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コンサル契約をするときの約束事

こんにちは、まことです。今日は、コンサル契約をする際の約束事について、私の経験から学んだことをお話ししたいと思います。

成果を約束することの難しさ

コンサル契約を結ぶとき、「必ず成果を出します」と約束してしまうと、後々苦しむことになる可能性があります。これは、私自身が多くの方のお手伝いをする中で痛感したことです。

実は、成果を出さない人に成果を出させるのは、ほぼ不可能だと感じています。これは能力の問題ではなく、その人の置かれている状況や、成果を出す必要性を感じているかどうかに大きく左右されるのです。

例えば、以前お手伝いした起業家の方がいました。その方は、ビジネスの知識も十分にあり、アイデアも素晴らしかったのですが、なかなか行動に移せずにいました。私は懸命にアドバイスを重ねましたが、結局大きな変化は見られませんでした。

主体性を失わせる危険性

また、変な約束をすることで、クライアントが主体性を失ってしまうケースも見てきました。

「すべてお任せください。私がすべてやります」というようなアプローチは、一見クライアントを安心させるように思えます。しかし、これは逆効果になることが多いのです。

例えば、このようなアプローチで契約したコンサルタントとクライアントがいたそうです。最初はクライアントも喜んでいたのですが、次第に「コンサルタントがやってくれるから」と自分で考えることをやめてしまったそうです。結果的に、そのクライアントのビジネスは全く前に進まず、契約終了時にはお互いにモヤモヤとした気持ちが残ってしまったと聞きました。

このような事例を耳にすると、コンサルタントとクライアントの関係性がいかに大切かを改めて感じます。お互いが主体的に取り組み、協力し合う関係性こそが、本当の意味での成果につながるのではないでしょうか。

コンサルタントにできること

では、コンサルタントに何ができるのでしょうか。私の経験から言えば、成果を出す人の成果を少し早めることくらいだと感じています。

例えば、ある程度軌道に乗っている起業家の方のお手伝いをしたことがあります。その方は自分でも頑張っていましたが、マーケティングの部分で少し行き詰まっていました。私はその部分でアドバイスを行い、効果的な戦略を一緒に考えました。

結果として、その方のビジネスは予想以上のスピードで成長しました。しかし、これは決して私の力だけではありません。元々その方に成長する素質があり、努力する姿勢があったからこそ、私のアドバイスが効果的に作用したのだと思います。

正直に伝えることの重要性

このような経験から、私は現在、コンサル契約を結ぶ際には正直にこのことを伝えるようにしています。「必ず成果が出ます」とは言わず、「一緒に頑張りましょう。私にできるのは、あなたの成果を少し早める手助けをすることです」と伝えるようにしています。

最近、新しいクライアントと契約を結ぶ機会がありました。その際、私はこの考えを率直に伝えました。クライアントの方は少し驚いた様子でしたが、「正直に言ってくれてありがとうございます。そのほうが安心して一緒に頑張れます」と言ってくださいました。

成果を約束するコンサルには要注意

成果を必ず出すと約束するコンサルタントには、少し注意が必要かもしれません。

もちろん、すべてのケースがそうだとは限りません。しかし、ビジネスの成果は多くの要因が絡み合って生まれるものです。それを外部の人間が100%コントロールすることは、ほぼ不可能だと私は考えています。

むしろ、「一緒に頑張りましょう」「私にはこれだけのことができます」と正直に伝えてくれるコンサルタントのほうが、長期的には良い結果をもたらす可能性が高いのではないでしょうか。

まとめ

コンサル契約を結ぶ際の約束事について、私の経験から学んだことをお話ししました。成果を約束することの難しさ、主体性を失わせる危険性、コンサルタントにできること、正直に伝えることの重要性、高額報酬と期待値の関係について触れてきました。

これらの経験を通じて、私は今後もクライアントとの間で誠実なコミュニケーションを心がけていきたいと思います。そして、お互いが主体的に成長できる関係性を築いていけたらと考えています。

皆さんも、コンサルタントと契約を結ぶ際や、自身がコンサルタントとして活動する際には、これらのポイントを少し意識してみてはいかがでしょうか。きっと、より良い関係性と成果につながるはずです。

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