Fly me to the Moon
その時私は8歳でした。
学校の先生や親たちから「君たちが大人になる頃には宇宙旅行が当たり前になっているだろうね」と言われ、家の近くにロケット基地があってしょっちゅう打ち上げを見ていた私はそれはすぐに達成されるだろうと思っていました。
ロケット基地の縁で、結構早い時期に月の石がやって来て見ることもできましたが、お隣の豚飼いのおばあちゃんは「お月様に行くなんてそんな馬鹿な話があるか。そこいら辺の石を拾って来て見せてるに違いないから、騙されちゃいけないよ。(鹿児島弁を訳すとこうなる)」と言っていました。
そう思った人は世界中にいたみたいで、それをフェイク映像流行りの今日にハリウッドが映画化したというヤツです。
封切りだから多いかな?と思って5分前に入場すると、誰も座っていない。
上映始まっても結局、同世代のおじさんが私を含めて4人だけ。
あの時代のアメリカのファッションや音楽が、格好いいこと!
ネタバレしないように言いませんが、エンタメ映画としてかなり好きな映画でした。