マンション設計10年の俺がコンペを批判してみた
まことだ。
俺は500年後、AIが全て建築設計する時代に生まれたかった。
人が手を動かす設計の仕事なんて滅んでしまえ。
というわけで今回は、 三井住空間デザインコンペをたまたま見てたんで、俺目線で批判していく。学生もマンション設計をやったことがない建築家どもも参考にしくされ!かばやろう“!
俺はマンションのコンペに対してはかーなり否定的だ。
正直コンペなんて不毛すぎてやらなくていいと思ってる。向こう500年は実現しないだろ。
マンションってさ、土地代、工事費とか諸々コストを抑えて、どれだけたくさんの人に住居を提供して利益を出せるかっていう収益物件のわけよ。商品よ。よくコンペで箱をコロコロさせたようなよく分からない作品があるけどさ、あんな金にならないことをやる個人、若しくは企業がいるかっつーの。
そんな変なことしなくても、いつものマンションの形で十分金になるっしょ的な。
だから俺はな、今のマンションの形態は変わらなくて良いと考えている。変える必要がない。
今の世にあるマンションというのは、一見普通に見えてつまらない形に思えるかもしれないが、配棟計画、住戸の間取り、全てにおいて無駄がなく、試行錯誤の末、計画された一つの芸術品なんだぜ。
マンションの計画を企画、基本、実施、施工まで携わったことがない人間に限って、
今のマンションの形がつまらないだとか、こうしたら面白いなど、考えたりするわけだ。
全く、無知の子供と同じだぜ。
俺と同じ仕事して苦しい思いをしてみろよ!!きっと考え方が変わるぜ。
コンペなんて「シネ」って思えるはずだ。
前置きが長くなったが、本題に入る。今回はタワー型のマンションの1室の間取りの提案みたいだが、まずは画像を貼る。みてくれ。
今回はこれをもとに、おさまってない箇所を指摘していく。
一見プロが書いた綺麗な図面に見えるだろうが、俺からしたら
恥ずかしくて打ち合わせに持って行けない。
お客様にこんな図面は見せれない。
事務所の上司に見せたら
「頭狂ったか?」
と言われてしまう。
では順番に見ていこう。きっと勉強になるぞ!
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