里山の百姓

長野県上田市 里山のふもとの古民家で、家族4人、水は湧き水、トイレはコンポストトイレ、暖房は薪ストーブな田舎暮らし。

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長野県上田市 里山のふもとの古民家で、家族4人、水は湧き水、トイレはコンポストトイレ、暖房は薪ストーブな田舎暮らし。

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    里山のバターナイフ 竹 2024.9.30

    里山の竹で作ったバターナイフ
    3,000円
    里山の百姓の活動
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    里山のバターナイフ 竹 2024.9.30

    里山の竹で作ったバターナイフ
    3,000円
    里山の百姓の活動

最近の記事

2024.11.22

忘れる 自分と向き合わないのが得意なのかもしれない それは大きな欠点でもある あらゆるを忘れていってしまう それは大きな欠点でもある あらゆる日課が悩みを超越していく 悩んでるまたは考えこむ自己を消していってしまう それは大きな欠点でもある 欠点なのだろうかこれは この欠点に大いに足を引っ張られ この欠点に大いに助けられている 今もこうして書きながら 何に悩んでいたのか忘れつつある 才能ともよべるのかもしれない

    • 2024.11.21

      お勝手 台所の床を拭いている 毎朝拭いている ぼくの勝手で拭いている 自分勝手である 米のとぎ汁で拭いている ほんとは掃き掃除してから拭くべきである ときどきは掃くがはかないときもある 勝手である お勝手だもん とにかくふききることが大事 息しながら 自分の心 息しながら拭くの それがわたしの福 わたしの勝手 お勝手

      • 2024.11.20

        迷い込んだ蛾 迷い込んでいる パタパタと 粉塵にまみれる前に 逃げられるのだろうか しかし迷い込んでいるように 見えているだけで実はそうでない のかもしれない 確信をもって入ってきている 何のためか何のためでなくても 事実、すぐこちらの視界から見えなくなった いつ消えたのかも分からない しかし確実にいなくなったのだ 迷い込んだと思っていたのはこちらだけで 実はそういうことが世界には多々あるのではないか こちらがそう思っているだけで むしろ迷い込んでいるのは自分で 存在が不確

        • 2024.11.19

          読む 読むとは何か 言偏に売ると書いて読む どういう意味なんだろう 色々読む人がいる 本を読む人 天気を読む人 場の空気を読む人 化石から情報を読む人 魚の動きを読む人 実在のまたは架空の何か 情報を得て意味付けをする ぼくも何かを読んでいる いつも 何も読んでいない時もある ボーっとしたり火を見たり 火を見ているときは何かを読んでいるのだろうか 太古の記憶を読んでいるような しかし何の意味付けもないけれど 最近本が読めないのだ 文字がとけて、意味として入ってこない しかし

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        • 4本
        • 里山バターナイフ 
          2本
        • 畑の日々
          1本

        記事

          2024.11.19

          こもれび 秋から冬の 今朝の木漏れ日がたまらなく なんでだろうなと思ったら 角度が違うのだ 日の入る角度 影の優しさ 強さもちがう しずかにしずかに 葉の下にもぐる季節が

          2024.11.18

          甘々 自分に甘々 感謝様様 他力本願寺 常にふく 神経は副交感神経 バスケ部は副キャプテン 合気道部は副将 正副なら常に副 床は毎日拭く 気持ち良いのだ それで良いのだ 自分を楽に楽に わたしなりの幸福論

          2024.11.17

          社会活動家 わたしは社会活動家である 家にいるだけだが 里山のふもとの家に 稼ぎは少ない なんとか生きてる お皿は洗う 床をふく 洗濯する ごはんもつくる これも社会活動 もっとある パートナーの話しをうんうん聞く 聞いてない時もたまにあるが、うんうんは欠かさず言う まだまだある パートナーがやりたいっていうことは全てOKを出す どんなことでもとにかくOK やってみたらいいよと こどもにはそこまでできない これも社会活動 選挙もデモも社会活動だが 里山にいながらも社会活動

          2024.11.15

          ひとりだけ 自分がどんなに生き延びようとしたって 1人では土台無理なはなしだ いつかその時がやってくるかもしれない むしろいまその時なのかもしれない 本当にそのときを迎えれば ひとはひとでいられない 鬼となる そのとき戦えばいいのかもしれない 自分としてはそこに向けて準備はしない どうしようもないと考える その時までに十二分に働きつくす 労働という意味ではなく わたしのはたらき 仲間やコミュニティを形成すればいいのかもしれない だがそれもその時には意味をなさないような気もす

          2024.11.12

          もぐら もぐってよう 運勢的に向こう10年 ピークは過ぎ去ったらしい そうかぁある意味ピークだったのかも ハレの姿はおがめない それでよし それでよし ずっとケをいきる 土の中 決して悲観になっているわけではない そういう生き物である自覚 だから続くのだ

          2024.11.10

          リズム リズムリズム ひとつひとつが私のリズム 朝おきて床を拭く 一杯の水を飲む お湯沸かす 水を汲む ひとつひとつは小さな動き ちょろちょろと足をだして 大きな一歩は踏みださない ひとつひとつは小さな歩み その歩みがわたしのリズム てくてくとんとんすーすっ いつもと違っても何かしら リズムを刻むビートは続く

          2024.11.8

          気配 しかのいる感じ 何かが通った感じ 冬の空気の感じ 乾燥している感じ シンドイのがやってくる感じ 明るい光が見える感じ パイプが詰まる感じ 雨が上がる感じ 色々な気配 どんだけ日常を過ごしきるかだけ

          2024.11.7

          目の前 目の前のことしかできない それより先をみるととたんに苦しくなる 危機に対して先進的な取り組みは すごいなぁと思う 実際に同じような問題意識もない訳ではない 賛同できることもある しかし身体が向かえない 逃げなのかもしれない 自分1人でやれることは確かにしれている 社会的な拡がりもない しかしやはり向かえない でもね 大事なことをしているとも思っている その狭間で生きていたりもする

          2024.11.6

          身体知 毎日毎日どんなときも 絵を描いて 床を拭いて 文を書いて 倒立をして お皿洗って 毎日毎日やり切って それはわたしの勝手 勝手でやっているの 好きとかでもなくて 繰り返し繰り返して それは私の身体知で 繰り返しやることが 身体にしみついてて 今日稲刈り手刈りで やってるとまあまあ 大変ではあったりで 繰り返し繰り返しで だがしかし日々毎日 やってること同じで やればいいだけって 分かっていて身体が このためではないが 日々やってることは 糧になること知った

          2024.11.5

          ハレとケ ハレとケとはいうけれど どう考えてもケのほうが大事 ハレはケの先にしかありえない 圧倒的ケの繰りかえし 身体的くりかえし 飽きるとかそういうことでなく それに宿る神秘性 その先にハレがある 先にちょっとだけほんのちょっと ないかもしれない でもいいの ケを繰り返し繰り返し それだけでも

          2024.11.4

          のこす できることは多くない うまく立ち振る舞えるわけでもない 何ができるか ゆるゆる細々なんとかのこすことだけ 残さなくてはいけないとも思ってるわけではない 継がなきゃみたいな使命感があるわけでもない でもなんとか継なぎのこす あらゆるがどんどん土俵際に追い込まれていく きびしい世界になっていく たった一本の線だけで繋がってるかのような 藁一本が頼みの綱になるかのような そんなふうに でもね 水で言うなら 鉛筆1本分の水が湧いてれば充分だったりする訳で 細い、か細い、そん

          2024.11.3

          みずくみ宇宙 冬の夜、水をくんでいると とんでもない数の星の中に 自分がいることに気付く 信じられない数の星が見えて 目が暗闇に慣れてくると さらにその数が増す すると見えてないのに見えてくる星が 見えているような気がする なんてちっぽけなんだろう そのちっぽけな生を自分はどう生きているのだろう 横で20Lタンクにたまっていく水をみて 大丈夫だと安心する 生きている わたしなりの生を生きていると実感する 明日水が枯れるかもしれない そのときはまた水を探して旅をする いまは湧