
徹底解説!税理士試験合格法
こんにちは!皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は私の税理士試験合格法をお話ししたいと思います。
ただし、税理士試験受験生以外の資格受験生であっても、何かしら役に立つ内容を記載しています。
中には、私の独自の勉強方法もあるかもしれませんが、良いと思ったところだけ取り入れて頂ければと思います。
1 私の実績
私は簿記1級に合格し、税理士試験(法人・所得・消費)に合格しております。
又、CFP資格を有しています。
自慢という事ではありませんが、ある程度難関と言われる資格を取得してきています。
私自身、頭が良いなんてことはとてもありません。
それでも、コツや習慣をつかめば、税理士試験を始め、難関資格も合格できると思っています。
又、すべての資格を働きながら資格を取得してきました。
その為、働いて税理士試験を目指している方にも一連の記事は有効かと思います。
私の記事があなたの受験勉強のお役に立てれば幸いです。
2 ストップウォッチを肌身離さず持ち歩く事
受験時代、兎に角、ストップウォッチを肌身離さず持ち歩いていました。
そして、問題を解くスピード、勉強時間を常に計っていました。
時間を計らないと、ダラダラするし、問題を解くスピードがどれだけ良くなったか分からないからです。
勤務の前に少し問題集を解くときも、時間を計り、家で問題集を解くときも時間を計り、問題の番号の上に、日付とかかった時間を書いていました。(6月2日 3分40秒など)
そして、昨日より今日は少しでも速く解けるように頑張ったものです。
又、時間を常に計っていると、自分の体調の変化にも気が付きますよ。
体調が悪いと、いつもと同じスピードで解けると思っていても、平気で1~2分くらい解くスピードが遅くなる。
そんなことも客観的に把握できるようになりますよ。
特に、酒の影響は大きい事に気づきましたね。
酒を飲んだ翌日、普段通り問題を解いていると持っても、1~2分は遅いものでした。
3 理論マスターの徹底活用 (条文暗記集)
私は、条文暗記集を徹底的に利用しました。
特に、マスターには、理論にかかわることだけではなく、計算にかかわることも書き込みました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、マスターの余白に計算パターンを書き込んだり、授業のプリントを貼り付けたりしていました。
自分で書き込むと時間が勿体ないので、そのままプリントなどを貼り付けます。
又、理論・計算で間違えた部分も書き込みをしました。
このようにすることで、理論と計算を一気に紐づけして覚えていました。
持ち運ぶ教材もマスターだけで済みますので、荷物もすっきりです。
私のメインの勉強は、消費税・所得税・法人税を通じてほとんど理論マスターでした。
ちなみに、色々な計算パターンを貼り付けていた為、理論マスターは1.2倍ぐらいに膨らんでいます。
又、常に持ち歩いている為、消費税の時は最後の4~5日前に理論マスターが破れてしまいました。その日は強風で散歩しながら歩いていたので、破れた理論マスターが風に飛ばされました。あの時はショックだったな(^^;
このような事を避けるために、次回からは市販のブックカバーを付けて勉強しています。
マスターにブックカバーを付けるのはお勧めですよ!
4間違いノートを徹底活用
~税理士受験生のみならず、他の資格受験生にも有効~
さて、次は、間違いノートについて解説します。これは、私が簿記1級取得時から長年かけて行っているものであり、他の方も進めている超効率的学習法です。
やって損はないと思いますので、ぜひ、ご覧下さい。
⑴私の間違いノートの作り方
間違えたところをノートに書くだけではなく、間違えた演習問題などもそのまま貼り付け、又、重要事項、自分でのテクニックなども含めてファイリングします。つまり、重要な部分がひとまとまりになります。
ノートは、A4の用紙を使います。そして、A4用紙に記入後紙ファイルにファイリングしていきます。
A4用紙と、紙ファイルですので大変経済的です。
間違えたところをひたすら記入していきます。
定期的に見直すことが大事です。
間違えた問題などもそのままファイリングしていきます。
ファイリングした問題は繰り返し解きます。
需要事項などもまとめていきます。
日常気を付けることも記入していきます。
又、個別的なミスだけでなく、全般的なミスも記入していきます。
いらなくなったら、簡単に要らないページを破棄できるのがこの方法の利点です。
⑵大事なところ
間違いノートで大事なのは、ミスしたところのみを反復練習する事です。
全ての問題を解き直す時間があれば良いのですが、多くの税理士試験受験生にとってそのような時間はありません。
その為には、解ける問題を解く事に時間を使うのではなく、解けない問題を解けるようになることに時間を使う必要があります。
その為のツールが間違いノートです。
ただし、この間違いノートも作っただけでは意味がありません。
反復練習してこそ意味があります。
私は、1か月に1度は見直すことにしていました。
働きながらも合格できたのは間違いノートのおかげだと思っています。
5暗記CDを活用して、どこでも学習。耳から直接聞いて効果絶大!
私は、働きながら受験していたので、常に時間が無い状態でした。ですので、現在働きながら勉強している人の辛さ、苦しみは痛いほど良く分かります。働きながら勉強していると、机に座っているだけでは圧倒的に時間が足りません。
そこで、私が初めに取り入れたのは、自分で理論マスターを録音し、ウォークマンに入れ、車の中、散歩中、アイロンなど家事をしながら聞く事でした。
後に、自分でしゃべって録音する時間が手間となり、TACで販売している理論暗記CDを買う事となります。
これは、非常に効きました。
私は地方ですので移動はほぼ車なのですが、車中はほとんど暗記CDを聴いておりました。
この時効果的なのは、CDと一緒に理論を口ずさむことです。
初めはうまくいかず、イラッとするのですが、慣れてくると、音楽を口ずさむように理論を暗記することができます。そうすると楽しくなってきます。
ぜひ、楽しみながら、暗記をして下さい。
6どこでも貼り紙
部屋中、どこでも重要な理論を貼り付けておきました。私は自炊をしていたので、調理場の前、そして、トイレなどに張り付けておきました。その年一番重要といわれる理論を網羅しておき、毎日目に触れる時間を作りました。
これは、全然違いますよ!!!
毎日、少しでも目につくことで、100%に近い理論暗記ができました!!!
7専門学校徹底活用
私はTAC生でしたが、徹底的にTACを信じました。別に大原でもLECでもいいのですが、比較はほとんどしませんでした。なぜなら、比較している時間が勿体ないと思ったからです。
又、どの学校でもメールや電話で質問できる制度があると思いますが、使い倒しましたね。悩んでいる暇があれば、電話して聞いて、即座に解決しました。
電話すると、有名な先生が出る時もあり、モチベーションが上がりますよ!!!
後、余談ですが、教えてくれる先生を徹底的に好きになるのはお勧めです。
合わないなと思った先生でも、どこか良いところを見つけて、この先生凄いと思い込みましょう。その方が、勉強になりますよ!
8動画高速再生
これは通信制向けですが、TAC生ですと、動画の視聴スピードを変えることができますね。私はこれをフル活用していました。最低でも1.2倍にしていました。なれると、普通になりますよ。それに、かなり真剣に動画に向かい合いますので、良いプレッシャーになり、勉強になりました。
2年目からはほとんど1.4倍か2倍の間でしたね。
9次回の科目を先取り勉強
私は、試験後、その翌日から次回科目の勉強をしていました。そうすることで、9月から勉強している人に圧倒的な差を付けられるわけです。
学習内容はマスターの理論暗記でした。
勉強する習慣を維持する為にもお勧めですよ!
10スマホアプリに目標を書き込み常に意識する!
私は、スマホアプリのKeepに目標を書き込み常に見るようにしていました。
毎日目標を確認することにより、私は税理士になるんだ!と強い意識を持つことができます。
Keepでなくとも、目標が確認できたり、待ち受け画面を目標を書き込んだ画像にするのもOKだと思います。
下記の画像は、私のスマホの画像です。常に、目標を確認します。
11学習時間の予算を立て実績を記録する!
毎日平日は2時間、土日は8時間勉強しようと計画したとします。すると、1週間26時間の学習時間となります。
これが、自分の最低勉強ラインとなります。そして、学習時間の記録をし、24時間しか勉強できなかったとします。2時間不足です。
この分の勉強時間は、来週に回します。つまり、来週は28時間勉強しないといけません。
逆に、28時間勉強できたとします。すると2時間余裕ができたので、来週は24時間の勉強でも構いません。
働いていながらの勉強ですと、突然の残業は当たり前です。しかし、毎日2時間勉強すると決めていたのに、1時間も勉強できないと、モチベーションが下がるものです。
そこで、大枠で学習時間を確保し、今日勉強できなかったら、明日取り戻すという形で学習時間を捉えていました。
又、週単位だけではなく、確定申告の時はどうしても時間が取れませんから、事前に学習時間の貯金を作るようにしていました。
このように学習時間を管理していると、突発的に学習時間が取れなくなってしまっても、リカバリーが可能なので、落ち込まずモチベーションを維持できますよ。
12専門学校の先生に質問をしまくる
私は通信制で勉強しました。そして、周りに受験生はいませんでした。従って、励ましあうような仲間はいませんでした。
その為、時には落ち込んでしまう事もありました。忙しくて勉強できないとき。仕事で落ち込む事があったときなど。
そのようなときは、積極的に講師の先生に質問をしていました。
幸いTACでは質問メールや質問電話という制度があり、やる気が出ないときは、分からなかったところを質問していました。
返答が来ると嬉しいものです。しかも、大抵、頑張ってください!など励ましの言葉を頂けるので随分モチベーションを維持するのに役に立ちました。
勉強する気がわかない時は、講師の先生に質問するのも手ですよ。
13演習問題を解く際の注意事項
さて、実際に試験問題を解くときの心構えをお伝えしたいと思います。
税理士試験だけではなく、他の試験にも対応していると思います。
⑴解答用紙の適切な欄に記入する事
いくら正解が分かっても、書くときに違う場所に書いたら間違いです。
試験委員は間違いなく×を付けます。
特に、問題を飛ばした時は要注意です。
マークシート式の試験で問題を飛ばした時は、もの凄く注意ですね。
その他、税理士試験ですと、解答用紙に指示がある時もあります。
又、解答用紙にヒントが印字されていることがあります。
解答用紙は侮れません。
初めに要チェックです。
又、解答用紙から、解答のヒントが浮かぶこともあります。
ただし、本試験は何があるかわかりません。
私が法人税の試験を受けた時は、ある問題で絶対計算過程を書けないような非常に狭い解答用紙が出ました。
専門学校の解答速報では、ほぼ答えだけが載っていました。
普段は計算過程に点数がある問題です。
そんなこともあります。
⑵問われている事に答える事
問われている事を勘違いしたら、一巻の終わりです。
何を答えているのか、確実に捉えましょう。
私は、必ず、解答要求をマーキングかアンダーラインで強調していました。
普段からのトレーニングが大事です。
普段、問題を解くときもマーキングする癖をつけていました。
これは、仕事でも本当に大事ですね。
お客様に尋ねられていることを的確に捉えて返答する。
試験に受かった後も必要なスキルです。
しかし、中には何を聞かれているのか分からない問題もあります。
そんな時は、一回飛ばして全体の問題の流れを見るのも一つの手です。
そこで、考え込んでしまったら終わりです。
⑶問題用紙をフルに活用する事
問題用紙をフルに使いましょう。計算用紙に、わざわざ転記する必要はありません。問題用紙に印字済みの数字をフルに使いましょう。
問題用紙は、思いっきり汚してよいのです。
私は、問題用紙に積極的に自分なりの記号を記入し、時間短縮を図っていました。
又、飛ばした問題は分かり易いように、"未”と左端に書いたり、後でもう一回チェックしたい問題は”後”と書いたり、解かないと決めた問題は思い切って×を付けたり。色々と工夫しました。
その結果、随分とケアレスミスがなくなり、又時間の短縮化につながりましたよ!
⑷問題文は次のページに続きがないか確認する事
これはそのままですね。
だけど、何回か痛い目に私はあっています(^^;
次のページに、条件が入っていることもあります。
その条件を見落とすと、それだけで不合格確定かもしれません。
とにかく、問題文を見落とさないことが大事です。
14諦めないこと
資格試験の最大のポイントは諦めないこと、ここにつきます。
諦めないためには、自分の中に絶対この資格を受かるんだという強い意志が必要です。
そして、その為には、なぜ、自分はこの資格が必要なのかよく考えることが必要です。
私は、常になぜ税理士を目指すのか考え、ノートにまとめ、自分の考えに間違いがないか考え続けてきました。
私は、凡人であり、失敗を繰り返しながら、それでもあきらめず、やっと合格しました。
だからこそ、働きながら勉強をしている方のお役に立ちたく、noteに自分の勉強法を惜しみなく記載します。
15最後に
受験生の皆様、受験中は辛いこともあると思いますが、目標を忘れず頑張ってください!
合格後、全て報われます。
合格して3年たった今、本当にそう思います。
あなたならできる!
絶対できる!
自分を信じて、頑張って下さい!
応援しています!
16断の章
資格試験に挑むにあたり絶つべき事について記載します。
まず、受験環境を整えるには「断つこと」が必要です。
税理士/CFP 寺坂 誠
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