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宇宙に試されている


20年前に描いたピエロの絵が出てきたので新たに少年のピエロを描いてみました。

幼い頃、ピエロが好きで、今もボクの部屋には子供の頃から持っている3体のピエロの人形がある。

ピエロは魔除けでもあるという。

自分自身が道化師の要素を持っているからか不思議とピエロの中に悲しみと幸せの両方を感じられる。

子供の頃に実際にサーカスを見たということはないのだけれど、なぜか記憶として壮大なサーカスを見ていた光景が心にある。
やはり幼い頃、僕の街に来たのだろうか。

光に溢れたステージ。

20年前に描いたピエロの絵はこちら。


ピエロだった自分がポエットになって全く売れてはいないのだけれどそれでもサーカスの道化師ような気持ちで喜んでもらえるために自分の仕事をしたいと思っている。

ここ数日、富山ではドカ雪が降って、歩道は山の小道のようになっている。
ちょっとしたアドベンチャー。
雪道をすれ違う時に譲り合い挨拶を交わしたりするときの繊細さに日本に生まれたことの喜びを感じることもある。

スーパーやドラッグストアでは品数の少ない棚が目立つようになってきた。

品物の値上げの影響からか、ショップ側も回転数の効率化を考えるとお客様第一ではなくてお店第一の視点に立ってしまう。

これは北陸や地方だけのことなのか都会もなのかまたは都会はさらに深刻なのか。

お店も人々も日本の良さはきめ細かさと気配りの仕事にあり、それが欠けていくと世界に勝てる要素が見えなくなってしまう。

あらゆる場所であらゆる人々がそれぞれの人生に見合う試練を与えられている。

何事もないように見える人も人生全て塞翁が馬。

何もかもを持っているような人が勢いに任せ、ある日、気づけば財布の中に全財産200円ということもある。

そういうケースの人々を何度か見てきた。

何もかもを欲しがってきた人類はあまりにも大きな負債を抱え、それを許してもらえるような日を待っている。

生き方を考えなければと思う日々。

僕もあまりにもの大きな負債を抱えながら歩いてきた。

もう一度、道をよく見て歩いてみよう。

この空気というか時代の停滞は日本特有の何かを許せない誰かを許せないという想念が生んだ悲劇のようにも見える。

この道はどこへ続いているのか。

それは本当に欲しかったものへと辿り着ける道なのか。

どうせ見るのなら心温かな夢がいい。

夢の中にありながら、
目覚めながら、試されながら、今を生きていこう。

Makoto ATOZI

 


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作詞家 Makoto ATOZIのnote
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