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タイムベースコレクター⑧録画メディア

表紙の写真は手元にあるビデオテープとメディアを並べてみたものです。
左から
HDCAM
DVCPRO HD
miniDV
CompactFlash
SD
micro SD
大きさは違いますが全て60分の映像が記録出来ます。
ちなみにこれ全部デジタルですが、これからお話したいのはアナログの世界です。

テレビではタレントさんがいまだに「VTRスタート」なんて振りをしていますが、今でもVTRを使っている放送局はどれくらいあるでしょうか?
VTRはビデオテープレコーダーの略でテープという磁気メディアに映像と音声を記録する機械の事で、「VTRスタート」とは放送局のスタジオサブ(副調整室)でディレクターがVTR再生担当者に向けて号令する様を真似た言葉です。
スタジオにはスタジオセットと照明、複数のカメラ、複数のマイクがあって

某ローカル局の簡易スタジオ

そこから映像と音声が隣接したサブ(副調整室)に送られます。
サブではどのカメラを選択するか?サイズはどうするか?ディレクターが指示して映像を作っていきます。「1カメさん寄って、2カメさん3ショットに引いてて、はいディゾって、ドン」

某ローカル局の簡易サブ

なんて感じです。
で、取材して来た映像・音声を要領よく簡潔にまとめた(編集)VTRを再生する合図が「VTRスタート」なんですが、今ではVTRなんて使っていません。サブには念のために1台だけ置いてありますが、日頃は電源も入っていません。

買うと数百万円のVTR

日頃は厳重に管理された別の場所にある送出サーバから映像は再生されるので、サブではネットで繋がった送出端末を操作するだけです。

送出端末

話がそれ切ってしまったので、アナログVTRの話は出直します。笑

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