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和牛とホルスタイン

今日「肉用牛の産出額が統計開始以来初めて首位から陥落した。」というニュースが鹿児島県の畜産生産者達に驚きをもたらしました。
統計開始以来一度も譲ってこなかったってのも凄いというか、#どうかしているとしか考えられない気もするのですが、5年に一度開かれる和牛能力共進会で2回連続日本一となって気勢を挙げるJAや生産者にとって、とてつもない打撃に違いありません。

いや、そこまで差はないと思うけど、遠近法って事で

で、和牛王国の鹿児島が負けたのが北海道でした。
「北海道で牛って言ったら乳牛でないかい?」
そう、ちょっと前まで乳牛ばっかりでした。
それがここ数年「北海道産牛肉」というものが定義されて、いわく「乳用種及び乳用種を母とする交雑種で、去勢または未経産の肥育牛であること。牛枝肉取引規格による格付けが2等級相当以上のものとする。」
2等級!
鹿児島黒牛はA5ランクが誇りで、口に入れれば歯が要らないほどに柔らかい脂が溶けてジューシーな・・・そうなんです。
脂っこい肉を極めるべく精進を重ねて来た鹿児島の高級牛達は、たぶん飽きられてしまったに違いないと想像するのです。だって、私がそうだから。

アメリカの文化にサシの入った和牛肉なんか無い

歳取って、脂っこいのが苦手になった説もありますが、我が家では娘達も子供の頃から赤肉が好き。BBQで脂が燃えるのは豚肉は許せても牛は違うでしょ、って文化なんです。(日本人だけど)
さぁ、JAを中心に作り上げて来たサシの入った柔らかい牛肉生産過程が、根本から見直される事態が今目の前にきているのではないでしょうか?
#なんのはなしですか

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