレビばっか見てんじゃなくて、自分で情報一つ一つちゃんと調べてみなよ!
同じ画面見てもその捉え方で随分違ってくるものなんだよ!
あと自分の頭でしっかり考えなよ!
わかんないとこは、近くにいたら全部説明してやんだけど。
ああ〃、じれったい、そんな今の私の気持ちです。
でも、これがわかったらウクライナの悲劇をもっと早く終わらせられるでしょうし、ワクチン問題も引っかからず、やがては被爆問題にも行きつくことでしょう。
ゲリラ戦、戦うのみです。
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